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第38話 裏切りと妄執
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「い、急げ!急いであの方に伝えなければ……」
クリム・フォン・アーノルド男爵が御者に向かって叫ぶ。彼を乗せた馬車はべスター城から一路北を目指して走っていた。ベストレームの検問所を出てソシュートに入り、さらにロットン子爵の領地ミクリードへ向かう。と、まもなくソシュートを出るという辺りで、突然馬車が急停車した。
「な、何だ!?どうした!?」
前につんのめりそうになり、何とか席から投げ出されるのを堪えたクリムが怒鳴る。
「も、申し訳ございません。み、道の真ん中に人が立っておりまして」
御者が恐縮しながら言う。
「ええい!通行人など無視して進め!いちいち……何だ?この感覚は……まさか!」
顔色を変えてクリムがキャビンのドアを開ける。馬車を降りて前方を見ると、御者の言った通り道の真ん中に二人の人間が立っていた。長い銀髪の女とまだ少年らしき男だ。護衛の騎士が二人にどくように恫喝しているが、二人はまるで意に介さないといった風にじっとしていた。
「いい加減にせんか!これ以上男爵様の馬車を邪魔するなら力ずくで……」
騎士がそう言った途端、少年が目にも止まらぬ速さで動き、騎士の首に腕を絡めて落馬させる。他の騎士が剣を抜こうとしたその時、それまで閉じられていた女の目がすっと開かれた。
「静かになさい」
女がそう言うと、騎士たちの動きがピタリと止まり、そのまま意識を失ったように次々と馬から落ちる。クリムが震えながら振り向くと、御者もまた気を失っていた。
「こ、これは……」
「やっとお会い出来ましたわね、アーノルド男爵。それとも昔のようにリヒターと呼びましょうか?」
女が微笑みながら、しかし凄まじい怒気を隠そうともせず近づいてくる。
「お、お前……ニケ!?ニケリムか!」
「ええ。覚えていてくれて嬉しいわリヒター。やはりあなたには私の異能は効かないみたいね」
「ど、どうしてこんなところお前が」
「それは私の台詞よ。いつ貴族になったの?私たちと同じ『半端者』が」
冷静な口調だが、ニケの言葉には明らかに怒りが込められている。それを感じ、クリムは唇を噛む。
「お前だって分かってるだろう!この国で、いやこの世界で俺たちのような者が人並みに生きるには力が……後ろ盾が必要だということを!」
「だから教団に戻ったの?私たちを散々苦しめたあいつらに尻尾を振って、宿主を探す代わりに貴族にしてもらったわけ?」
「ああそうだ!俺たちは『天使の羽根』を感じ取ることが出来る。それを教え、文字通り奴らの犬になって生きてきた!そして新たな天使を生むための研究に手を貸し、そこで実績を上げ、今では男爵様だ!何が悪い!やつらに媚を売って、俺は出世した!もう夜中に悪夢にうなされることもない!」
クリム、いやリヒターは泡を飛ばしてまくしたてた。それを聞きながらニケは悲しそうに顔を歪める。
「デビットたちの前でも同じことが言えるの?」
「お前はあいつが好きだったんだよな。だが死んじまったらお終いだ。俺はそんな人生はまっぴらなんだよ!」
「あなただけは……許せない」
ニケがそう言った瞬間、後ろで控えていたフェルムが短剣を構え、風のような速さでリヒターに迫る。が、リヒターは咄嗟にその突進を避け、右手を通り過ぎたフェルムの背中に向けて伸ばした。
「避けなさい!」
ニケが叫び、フェルムはリヒターに背を向けたまま横に素早く動く。が、その脇腹を何かがかすめ、鋭い痛みと共に鮮血が噴出した。
「フェルム!」
「大丈夫だよ姉様、かすっただけだ」
脇腹を押さえ、フェルムが振り返ってリヒターを睨む。
「ほう、いい勘をしてるなニケ。俺の『不可視の矢』に気付くとは。それにその小僧のスピード、それも異能か?」
「そうだ、お前のような教団の犬を狩るためのな!」
フェルムがリヒターを睨みながらその手の動きに目を凝らす。
「あなたを養子としてアーノルド家に出したということは、やっぱりロットン子爵も教団の信徒ね?あなた方が噂に聞く六芒星なのかしら?」
