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3章 旅の始まり
28話 ハンス家到着
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「切符拝見を致します」
どこから現れたのか分からない車掌に驚きながら、切符を見せた
パチンッ
切符に何かを押されて車掌は消えた
「なんだあいつ…」
「知らないの? 車掌さんはいつもああやって現れて消えていくのよ」
「へぇ~」
レンゼは再び窓の外の景色を眺め始めた
レンゼの故郷と違って汽車の路線沿いに道が造られている
(この辺りも綺麗だな…)
そんな事を考えていると突然揺すられた
「降りるわよ!」
「あ? ああ、ごめん」
レンゼとシルビアは汽車を降りて駅の外に向かって進んで行った
「やっと戻ってこれた! セントラル!」
「それで? お前の家は?」
シルビアは突然黙り込んだ
「まさか忘れたんじゃ無いだろうな?」
「…忘れてないわよ! ほら! 行きましょ!」
怒りながら手を引っ張られて付いていく
数分後…
「ここよ!」
「おお! 意外とお嬢様だったんだな」
「ふふん! これこそ我がハンス家の実家よ!」
レンゼ達は現在、とても豪華な邸の門の前にいる
色とりどりの花が咲く庭園、その少し奥に見える小さな女神像の噴水とそこから続く小川が緩やかに流れている
小川の上には白い橋が建てられていて、いかにも邸と言った感じだった
「それで? どうやって入るんだよ」
「ふっふっふっ…それはこうするのよ!」
ガシャガシャガシャン!
突然門をガシャガシャ揺らし始めた
「おい! 誰だ!」
音を聞き付けて来た黒く、胸の所にお互いの尾を口にしている2匹の龍が無限を描いているロゴが右胸の辺りに付いている軍服を着込んだ男が機関銃を持って走ってきた
「私よ! シルビア=ハンス!」
「少々お待ちを…」
男が耳に手を当てて無線で誰かと話している様だ
(異世界って文明が遅れてるんじゃ…これじゃあ殆ど同じじゃないか…)
「確認が取れました。どうぞお帰りなさいませシルビアお嬢様」
そして2人は中に招かれて入っていった
「シルビア様、まずはお父様にお会いになさってください…」
軍服を着込んだ男は少し大きめのドアの前で右手を額に当ててビシッと敬礼をした
ガチャ!…チャキチャキチャキ!
銃口がレンゼ達に向けられると同時に目の前に立っていた少し細めの男がこちらに振り向いた
「観念しろ! にせも…シルビア!」
「お父様! 会いたかった!」
2人がお互いを抱き締めている最中もレンゼにはしっかりと銃口が向けられていて、咄嗟に両手を頭の後ろに回していた
(しっかりしてるな…ここの軍兵?はこいつと違って…)
少佐と名乗っていた男の顔をチラリと見た
男は未だに気絶している様で全く何も話さない
(そう言えば話せないようにしたんだっけ? 別に良いや)
そして2人の会話が終わるのを見守ると男はレンゼに近寄ってきた
「あんたが娘を拐った犯人か? …と言っても『違う』って答えるだろうがな」
「それはそうだろ? 本当にやってないんだから。俺はそいつを助けてやった立場なの! 分かる?」
「ふっ、罪人の戯言など聞くか。おい、連れていけ」
「「「はっ!」」」
レンゼは背中に銃を突き付けられ連れていかれそうになる
「おい! 俺がその気になればそいつを犯す事だって殺すことも可能だった筈だ。それをせずにお前の元に送り返した。それでも罪人だって言うのか?」
「大方逃げられこの邸の前に来た時に軍兵に見つかり付いて来ただけだろ? 今度こそ連れていけ」
レンゼは抵抗しようとしたが銃口を向けられ、嘆息して軍兵に案内されながら付いていった
階段を幾つか降りて行くと金属のドアが1つあった
「ここに入ってろ!」
ドスッ!
