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12章 決戦!魔王との戦闘!
165話死霊団長の部屋で…
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「ん?」
キルが部屋で椅子に座り寛いで茶を飲んでいると突然部屋の隅の空間が裂けた
キルはすぐにローブから鎌を取り出しそれを警戒する様に茶の入ったコップを机に置き、屈んで机の下に隠れた
「わわ!」
「おっと」
「凄いな…」
「朝飯食いたかった~!」
「私はダイエットしてるから朝ごはん無くて良いや」
「ふあ~あ、まだ眠た~い」
「ここが死霊団長さんの部屋ですか…」
沢山の足音と声が聞こえた事にキルはヒヤリとした
(ヤバイな、これじゃ流石に勝てねぇか…なんとかリュートが来るまで…もしくはあいつらのどっちかが来るまで持ちこたえないと…魔王に呼び出され数日経っているんだ。そろそろ来るだろう)
コンコン
(来たか!)
「団長殿、早く出てきてください。魔王様がお呼びです」
(…うぉい!ここで来るなよ!)
キルは嘆息し、すぐさま机を鎌で一刀両断してその間からすぐに駆け出しドアへ手を伸ばした
(後少し…!)
「ぐえ!」
しかし被っていなかったローブのフードの部分を引っ張られドアに手は届かなかった
(…これ、1回は死ぬことを覚悟しないとな)
キルが振り返るとそこには黒いローブを羽織り、白目を向いている男を片手にキルを見ている女性がいた
ドサッ
キルがそこへ落ちると同時に女性はキルの胸ぐらを掴み微笑み掛けると同時にキルは鎌を床に落としてしまった
「次の団長が貴方だとは思いませんでしたよキル」
「…へぇ~、ご生憎様、俺はこうして団長の席に居座っているよ」
ガチャリ
突然ドアが開き、全員がそこへ目を向けた
「おいキル、お前の部下が…何?この状況」
その者は一応ドアを閉じて、サツキ達の方へ体を向けた。その表情は険しくサツキ達を睨んでいたが、その者はシリを見て表情を明るくした
「おお!久し振り!」
「げ!お前は…!」
シリは間が悪そうな顔をしてキルを掴んでいた手を離し、その者はキルへ駆け寄り小声で話し始めた
「よく来てくれたな、ゴレン」
「これはどういう状況なんだ?」
「分からん、だがこいつらを味方に加えれば必ず戦力になる。だからこちらへ取り込める様にしてくれ」
「…お前がそう言うなら…だが本当にそれで良いんだな?」
「ああ、それが良い」
キルがそう言うとゴレンはコクりと頷いた
そして立ち上がりシリと睨み合った
「な、なんですか?」
「あ~……ようこそ対魔王軍本拠地へ」
ゴレンが手を広げながら言うとキルは自分の顔を叩いた
「何を言っているんだよ!…(まだドアの向こうに俺の部下がいるだろうが!)ボソッ…」
「…(あ…しまった!どうする!?)」
「どうするもこうするも何も無いだろ!」
「「あ…」」
キルがつい大声で怒鳴ると2人は苦虫を潰した様な顔をしてシリへ目線を向けた
「え~、まず話して貰えますか?」
シリが苦笑してキル達を見ると同時に駆け足でどこかへ行く足音が聞こえてきた
「あ~…せめてリュートが来「リュートを知ってるのか?」…あ、ああ」
キルの言葉にチルが反応しキルの胸ぐらを掴んで持ち上げた
