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本編
65 流入経路構築とその報告
しおりを挟む少し時は戻り、リーズレットが北部戦線に向かってマチルダと合流を果たした頃。
ベレイア連邦内を旅する1人の若者がいた。
顔はどこにでもいそうな、とても平凡な顔。服装も奇抜さは無く、どこにでもいる人が普段着として使用していそうなシャツとズボン。
背中に抱えるリュックも世界中どこにでもありそうな、ありふれたデザインな物。
旅人は平凡で普通でどこにでもいそうな男だった。
彼が向かう先はベレイア連邦の南側。グリア共和国との国境付近にある街であった。
旅人は連邦西部にある都市から連邦内を走る乗合魔導車に乗って中央を目指した。首都観光を楽しみ、特産品や料理を味わってから再び乗合魔導車に乗って南下。
連邦南部にあるグリア共和国との国境沿いにある街に到着したら宿を確保。その後、夕方になってから連邦人と共和国人が入り混じって賑わう街を探索し始めた。
故郷を出発する前に渡されたメモを頼りに目的の場所を見つけた。
目的地はスラムの近く、薄暗い路地裏、どこからか聞こえて来る女性の悲鳴……観光客向けの表通りが綺麗に整っていた事もあって、余計に賑やかな街の『裏側』といった雰囲気が際立つ。
普通の人ならば絶対に近づかないような、危険な香りがプンプンする場所に目的地であるバーは存在した。
建物の入り口に掲げられた蛍光掲示板は魔石の効力が切れたのか、久しく光を発していなさそうだ。
旅人はそれを横目にドアを押す。
中も外と同じく薄暗く、カウンターとボックス席がある見た目だけは普通のバーだった。
しかしながら、このバーが普通じゃないと示す最大の理由は客層という一言に尽きる。
カウンターを占拠するモヒカンの者、ボックス席で半裸の女性を抱きながら、下品な声を上げて酒を飲む者。
店の中にいる者は店主であろう初老の男を除いて、とにかく全員のガラが悪い。
「おい、兄ちゃん。飲みに来る場所を間違えてんじゃねえか?」
カウンターに座っていた腕にナイフのようなタトゥーを入れた一人の男がドアを潜った旅人に気付いて言うが、メモを持った旅人は首を振る。
「いいえ、合ってますよ。傭兵団、血濡れの刃のリーダーさん」
旅人にそう言われた男の顔がピクリと反応した。他の席に座っていた男達も反応し、誰もがテーブルの下に片手を潜り込ませた。
恐らく旅人を連邦軍に所属する者、もしくは国の調査員か何かと勘違いしたのだろう。
笑顔を向ける旅人の目が一瞬だけ横を向き、旅人はテーブルの下に手を潜り込ませた男達がハンドガン型魔法銃を握っている事を確認する。
「正解だが、何の用だ?」
血濡れの刃リーダーはグラスの中の酒を飲み干すとバーテンダーの店主におかわりを要求する。
仲間に撃たせるかどうか。それは用件を聞いてから、という事だろう。
酒を注がれ、口にグラスを当てたタイミングで旅人は言った。
「私はただのメッセンジャーですよ。用があるのは……リーズレットという女性。わかりますよね?」
「ブファッ!? ゴホ、ゴホッ!?」
血濡れの刃リーダーはリーズレットという名を聞いた瞬間に酒を噴き出した。
何度も咳をして、旅人に手を向けながら「ちょっと待て」とジェスチャーする。他の席にいた者達も「マジかよ」と声を漏らしたのを旅人は聞き逃さない。
「姉御が……?」
ようやく落ち着きを取り戻した血濡れの刃リーダーは口元を手で拭いながら問う。
「ええ。貴方達にこれを渡せと」
旅人はポケットから1枚の手紙が入った封筒を渡す。
血濡れの刃リーダーは手を震わせながら封筒を受け取り、震えた手で中の手紙を読んだ。
------
(以下、原文ママ)
拝啓、いかがお過ごしですか。
私は元気です。
さて、さっそく本題ですが、この手紙を渡した者から質問された事に関する情報を全て話しなさい。
話さなければ殺しに行きます。彼を害しても殺しに行きます。
彼の指示を全て聞きなさい。
言う通りにしなければ殺します。仕事を全うしなければ殺しに行きます。
それでは、ごきげんよう。また会える日を楽しみにしております。
――リーズレットより
-----
「ファアアアアア!?」
血濡れの刃リーダーは手紙を読んだ瞬間、両目をひん剥いて発狂した。