蹴られて中に入る。その前にあの少佐が没収されていて、手錠まで掛けられているのでレンゼは舌打ちをした
そしてそのまま手を天井に縛り付けられ、足も枷で繋がれて嘆息した
(このままじゃここで殺される可能性も拷問される可能性もある。今使えるのはこのポケットに入れていたチョーク位か…逃げるか? それならあいつらと同じ道を辿るだけだ。それこそ誰にも頼れなくなる。今はそれは困る
せめてあいつらの居場所が割り出せたらだな…)
レンゼは大人しくその窓の無い密閉された部屋に閉じ込められる事にした
どこから現れたのか分からない車掌に驚きながら、切符を見せた
パチンッ
切符に何かを押されて車掌は消えた
「なんだあいつ…」
「知らないの? 車掌さんはいつもああやって現れて消えていくのよ」
「へぇ~」
レンゼは再び窓の外の景色を眺め始めた
レンゼの故郷と違って汽車の路線沿いに道が造られている
(この辺りも綺麗だな…)
そんな事を考えていると突然揺すられた
「降りるわよ!」
「あ? ああ、ごめん」
レンゼとシルビアは汽車を降りて駅の外に向かって進んで行った
「やっと戻ってこれた! セントラル!」
「それで? お前の家は?」
シルビアは突然黙り込んだ
「まさか忘れたんじゃ無いだろうな?」
「…忘れてないわよ! ほら! 行きましょ!」
怒りながら手を引っ張られて付いていく
数分後…
「ここよ!」
「おお! 意外とお嬢様だったんだな」
「ふふん! これこそ我がハンス家の実家よ!」
レンゼ達は現在、とても豪華な邸の門の前にいる
色とりどりの花が咲く庭園、その少し奥に見える小さな女神像の噴水とそこから続く小川が緩やかに流れている
小川の上には白い橋が建てられていて、いかにも邸と言った感じだった
「それで? どうやって入るんだよ」
「ふっふっふっ…それはこうするのよ!」
ガシャガシャガシャン!
突然門をガシャガシャ揺らし始めた
「おい! 誰だ!」
音を聞き付けて来た黒く、胸の所にお互いの尾を口にしている2匹の龍が無限を描いているロゴが右胸の辺りに付いている軍服を着込んだ男が機関銃を持って走ってきた
「私よ! シルビア=ハンス!」
「少々お待ちを…」
男が耳に手を当てて無線で誰かと話している様だ
(異世界って文明が遅れてるんじゃ…これじゃあ殆ど同じじゃないか…)
「確認が取れました。どうぞお帰りなさいませシルビアお嬢様」
そして2人は中に招かれて入っていった
「シルビア様、まずはお父様にお会いになさってください…」
軍服を着込んだ男は少し大きめのドアの前で右手を額に当ててビシッと敬礼をした
ガチャ!…チャキチャキチャキ!
銃口がレンゼ達に向けられると同時に目の前に立っていた少し細めの男がこちらに振り向いた
「観念しろ! にせも…シルビア!」
「お父様! 会いたかった!」
2人がお互いを抱き締めている最中もレンゼにはしっかりと銃口が向けられていて、咄嗟に両手を頭の後ろに回していた
(しっかりしてるな…ここの軍兵?はこいつと違って…)
少佐と名乗っていた男の顔をチラリと見た
男は未だに気絶している様で全く何も話さない
(そう言えば話せないようにしたんだっけ? 別に良いや)
そして2人の会話が終わるのを見守ると男はレンゼに近寄ってきた
「あんたが娘を拐った犯人か? …と言っても『違う』って答えるだろうがな」
「それはそうだろ? 本当にやってないんだから。俺はそいつを助けてやった立場なの! 分かる?」
「ふっ、罪人の戯言など聞くか。おい、連れていけ」
「「「はっ!」」」
レンゼは背中に銃を突き付けられ連れていかれそうになる
「おい! 俺がその気になればそいつを犯す事だって殺すことも可能だった筈だ。それをせずにお前の元に送り返した。それでも罪人だって言うのか?」
「大方逃げられこの邸の前に来た時に軍兵に見つかり付いて来ただけだろ? 今度こそ連れていけ」
レンゼは抵抗しようとしたが銃口を向けられ、嘆息して軍兵に案内されながら付いていった
階段を幾つか降りて行くと金属のドアが1つあった
「ここに入ってろ!」
ドスッ!
蹴られて中に入る。その前にあの少佐が没収されていて、手錠まで掛けられているのでレンゼは舌打ちをした
そしてそのまま手を天井に縛り付けられ、足も枷で繋がれて嘆息した
(このままじゃここで殺される可能性も拷問される可能性もある。今使えるのはこのポケットに入れていたチョーク位か…逃げるか? それならあいつらと同じ道を辿るだけだ。それこそ誰にも頼れなくなる。今はそれは困る
せめてあいつらの居場所が割り出せたらだな…)
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