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2章 復讐の土台作り
12話 復讐と魔力・中級編
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その日の夜、皆が寝静まった頃、レンゼは外に出た
「魔力…無いのか?」
レンゼは首を振った
(だとしたら生きてはいない事になる。魔力はある、ある筈なんだ…だとしたらなんで…)
「明日には…分かるか…」
星空を見上げて目を細めた
(母さん、がんばるからね…)
レンゼは溜め息を吐くと準備運動をし始めた
(魔力は明日にして体を鍛えておこう)
準備運動を終わらせると村の周りを走り始めた
それが終わると少し休憩を挟んで今度は腕立て伏せ、腹筋、背筋、スクワットを100回ずつやって、反復横跳びを300回、そして体幹を2分すると休憩を挟んだ
(予想以上に出来たな…)
息を切らしてアリサの家の壁に凭れると空を見上げた
(ストレッチでもするか)
数分ほど掛けてストレッチをし終わると空を見上げた
月がもうすぐ頂点に達しそうになっていて、レンゼは深呼吸をした
(もう一回やってみるか)
レンゼは目を瞑ってから再び心臓に意識を集中して、そこから体中に広がる様に意識を分散させていく
(よし…熱が出始めた…)
そこで目を開けて丹田を見る
(変化なし…)
溜め息を吐いて項垂れた
その後、夜が更けて、月が沈み始めた頃、レンゼは家に戻っていった
ガチャ
「どこに行ってたの?」
部屋に戻った時、突然声を掛けられ振り向くとアリサが立っていた
「アリサ?」
「どこに行ってたの?」
「どこでもないよ…」
レンゼがベッドに向かうと、持ち上げられた
「本当の事を言わないと…」
「言わないと?」
レンゼが振り返るとアリサはニコッと笑った
「擽るわよ「言います」」
レンゼは溜め息を吐いた。それと同時に降ろされてお互いの目を見詰める
「これを聞いたら命が危険に晒されるかもしれないんだぞ?」
「何いってるの! もう家族みたいなものなんだから教えてくれても良いじゃない! 命の危険がなんだって言うのよ!」
アリサがむきになって怒鳴るとレンゼは深呼吸をした
「復讐…」
「復讐?」
「ああ、俺の家族を殺して家を焼き払った奴らに復讐をするんだ」
「それでなんで命が危険に晒されるの?」
「あいつらはあの方って言ってたんだ。つまりあいつらの上に誰かがいて、その部下が何人いるかもどこにいるかも分からない…だから…だからこの話を聞かれたら殺しに来るかもしれない…」
レンゼが俯くとアリサはレンゼをぬいぐるみの様に抱き締めた
「大丈夫よ!」
「なんで?」
「だって考えてみてよ! レンゼみたいな小さいマメみたいな子供に何が出来るって言うの?」
アリサの言葉に一瞬怒りそうになったが抑えた
「復讐……俺は復讐のためなら例え腕でも足でもこの命でも捨てる気でいる……って言っても復讐を果たすまで死ぬつもりは無いけどな」
ニコッと笑うと背伸びをしてポンポンとアリサの頭を叩いた
「ほら、もう夜も遅いんだ。寝るよ」
微笑んで見せるとベッドにボフンッと飛び乗った
「おやすみ…」
レンゼが目を閉じると突然後ろから抱き着かれた
「絶対にそんな事させないからね」
「ああ、がんばれよ」
そして眠りに着いた
「ふぁ~あ…おはよ~」
レンゼは目を擦ってアリサの腕を退ける時に気が付いた
(筋肉痛かよ…まじで痛い…)
レンゼは痛む腕と足を使ってベッドを降りると痛みを隠しながら南京錠を解錠し、階段を再び降りていく
「マ行マ行…まだ先だな」
レンゼは足を階段につける度ピタ…ピタ…と鳴る音を聞きながら本棚を見ていく