「リュートは今どこにいる…!」
チルがキッと睨み付け、殴ろうと右手を後ろへ引いて拳を作った
「おいおい、落ち着け!」
「落ち着いてください!」
2人に止められチルは睨みながらも動きを止めた
「ふぅ…ふぅ……そ・れ・で?リュートは?」
「ああ、リュートなら今日か明日辺りに来る筈だ…今は魔王の命令で別の場所にいるが、ギルティからの連絡によるとこちらに向かっているとの事、あそこからここまで来るのに2・3日は掛かる
連絡が来たのは昨日の事だ。速ければもうそろそろここに辿り着く」
コンコン
キルは舌打ちした
「くそっ、もう来やがった…!おい、お前らも手を貸せ、今から魔王軍との総決戦が始まるかもしれない…現在の仲間はここにいるやつ、ギルティとリュート達を除くと後2人だ
一人目の名前はアリウス、幻影魔団の中でも中々強い部類の男で、
二人目はクル、こいつは医療班で俺が知る内の仲間で唯一回復出来る貴重な存在だ
それ以外には仲間はいない
まさか集めるより早くあれが完成するとは思わなかったんだ。すまんな
それよりなんとかリュート達が来るまで持ちこたえるぞ、ここを死守しなければ俺達の負けだ
ここにいるやつだけじゃあいつには勝てない」
「あいつ?」
チルが首を傾げるとキルはコクりと頷いた
「ああ、カオス、魔王だ
ついでに言えばやつの能力は…」
それと同時にドアが中心から灰色へ変わりサラサラと崩れていった
「触れた物質を自由に灰に変える物だ」
キルが言い終わると同時にドアが全て灰へと化した
「キルくん、折角団長にしてあげたのに残念だよ。君には期待していたのに…」
そこにいたのは角を生やした黄緑の髪に赤と青の瞳を持ったレインと同じ位の年齢に見える少年がいた
カオスは口をひきつらせながら青筋を浮かばせ怒りを隠せずにいた
「しかも僕の能力を教えちゃうなんて悪い子だな~…」
「おい、能力ってなんなんだ?」
「人間で言う所のユニークスキルだ」
ゴレンがそう言うとサツキは納得して手を叩いた
「じゃあ、他のお仲間さんはじっくり炙り出すとして君達は…」
「不味い!しゃがめ!」
キルが全員へ命令すると同時に鎌へ手を伸ばして、掴むとカオスの方へ思いきり振りかぶった
カオスはそれを手で防御した
サラサラサラ…
「キルくん、君には絶対に死んで貰うよ」
キルが部屋で椅子に座り寛いで茶を飲んでいると突然部屋の隅の空間が裂けた
キルはすぐにローブから鎌を取り出しそれを警戒する様に茶の入ったコップを机に置き、屈んで机の下に隠れた
「わわ!」
「おっと」
「凄いな…」
「朝飯食いたかった~!」
「私はダイエットしてるから朝ごはん無くて良いや」
「ふあ~あ、まだ眠た~い」
「ここが死霊団長さんの部屋ですか…」
沢山の足音と声が聞こえた事にキルはヒヤリとした
(ヤバイな、これじゃ流石に勝てねぇか…なんとかリュートが来るまで…もしくはあいつらのどっちかが来るまで持ちこたえないと…魔王に呼び出され数日経っているんだ。そろそろ来るだろう)
コンコン
(来たか!)
「団長殿、早く出てきてください。魔王様がお呼びです」
(…うぉい!ここで来るなよ!)
キルは嘆息し、すぐさま机を鎌で一刀両断してその間からすぐに駆け出しドアへ手を伸ばした
(後少し…!)