あの時、連邦首都で目撃した地獄がフラッシュバックしたのだ。泣き叫ぶ連邦軍人、飛び散る血飛沫、ミンチになっていく人の体、メインストリートを大爆発して転がっていく装甲魔導車。
ガタガタと震え始めた体を制御できない。たまらずバーテンダーが持っていた酒瓶を奪い取って一気飲みした。
「おいおい、うるせえな」
トイレに入っていた男が新しく登場し、旅人と血濡れの刃リーダーを交互に見た。他にも震える男達を見て「どうしたんだ?」と不審に思う。
ガタガタ震えながら手紙を差し出す血濡れの刃リーダーから手紙を受け取り、状況が分からぬまま手紙に書かれた文字に目を向ける。
「ファアアアアア!?」
読んだ瞬間、トイレから出てきた男――火グマ団リーダーは目をひん剥いて発狂した後、床へ盛大に尻餅をついた。
「あ、姉御からァァ!?」
「あ、あの、私はメッセンジャーでして」
ガタガタ震えだした悪党傭兵達に戸惑う旅人、自分の立場を改めて伝えると……。
「テメェ、悠長に座ってんじゃねえ!!」
火グマ団のリーダーはボックス席にいた仲間の服を掴んで引っ張り出し、旅人の為に強制的に席を空ける。
テーブルの上にあったおしぼりで席を拭くと、ガタガタ震えた体で腕を懸命に伸ばしながらカチカチと歯を鳴らして笑顔を作った。
「こ、こ、こ、ここに座ってくだせえ!」
メッセンジャーであった旅人の席を用意すると、未だフラッシュバックした恐怖映像で震えあがる血濡れの刃リーダーを強制的に連れて対面に座った。
「あ、姉御は俺達に何をさせようってんですか!?」
旅人の若い男――情報部に所属する軍人は彼等の態度を見て「なるほど」と内心頷いた。
リーズレットが「傭兵達を使え」と容姿や所属している傭兵団の情報を情報部へ与えて、居所を探して接触するよう指示を受けた時は「傭兵など使えるのか」と思ったが、彼等はリーズレットに対してかなり従順のようだ。
今も「何をすれば良いか」などと即聞いてくるあたり、リーズレットの教育が行き届いているように見える。
情報部の軍人はさすがはレディ・マムと納得した。
「ええ、実は連邦と共和国内に流入させたい麻薬がありまして」
情報部の男はポケットから小瓶に入った透明の液体と白い粉の入った紙袋をテーブルの上に置いた。
「できればこれを連邦と共和国の軍人に使わせたいんですよ。勿論、一般人にも売ります」
目的を聞いた2人は相槌を打って置かれた麻薬を手に取った。
麻薬が売られる事自体はそう珍しくない。どの国も多少なりともそういった闇はあるだろう。
連邦だって麻酔薬を麻薬として使うジャンキーはそれなりに存在するし、前線にいる軍人が怪我した際に麻酔薬を使われて故郷に戻ってから同じ麻酔薬を……というケースもよく聞く話だ。
ただ、数十年前に麻薬を製造していた組織が潰れた事もあって現在は連邦内に麻薬販売を専門とする組織はいない。連邦のジャンキー共は国に認可されている麻酔薬を独自に加工して使っているようだ。
彼等に対してリーズレットはその組織になれ、と言いたいのだと2人は理解した。
同時に新しい麻薬の誕生はジャンキー共に歓迎されるだろう、とも言った。
「物は1週間後に到着します。最初は少量で始めますが、将来的な販売計画もブツが届いた時にお見せしますので」
まずは接触を図れたこと、協力してくれることに対して確約を得ただけで情報部としては十分か。
ブツの到着を待ちながら彼等から連邦内の情報を得て報告する業務を平行させようと情報部の男は予定を組んだ。
とりあえず、今日はここまで。またブツが到着次第、ここに来ると言って席を立つ。
「なぁ、このサンプルは使っても良いのか?」
話し合う間に我を取り戻した血濡れの刃リーダーが液体の入った小瓶を持ち上げてそう言うが、
「差し上げますが、使用はオススメしませんよ」
そう言われ、2人のリーダーは顔を見合わせると絶対に自分達は使わないと心に決めた。
-----
「と、ここまでが接触完了の報告です」
「そう、無事に接触できたようで何よりですわね」
ラディア王国を滅ぼしてリリィガーデン王国首都王城へ帰還した日の翌日。
王城にある庭園でガーベラ、コスモス、マチルダの三名と共に朝食後のお茶を楽しむリーズレットはサイモンからの報告を聞いて満足気に頷いた。
順調でなにより、とリーズレットは満足気に頷きながら紅茶を口にする。
「既に製品の運搬は完了しており、彼等の拠点がある街では販売を開始。中毒者相手に浸透しつつあると報告が先日来ました」