「あった…マ行だ…昨日の続きは…あった」
その本には大きく『魔力の基本・中級編』と書かれていた
それを読んで行くと魔力の使い方と属性、種類が書かれていて、その使い分け方等が書かれていた
パタンッ
(分かってきた…確認してみよう
魔力を使うには身体の生命力を把握しなければならない…自分の体力と精神力だ
そして属性は3つあり、破壊、治癒、創造がある
種類には流す力と受ける力がある
使う時、まずは魔力を練り上げる。練り上げ方は体力を全身に張り巡らせる。所謂全身に力を込める事だ
そして力を込めると自分の身体の中心に意識を集中させる。その時に力を込めているがなぜか抜けていき中心に向かっていく感覚があれば成功だ
後はその中心に集まった魔力を掌から出すように念じると、腕から徐々に掌に魔力が流れていき、掌から外に赤い煙が出ていく
今回は魔力をただ出すだけなので掌から徐々に力が抜けていく感覚に陥るだけだ
しかしそれにイメージを重ねて魔方陣に魔力を通すと現象が起きる
例えば火をイメージすれば火を、風をイメージすれば風を出す。火や風など、攻撃に使えそうな物が破壊属性
そして治癒の場合は流す力と受ける力を使い分けないといけない
治癒属性には自然治癒力を促進させる(流す力)と自らの魔力を自然治癒力の代わりにして癒す(受ける力)がある
自然治癒力を促進させるには身体の栄養や体力がそこそこないと体力が枯渇して死ぬ(傷や怪我によって必要体力は変わってくる)。これは1度に治す場合であり、何度かに分けて治すと体力の少ない者でも治す事が可能
魔力を代わりにして癒す力は直接、治す相手に触れなければならない。自分の魔力を流し込み、それをその者の自然治癒力(治そうとする力)に見立てて流す
すると魔力が相手の自然治癒力に変わり、傷を治す。この場合は体力は殆ど要しない
最後に創造
これはあまり解明されていないが主に錬金術に使われる事がある
流す力は使う属性によるが小川の様な流れをイメージすると良い
受ける力は与える力同様。例えば攻撃を受ける際に魔力で防御をするのは勿論、他人へ直接触れて魔術を使うのもこの受ける力に値する…
こんな所かな)
レンゼは本を直すと階段を登っていった
「おはよう、レンゼくん」
「おはようございます。アレスさん」
ペコッとお辞儀をするとアレスは昨日と同じ様に笑う
「悪いけどアリサを起こしてくれないかな?」
「はい、わかりました」
もう一度ペコリとお辞儀をして部屋に向かった
「アリサ、アリサ」
「ん~? 朝~?」
「そうだよ、起きろ」
「後、10分~」
レンゼは辺りをキョロキョロ見回して誰もいない事を確認するとアリサの耳元で囁いた
「復讐」
「ダメよ!」
突然飛び起きたアリサに驚いたがすぐに元の表情に戻した
「それじゃあ行くよ」
「あれ? ねえ待ってよ!」
リビングに向かうレンゼをアリサは慌てて追い掛ける
「ほら! 逃げないでよ!」
レンゼを持ち上げると同時にアリシアがレンゼ達を見て笑った
「こうやって見るとなんだか姉弟みたいね~」
「「え?」」
「ほらほら朝ご飯よ~、椅子に座って~」
レンゼ達が椅子に座ると合掌した
「「「「戴きます」」」」
すぐに食べ終わったレンゼはすぐに席を立った
「失礼します」
レンゼは外に出て焼かれた家の地下室に向かった
(おかしい…あの本が造られた年は西暦1250年、つまり最低でも400年近くあの地下室の物が経っている筈なんだ)
レンゼは子供部屋のあった場所に来て、板を外した
「たしかあの壺は…あった!」
レンゼは再びその壺の蓋に貼られた紙を見た
『西暦834年』
(やっぱり! それじゃあここの物は昔の物だったんだ! …それじゃあなんでこんなに綺麗なままなんだ?)