「ぐえ!」
しかし被っていなかったローブのフードの部分を引っ張られドアに手は届かなかった
(…これ、1回は死ぬことを覚悟しないとな)
キルが振り返るとそこには黒いローブを羽織り、白目を向いている男を片手にキルを見ている女性がいた
ドサッ
キルがそこへ落ちると同時に女性はキルの胸ぐらを掴み微笑み掛けると同時にキルは鎌を床に落としてしまった
「次の団長が貴方だとは思いませんでしたよキル」
「…へぇ~、ご生憎様、俺はこうして団長の席に居座っているよ」
ガチャリ
突然ドアが開き、全員がそこへ目を向けた
「おいキル、お前の部下が…何?この状況」
その者は一応ドアを閉じて、サツキ達の方へ体を向けた。その表情は険しくサツキ達を睨んでいたが、その者はシリを見て表情を明るくした
「おお!久し振り!」
「げ!お前は…!」
シリは間が悪そうな顔をしてキルを掴んでいた手を離し、その者はキルへ駆け寄り小声で話し始めた
「よく来てくれたな、ゴレン」
「これはどういう状況なんだ?」
「分からん、だがこいつらを味方に加えれば必ず戦力になる。だからこちらへ取り込める様にしてくれ」
「…お前がそう言うなら…だが本当にそれで良いんだな?」
「ああ、それが良い」
キルがそう言うとゴレンはコクりと頷いた
そして立ち上がりシリと睨み合った
「な、なんですか?」
「あ~……ようこそ対魔王軍本拠地へ」
ゴレンが手を広げながら言うとキルは自分の顔を叩いた
「何を言っているんだよ!…(まだドアの向こうに俺の部下がいるだろうが!)ボソッ…」
「…(あ…しまった!どうする!?)」
「どうするもこうするも何も無いだろ!」
「「あ…」」
キルがつい大声で怒鳴ると2人は苦虫を潰した様な顔をしてシリへ目線を向けた
「え~、まず話して貰えますか?」
シリが苦笑してキル達を見ると同時に駆け足でどこかへ行く足音が聞こえてきた
「あ~…せめてリュートが来「リュートを知ってるのか?」…あ、ああ」
キルの言葉にチルが反応しキルの胸ぐらを掴んで持ち上げた
「リュートは今どこにいる…!」
チルがキッと睨み付け、殴ろうと右手を後ろへ引いて拳を作った
「おいおい、落ち着け!」
「落ち着いてください!」
2人に止められチルは睨みながらも動きを止めた
「ふぅ…ふぅ……そ・れ・で?リュートは?」
「ああ、リュートなら今日か明日辺りに来る筈だ…今は魔王の命令で別の場所にいるが、ギルティからの連絡によるとこちらに向かっているとの事、あそこからここまで来るのに2・3日は掛かる
連絡が来たのは昨日の事だ。速ければもうそろそろここに辿り着く」
コンコン
キルは舌打ちした
「くそっ、もう来やがった…!おい、お前らも手を貸せ、今から魔王軍との総決戦が始まるかもしれない…現在の仲間はここにいるやつ、ギルティとリュート達を除くと後2人だ
一人目の名前はアリウス、幻影魔団の中でも中々強い部類の男で、
二人目はクル、こいつは医療班で俺が知る内の仲間で唯一回復出来る貴重な存在だ
それ以外には仲間はいない
まさか集めるより早くあれが完成するとは思わなかったんだ。すまんな
それよりなんとかリュート達が来るまで持ちこたえるぞ、ここを死守しなければ俺達の負けだ
ここにいるやつだけじゃあいつには勝てない」
「あいつ?」
チルが首を傾げるとキルはコクりと頷いた
「ああ、カオス、魔王だ
ついでに言えばやつの能力は…」
それと同時にドアが中心から灰色へ変わりサラサラと崩れていった
「触れた物質を自由に灰に変える物だ」
キルが言い終わると同時にドアが全て灰へと化した
「キルくん、折角団長にしてあげたのに残念だよ。君には期待していたのに…」
そこにいたのは角を生やした黄緑の髪に赤と青の瞳を持ったレインと同じ位の年齢に見える少年がいた
カオスは口をひきつらせながら青筋を浮かばせ怒りを隠せずにいた
「しかも僕の能力を教えちゃうなんて悪い子だな~…」
「おい、能力ってなんなんだ?」
「人間で言う所のユニークスキルだ」
ゴレンがそう言うとサツキは納得して手を叩いた
「じゃあ、他のお仲間さんはじっくり炙り出すとして君達は…」
「不味い!しゃがめ!」
キルが全員へ命令すると同時に鎌へ手を伸ばして、掴むとカオスの方へ思いきり振りかぶった
カオスはそれを手で防御した
サラサラサラ…
「キルくん、君には絶対に死んで貰うよ」
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