やはり真っ先に手を出したのは既に別の薬で中毒となっている者達。次点で怖いもの見たさに手を出した若者達。
「連邦西部では難民が次々に手を出しています。狙い通り、ラディア人を見過ごして連邦に流したのは正解でしたね」
西部ではリーズレットと情報部の狙い通り、連邦へ逃れたラディア人難民が恐怖に負けて麻薬へ手を伸ばした。
彼等は直にタダ飯喰らいのジャンキーとなって、連邦のお荷物となるだろう。
こういった部分から徐々に連邦を蝕んでいくだろうが、国土の広い連邦相手に効果が現れるにはまだ時間は掛かりそうだ。
といっても、連邦はそれでいい。
「共和国はどうかしら?」
「サプライズプレゼントを渡す作戦は成功しました」
何たって次の相手はグリア共和国なのだから。
連邦にいた傭兵団に接触した時と同時期にグリア共和国の新領地、リリィガーデン王国から南東に位置する街――マードック伯爵が支配していた街を目指してリリィガーデン軍の中隊を出撃させた。
部隊には駐屯地を建築する為の建材とサプライズプレゼントを持たせ、元マードック伯爵領地内で堂々と駐屯地建築作業を開始。
その情報を得た共和国軍は彼等を襲った。
リリィガーデン王国軍は早々に撤退。撤退時には持って来た荷物を残して。
今頃、共和国軍は荷物の中にあったサプライズプレゼント――ムサラキソウで作られた麻薬を手にしているだろう。
彼等が使うかどうかは不明であるが、まずは軍の中にブツが入ったという事実が重要だ。
これからラディア王国で起きた凄惨な事件内容を連邦新聞社経由で伝えて彼等に動揺を与える。
この作戦が上手くいった時、サプライズプレゼントを持っている彼等はどうするだろうか?
素行の悪い軍人が多ければいいですわね、と紅茶を楽しむリーズレットは笑った。
もちろん、共和国側に麻薬が流入するルートはこれだけじゃない。加えて、動揺を与える手段も別の方法を用意している。
どちらにせよ、上手くいく……ではなく、上手くいかせるという自信がリーズレットと情報部にはあった。
「来週には傭兵団が連邦側から国境を越えて出荷するとの予定となっております」
「そう。しばらくは静観しましょう。こちらも準備を整えなければなりません」
3ヵ国のうち、1つは消滅した。
残り2つ。国土が極端に狭かったラディア王国と比べて2ヵ国はそこそこ国土も力も持っている。
リリィガーデン王国もそれなりの準備をせねばならないだろう。
紅茶を飲み終えたリーズレットはカップを置くと、サイモンへ再び言葉を告げる。
「売上の10%はちゃんと傭兵団に還元なさい。それと、いつか敵国が販売組織を摘発した時の為に次の候補も探しておくように」
「はい。心得ています」
人は自分に利益が無ければ十分に働かない。これは人も豚も変わらぬ世の真理である。
「売上の残りは生産者達に。それとラディア王国から奪った財産は軍と国で使いなさい。私には不要です」
「よろしいのですか?」
金の使い道に首を傾げたのはガーベラだった。リーズレットはそんな彼女にニコリと笑う。
「ええ。今は十分不自由なく過ごせておりますわ。例の新兵器を私から買うお金もいりませんわよ。別に欲しい物があるので、そちらを希望しますわ」
「別の物ですか? それは構いませんが、お姉様にも働いた分は払いたく思います。これは私個人の意見ではなく、女王としての意見です」
レディ・マムに甘えているだけではよくない。彼女が働くのであれば、ちゃんと対価は払う事が国の義務であるとガーベラは言った。
「急いで私に還元しなくてもよくってよ。そうですわね、共和国を滅ぼしたら少し貰おうかしら」
それまではリリィガーデン王国の国民に対して使えと彼女は言った。
3ヵ国同時の戦線で減った軍人、国全体の人口を元に戻す為にも国民が潤わなければ元通りにはなるまい。
国民達にはバンバン子作りしてもらい、人口増加に貢献してもらわねば。せっかく敵国を滅ぼして空いた土地が無駄になってしまう。
「ガーベラ。貴女も戦争が終わった後の事を考えておきなさい? それが死んだ兵士達に対しての誠意となりますわよ」
「はい、お姉様」
残り2つの敵国がジワジワと病んでいく様を見つめながら、リリィガーデン王国は次の戦線攻略に向けて準備を進めていく。
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