レンゼは埃の積もった部屋の中を外から射す光だけで、部屋が綺麗な理由を探し始めた
「魔力…無いのか?」
レンゼは首を振った
(だとしたら生きてはいない事になる。魔力はある、ある筈なんだ…だとしたらなんで…)
「明日には…分かるか…」
星空を見上げて目を細めた
(母さん、がんばるからね…)
レンゼは溜め息を吐くと準備運動をし始めた
(魔力は明日にして体を鍛えておこう)
準備運動を終わらせると村の周りを走り始めた
それが終わると少し休憩を挟んで今度は腕立て伏せ、腹筋、背筋、スクワットを100回ずつやって、反復横跳びを300回、そして体幹を2分すると休憩を挟んだ
(予想以上に出来たな…)
息を切らしてアリサの家の壁に凭れると空を見上げた
(ストレッチでもするか)
数分ほど掛けてストレッチをし終わると空を見上げた
月がもうすぐ頂点に達しそうになっていて、レンゼは深呼吸をした
(もう一回やってみるか)
レンゼは目を瞑ってから再び心臓に意識を集中して、そこから体中に広がる様に意識を分散させていく
(よし…熱が出始めた…)
そこで目を開けて丹田を見る
(変化なし…)
溜め息を吐いて項垂れた
その後、夜が更けて、月が沈み始めた頃、レンゼは家に戻っていった
ガチャ
「どこに行ってたの?」
部屋に戻った時、突然声を掛けられ振り向くとアリサが立っていた
「アリサ?」
「どこに行ってたの?」
「どこでもないよ…」
レンゼがベッドに向かうと、持ち上げられた
「本当の事を言わないと…」
「言わないと?」
レンゼが振り返るとアリサはニコッと笑った
「擽るわよ「言います」」
レンゼは溜め息を吐いた。それと同時に降ろされてお互いの目を見詰める
「これを聞いたら命が危険に晒されるかもしれないんだぞ?」
「何いってるの! もう家族みたいなものなんだから教えてくれても良いじゃない! 命の危険がなんだって言うのよ!」
アリサがむきになって怒鳴るとレンゼは深呼吸をした
「復讐…」
「復讐?」
「ああ、俺の家族を殺して家を焼き払った奴らに復讐をするんだ」
「それでなんで命が危険に晒されるの?」
「あいつらはあの方って言ってたんだ。つまりあいつらの上に誰かがいて、その部下が何人いるかもどこにいるかも分からない…だから…だからこの話を聞かれたら殺しに来るかもしれない…」
レンゼが俯くとアリサはレンゼをぬいぐるみの様に抱き締めた
「大丈夫よ!」
「なんで?」
「だって考えてみてよ! レンゼみたいな小さいマメみたいな子供に何が出来るって言うの?」
アリサの言葉に一瞬怒りそうになったが抑えた
「復讐……俺は復讐のためなら例え腕でも足でもこの命でも捨てる気でいる……って言っても復讐を果たすまで死ぬつもりは無いけどな」
ニコッと笑うと背伸びをしてポンポンとアリサの頭を叩いた
「ほら、もう夜も遅いんだ。寝るよ」
微笑んで見せるとベッドにボフンッと飛び乗った
「おやすみ…」
レンゼが目を閉じると突然後ろから抱き着かれた
「絶対にそんな事させないからね」
「ああ、がんばれよ」
そして眠りに着いた
「ふぁ~あ…おはよ~」
レンゼは目を擦ってアリサの腕を退ける時に気が付いた
(筋肉痛かよ…まじで痛い…)
レンゼは痛む腕と足を使ってベッドを降りると痛みを隠しながら南京錠を解錠し、階段を再び降りていく
「マ行マ行…まだ先だな」
レンゼは足を階段につける度ピタ…ピタ…と鳴る音を聞きながら本棚を見ていく
「あった…マ行だ…昨日の続きは…あった」
その本には大きく『魔力の基本・中級編』と書かれていた
それを読んで行くと魔力の使い方と属性、種類が書かれていて、その使い分け方等が書かれていた
