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第1話
しおりを挟む二三〇〇年、突如、世界は謎の力を授かった。
授かった人々は能力者と呼ぶ。
それと、同時にダンジョンと呼ばれるものが、出現した。
その影響で、兵器と呼ばれるものが、使用不可になり、世界の戦争が、収束したかに思われたが、能力者が兵器の代わりとして活躍しだした。
また、各国は能力者を使い、ダンジョンにモンスターがいることが、分かったため、ダンジョンの攻略に乗り出したが、どの国も攻略することが出来なかった。
能力者はS、A、B、C、D、E、F、G、とランク付けされている。
また、噂程度だが、Sランク以上も存在すると、言われている。
この各国の攻略により、世界的にSランク十名、Aランク百名、Bランク千名、Cランク一万名、その他のランク五十万名が死亡した。
世界的に見れば、少なく映るが、能力者を授かった人数からは、大きな損害となった。
各国が、能力者(兵器)を失ったことにより、戦争規模は一時的に縮小し、小競り合い程度になっている。
ここ日本でも、それは変わらず、公式にはSランクは15人となっており、比較的には多いが、先のダンジョン攻略で1名のSランクを亡くし、公式のSランクの人数は14人となっている。
二三一〇年、第一次臨海体制が発令された。
原因は、ダンジョンのモンスターが、外に出てくると、予言されたからだ。
そして、それは現実に起こった。
しかし、予言では、起こること以外は、不明だったため、想定以上の規模となり、世界各国の国をダンジョンからあふれ出たモンスターが、蹂躙した。
人類もやられてばかりではなく、皆が力を合わせて応戦する中、特に活躍したのが、Sランクとなる。
一人で、数千、数万のモンスターを撃退し、その存在感は神のごとくであった。
ただ、モンスターにも、Sランクに匹敵する、または、それ以上の脅威となる存在がいる。
そういった存在は、Sランクが複数名で対処することになる。
そうやって、暫く対処をしていると、終わりが見えてきた。
皆が安堵する中、そいつは突如現れ、Sランクをゴミのように蹴散らしていった。
後に、分かったことだが、そいつの名は《神獣ビェヒモス》といい、ビルより大きな身体に、傷一つ付かない頑丈な皮膚が特徴であった。
各国にも《神獣レビュアタン》や《神獣ババムート》、《大罪の悪魔》、|《美徳の悪魔》もいたらしい。
その場にいる、全てが諦めかけたその時、その人、のちに”最強”と呼ばれる人が現れ、《神獣ビェヒモス》を仲間と共に、倒してしまった。
各国でも、そういった最強と言う名に、ふさわしい人達の出現で、第一次臨海体制は無事、終了し平穏を取り戻した。
「そして、二三二〇年の今年、第二次臨海体制が敷かれようとしている、昔より予言の精度が上がっているが、以前どれほどの規模になるか不明だ」
「先生! この学園の人たちは、どこに配置されるか、分かっているのでしょうか」
「いい質問だ、私たち教師はもちろん、君たち生徒も、複数のダンジョンに班ごとに配置されることになっている、そのため班を作り、班活動をしてきたのだ」
そう、この世界、いや、日本にはダンジョンが複数存在し、どのダンジョンからモンスターが出てくるのか、実際に起きてみないと、分からないのだ。
「私からは以上だ、何かあるやつは? いないようだな、では解散」
そう言って、教師は去っていく。
あぁ、何故、俺はここにいるのか……――
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