「そこまで知っているか。ますますこのまま帰すわけにはいかなくなったな」
「それはこっちの台詞よ。教団のことを洗いざらい話してもらうわ」
「ええい、こんなことをしている暇はないというのに!ニケ、知りたければ俺と共に来い。もうすぐ教団は世界を制すことになる」
「貴族になって頭がおかしくなったの?リヒター」
「見つけたのだ!ついに宿主をな」
「宿主……『天使の羽根』の……]
「そうだ!奴を手中にすれば大陸全土の信徒が立ち上がり、愚民どもも我らの前に……」
「宿主なら知ってるわ。ミレーヌよ」
「それは過去の話だ!教主様の預言によれば……」
「そうね。ミレーヌは多分もう死んでいるんでしょうね。でもだからこそこんなことはもう終わらせないといけないのよ。教団の狂った夢はもう、ね」
「あれだけの犠牲を無駄にするというのか!ついに俺たちが陽の目を浴び、生きていく世界が創れるのだぞ!」
「それは教団が創る、いえ、創れるものではないわ」
「話を聞け!宿主はエルモンド家の娘だ!さっき見たのだ。間違いない」
「エルモンド家……パンナさんの」
「あの娘がサンクリスト家の嫁になれば奪取が難しくなる。挙式の今日を狙うしかないのだ!お前たちの力を借りれればやれる」
「エルモンド家令嬢が挙式?じゃあおそらく……だけどそこに本物もいたというのは……」
「何をぶつぶつ言っている!俺に協力しろ!」
「そんなことするわけがないでしょう。あなたこそ教団を潰すために協力してもらうわ」
「ならここで死ね!俺は一刻も早く戦力を用意する必要があるのだ!」
リヒターは両手を伸ばし、ニケとフェルムにそれぞれ向ける。
「フェルム、私の後ろに!」
ニケが叫ぶと同時にフェルムが目にも止まらぬ速さで彼女の背後に移動する。
「無駄だ!」
リヒターが叫び、両手をニケの方へ向ける。空気を切り裂くいくつもの音が聞こえ、視界がかすかに歪む。が、ニケはそのまま立ち続けていた。
「何?」
「馬鹿ね。私の『有言実効』があなたに効かなかったのだもの。あなたの異能も私には効かない道理でしょう」
「あの時の干渉か。ちっ、こうなればそのガキだけでも」
「そうはさせ……」
ニケとリヒターがにらみ合っていたその時、いきなり咆哮が聞こえた。獣のような人間の叫びのような、恐ろしい声だ。
「何だあれは!?」
叫び声の方を振り向いたリヒターが顔をしかめる。街道の向こうから何かが猛スピードで近づいてくる。距離が近くなるとそれが四つん這いで走る生き物であることが分かった。
「魔獣……いや獣人族か?」
「いえ、あれは……」
ニケがリヒター同様に顔をしかめる。それに反応したようにフェルムが突進してくるそれに短剣を構えて走り出す。
「待ちなさい、フェルム!」
ニケが叫ぶが、フェルムはあっという間に迫りくるそれと接触し、剣を振るう。が、それはいともたやすく弾き返され、フェルムは吹き飛ばされて宙を舞った。
「フェルム!」
しかしフェルムは空中で体を回転させ、足から無事に着地する。だがその腕からは血が流れていた。
「大丈夫、かすり傷」
フェルムがそう言う間にそれはニケに向かって突進していた。それは明らかに人間の顔をしていた。だがその目は真っ赤に染まり、口には牙が生えている。そして何よりも特徴的なのは背中から生えた羽根だった。
「こいつは!」
リヒターが目を見張る。ニケはその怪物の突進を避け、目を見開いて「止まりなさい!」と叫ぶ。が、怪物は動きを止めず、鋭い爪を振り上げてニケに襲い掛かった。
「異能が効かない?これは……」
「おいニケ!こいつは……」
「見忘れたのリヒター?あの日、教団の施設で見た彼らにそっくりじゃない」
爪を避けながらニケが言う。
「まさか天使の羽根の暴走?いや、そんなはずはない。あれは今エルモンドの娘に」
怪物は攻撃を躱されたのに苛立ったのか、目線をリヒターの方に向け、そちらに走り出す。
「ええい、化け物め!」
リヒターは両手を伸ばし、不可視の矢を放つ。が、命中した感覚は会ったものの、怪物には傷一つ付かなかった。
「こいつ!?」
「今の異能……ゲスナーを殺したのは貴公だったか、アーノルド卿」
焦るリヒターの耳にいきなり声が聞こえ、彼は驚いて振り返る。そこにはいつの間にか一人の男が立っていた。
「何だと?貴様、どうしてここに!?」