パタンッ
(分かってきた…確認してみよう
魔力を使うには身体の生命力を把握しなければならない…自分の体力と精神力だ
そして属性は3つあり、破壊、治癒、創造がある
種類には流す力と受ける力がある
使う時、まずは魔力を練り上げる。練り上げ方は体力を全身に張り巡らせる。所謂全身に力を込める事だ
そして力を込めると自分の身体の中心に意識を集中させる。その時に力を込めているがなぜか抜けていき中心に向かっていく感覚があれば成功だ
後はその中心に集まった魔力を掌から出すように念じると、腕から徐々に掌に魔力が流れていき、掌から外に赤い煙が出ていく
今回は魔力をただ出すだけなので掌から徐々に力が抜けていく感覚に陥るだけだ
しかしそれにイメージを重ねて魔方陣に魔力を通すと現象が起きる
例えば火をイメージすれば火を、風をイメージすれば風を出す。火や風など、攻撃に使えそうな物が破壊属性
そして治癒の場合は流す力と受ける力を使い分けないといけない
治癒属性には自然治癒力を促進させる(流す力)と自らの魔力を自然治癒力の代わりにして癒す(受ける力)がある
自然治癒力を促進させるには身体の栄養や体力がそこそこないと体力が枯渇して死ぬ(傷や怪我によって必要体力は変わってくる)。これは1度に治す場合であり、何度かに分けて治すと体力の少ない者でも治す事が可能
魔力を代わりにして癒す力は直接、治す相手に触れなければならない。自分の魔力を流し込み、それをその者の自然治癒力(治そうとする力)に見立てて流す
すると魔力が相手の自然治癒力に変わり、傷を治す。この場合は体力は殆ど要しない
最後に創造
これはあまり解明されていないが主に錬金術に使われる事がある
流す力は使う属性によるが小川の様な流れをイメージすると良い
受ける力は与える力同様。例えば攻撃を受ける際に魔力で防御をするのは勿論、他人へ直接触れて魔術を使うのもこの受ける力に値する…
こんな所かな)
レンゼは本を直すと階段を登っていった
「おはよう、レンゼくん」
「おはようございます。アレスさん」
ペコッとお辞儀をするとアレスは昨日と同じ様に笑う
「悪いけどアリサを起こしてくれないかな?」
「はい、わかりました」
もう一度ペコリとお辞儀をして部屋に向かった
「アリサ、アリサ」
「ん~? 朝~?」
「そうだよ、起きろ」
「後、10分~」
レンゼは辺りをキョロキョロ見回して誰もいない事を確認するとアリサの耳元で囁いた
「復讐」
「ダメよ!」
突然飛び起きたアリサに驚いたがすぐに元の表情に戻した
「それじゃあ行くよ」
「あれ? ねえ待ってよ!」
リビングに向かうレンゼをアリサは慌てて追い掛ける
「ほら! 逃げないでよ!」
レンゼを持ち上げると同時にアリシアがレンゼ達を見て笑った
「こうやって見るとなんだか姉弟みたいね~」
「「え?」」
「ほらほら朝ご飯よ~、椅子に座って~」
レンゼ達が椅子に座ると合掌した
「「「「戴きます」」」」
すぐに食べ終わったレンゼはすぐに席を立った
「失礼します」
レンゼは外に出て焼かれた家の地下室に向かった
(おかしい…あの本が造られた年は西暦1250年、つまり最低でも400年近くあの地下室の物が経っている筈なんだ)
レンゼは子供部屋のあった場所に来て、板を外した
「たしかあの壺は…あった!」
レンゼは再びその壺の蓋に貼られた紙を見た
『西暦834年』
(やっぱり! それじゃあここの物は昔の物だったんだ! …それじゃあなんでこんなに綺麗なままなんだ?)
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