ちーちーのだいぼうけん

ちっちゃなそうさくたい

”ちぃ＝＝・・けて＝＝！！”

とおくからかすかにきこえてきた

”いま　ちぃ～ってきこえなかった？くろ”

ちいをさがしていたおんなのことくろは
かすかにちいのこえをききとった

”あっちだ
いってみよう！”

でもちいはいなかった
かわりに
ふとったふくろうがふきげんそうにきのうえから
おんなのことくろをみている

”ちいちいねこをみませんでしたか？”

”ちちいっていうのかあのねこ
まったくまぎらわしい
ねずみとまちがえたじゃないか・・”

”えったべちゃったんですか？

あぁ～ふくろうのおなかをみてだれもがそうおもったよ

”あんなのだれもたべないわい！　ちいちいうるさいだけだ！”

”それじゃいまどこに？”

”しるもんかい　きっとそこらにおっこちてのびてんだろ
おいらはいそがしんだ　ふほ～ふほぉ”　

そういうとおともたてずに
ふくぶうぶうはくらやみのなかにきえていった