驚きの声を上げるリヒターの視線の先に立つその男、コスイナ・チャーチ・アクアットは静かに笑いを浮かべた。
クリム・フォン・アーノルド男爵が御者に向かって叫ぶ。彼を乗せた馬車はべスター城から一路北を目指して走っていた。ベストレームの検問所を出てソシュートに入り、さらにロットン子爵の領地ミクリードへ向かう。と、まもなくソシュートを出るという辺りで、突然馬車が急停車した。
「な、何だ!?どうした!?」
前につんのめりそうになり、何とか席から投げ出されるのを堪えたクリムが怒鳴る。
「も、申し訳ございません。み、道の真ん中に人が立っておりまして」
御者が恐縮しながら言う。
「ええい!通行人など無視して進め!いちいち……何だ?この感覚は……まさか!」
顔色を変えてクリムがキャビンのドアを開ける。馬車を降りて前方を見ると、御者の言った通り道の真ん中に二人の人間が立っていた。長い銀髪の女とまだ少年らしき男だ。護衛の騎士が二人にどくように恫喝しているが、二人はまるで意に介さないといった風にじっとしていた。
「いい加減にせんか!これ以上男爵様の馬車を邪魔するなら力ずくで……」
騎士がそう言った途端、少年が目にも止まらぬ速さで動き、騎士の首に腕を絡めて落馬させる。他の騎士が剣を抜こうとしたその時、それまで閉じられていた女の目がすっと開かれた。
「静かになさい」
女がそう言うと、騎士たちの動きがピタリと止まり、そのまま意識を失ったように次々と馬から落ちる。クリムが震えながら振り向くと、御者もまた気を失っていた。
「こ、これは……」
「やっとお会い出来ましたわね、アーノルド男爵。それとも昔のようにリヒターと呼びましょうか?」
女が微笑みながら、しかし凄まじい怒気を隠そうともせず近づいてくる。
「お、お前……ニケ!?ニケリムか!」
「ええ。覚えていてくれて嬉しいわリヒター。やはりあなたには私の異能は効かないみたいね」
「ど、どうしてこんなところお前が」
「それは私の台詞よ。いつ貴族になったの?私たちと同じ『半端者』が」
冷静な口調だが、ニケの言葉には明らかに怒りが込められている。それを感じ、クリムは唇を噛む。
「お前だって分かってるだろう!この国で、いやこの世界で俺たちのような者が人並みに生きるには力が……後ろ盾が必要だということを!」
「だから教団に戻ったの?私たちを散々苦しめたあいつらに尻尾を振って、宿主を探す代わりに貴族にしてもらったわけ?」
「ああそうだ!俺たちは『天使の羽根』を感じ取ることが出来る。それを教え、文字通り奴らの犬になって生きてきた!そして新たな天使を生むための研究に手を貸し、そこで実績を上げ、今では男爵様だ!何が悪い!やつらに媚を売って、俺は出世した!もう夜中に悪夢にうなされることもない!」
クリム、いやリヒターは泡を飛ばしてまくしたてた。それを聞きながらニケは悲しそうに顔を歪める。
「デビットたちの前でも同じことが言えるの?」
「お前はあいつが好きだったんだよな。だが死んじまったらお終いだ。俺はそんな人生はまっぴらなんだよ!」
「あなただけは……許せない」
ニケがそう言った瞬間、後ろで控えていたフェルムが短剣を構え、風のような速さでリヒターに迫る。が、リヒターは咄嗟にその突進を避け、右手を通り過ぎたフェルムの背中に向けて伸ばした。
「避けなさい!」
ニケが叫び、フェルムはリヒターに背を向けたまま横に素早く動く。が、その脇腹を何かがかすめ、鋭い痛みと共に鮮血が噴出した。
「フェルム!」
「大丈夫だよ姉様、かすっただけだ」
脇腹を押さえ、フェルムが振り返ってリヒターを睨む。
「ほう、いい勘をしてるなニケ。俺の『不可視の矢』に気付くとは。それにその小僧のスピード、それも異能か?」
「そうだ、お前のような教団の犬を狩るためのな!」
フェルムがリヒターを睨みながらその手の動きに目を凝らす。
「あなたを養子としてアーノルド家に出したということは、やっぱりロットン子爵も教団の信徒ね?あなた方が噂に聞く六芒星なのかしら?」
「そこまで知っているか。ますますこのまま帰すわけにはいかなくなったな」
「それはこっちの台詞よ。教団のことを洗いざらい話してもらうわ」
「ええい、こんなことをしている暇はないというのに!ニケ、知りたければ俺と共に来い。もうすぐ教団は世界を制すことになる」
「貴族になって頭がおかしくなったの?リヒター」
「見つけたのだ!ついに宿主をな」
「宿主……『天使の羽根』の……]
「そうだ!奴を手中にすれば大陸全土の信徒が立ち上がり、愚民どもも我らの前に……」
「宿主なら知ってるわ。ミレーヌよ」
「それは過去の話だ!教主様の預言によれば……」
「そうね。ミレーヌは多分もう死んでいるんでしょうね。でもだからこそこんなことはもう終わらせないといけないのよ。教団の狂った夢はもう、ね」
「あれだけの犠牲を無駄にするというのか!ついに俺たちが陽の目を浴び、生きていく世界が創れるのだぞ!」
「それは教団が創る、いえ、創れるものではないわ」
「話を聞け!宿主はエルモンド家の娘だ!さっき見たのだ。間違いない」
「エルモンド家……パンナさんの」
「あの娘がサンクリスト家の嫁になれば奪取が難しくなる。挙式の今日を狙うしかないのだ!お前たちの力を借りれればやれる」
「エルモンド家令嬢が挙式?じゃあおそらく……だけどそこに本物もいたというのは……」
「何をぶつぶつ言っている!俺に協力しろ!」
「そんなことするわけがないでしょう。あなたこそ教団を潰すために協力してもらうわ」
「ならここで死ね!俺は一刻も早く戦力を用意する必要があるのだ!」
リヒターは両手を伸ばし、ニケとフェルムにそれぞれ向ける。
「フェルム、私の後ろに!」
ニケが叫ぶと同時にフェルムが目にも止まらぬ速さで彼女の背後に移動する。
「無駄だ!」
リヒターが叫び、両手をニケの方へ向ける。空気を切り裂くいくつもの音が聞こえ、視界がかすかに歪む。が、ニケはそのまま立ち続けていた。
「何?」
「馬鹿ね。私の『有言実効』があなたに効かなかったのだもの。あなたの異能も私には効かない道理でしょう」
「あの時の干渉か。ちっ、こうなればそのガキだけでも」
「そうはさせ……」
ニケとリヒターがにらみ合っていたその時、いきなり咆哮が聞こえた。獣のような人間の叫びのような、恐ろしい声だ。
「何だあれは!?」
叫び声の方を振り向いたリヒターが顔をしかめる。街道の向こうから何かが猛スピードで近づいてくる。距離が近くなるとそれが四つん這いで走る生き物であることが分かった。
「魔獣……いや獣人族か?」
「いえ、あれは……」
ニケがリヒター同様に顔をしかめる。それに反応したようにフェルムが突進してくるそれに短剣を構えて走り出す。
「待ちなさい、フェルム!」
ニケが叫ぶが、フェルムはあっという間に迫りくるそれと接触し、剣を振るう。が、それはいともたやすく弾き返され、フェルムは吹き飛ばされて宙を舞った。
「フェルム!」
しかしフェルムは空中で体を回転させ、足から無事に着地する。だがその腕からは血が流れていた。
「大丈夫、かすり傷」
フェルムがそう言う間にそれはニケに向かって突進していた。それは明らかに人間の顔をしていた。だがその目は真っ赤に染まり、口には牙が生えている。そして何よりも特徴的なのは背中から生えた羽根だった。
「こいつは!」
リヒターが目を見張る。ニケはその怪物の突進を避け、目を見開いて「止まりなさい!」と叫ぶ。が、怪物は動きを止めず、鋭い爪を振り上げてニケに襲い掛かった。
「異能が効かない?これは……」
「おいニケ!こいつは……」
「見忘れたのリヒター?あの日、教団の施設で見た彼らにそっくりじゃない」
爪を避けながらニケが言う。
「まさか天使の羽根の暴走?いや、そんなはずはない。あれは今エルモンドの娘に」
怪物は攻撃を躱されたのに苛立ったのか、目線をリヒターの方に向け、そちらに走り出す。
「ええい、化け物め!」
リヒターは両手を伸ばし、不可視の矢を放つ。が、命中した感覚は会ったものの、怪物には傷一つ付かなかった。
「こいつ!?」
「今の異能……ゲスナーを殺したのは貴公だったか、アーノルド卿」
焦るリヒターの耳にいきなり声が聞こえ、彼は驚いて振り返る。そこにはいつの間にか一人の男が立っていた。
「何だと?貴様、どうしてここに!?」
驚きの声を上げるリヒターの視線の先に立つその男、コスイナ・チャーチ・アクアットは静かに笑いを浮かべた。
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