復讐の慰術師

紅蓮の焔

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5章 友人達の大騒動

46話 女

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(こいつ…何を企んでる…)
笑みを浮かべて向かってくる女性に気味悪さを感じながらその目を見詰めていた
「貴方と貴方…」
女性は順番にレンゼとアベルを指差した
「1つだけ、このまま生き残れる道を教えてあげても良いけど?」
(…なんで俺とアベルなんだ? 脅迫するならあの親子? の方がやり易いだろ…)
レンゼがそんな事を考えている隙にアベルは顔を上げていた
「その方法…知りたい?」
ニヤッと笑い、顔を近付けて来る女に対してレンゼは表情を全く変えない
?」
今度は強く言われたのでレンゼは一応頷いた
「それはね…」
レンゼとアベルは女の顔をジーっと見た
「私の性奴隷となれば売らずに置くわ…」
艶かしく放つその言葉に驚きの表情を浮かべてアベルの顔を見た
アベルもレンゼを見ていて目が合うと気不味くなりすぐに目を逸らした
「さ、どうするの? このまま私の性奴隷になるか奴隷として売られるか…この2択よ」
レンゼは息を大きく吸った   ポキッ…
「分かった…その申し出、引き受けよう」
「お、おい! レンゼ!」
「五月蝿い! あんたは黙ってて!」
アベルは男達に連れて行かれ、その時、レンゼを強く睨んでいた
「代わりにこの縄を解いてくれないか?」
「その代わり縄を解いた後、この場で私を抱いて…」
「良いだろう」
女は縄を解くとレンゼの膝の上に乗ってその少しだけ膨らんだ胸をくっ付けて顔を紅潮させ、目をトロンッとさせる
「それじゃあ早速…」
目を瞑って口付けをしようとする女を少し押し返すと同時に口から先程折ったチョークを取り出し、サッと後ろに隠した
「どうしたの?」
「ヤるならすぐにでも始めようぜ?」
レンゼはニヤッと笑って見せると女は顔を更に紅潮させてよだれを垂らした
「そ、そうね…」
そして女が服を脱ぎ始めると、レンゼは手でよだれを拭き取り素早く床に魔術式を画いた
「悪い、やっぱ無理だわ」
「え?」
そしてレンゼの背中の後ろが青く発光した

ドッ!

レンゼの腹を貫通して女の脚に針が突き刺さった
「な、何を…」
「おっと…後ろの奴らに邪魔をされたく無いんでね…」
もう1つ画いていた魔術式に魔力を通して女の後ろに壁を造り上げるとレンゼは腹に刺さった針を折りつつ立ち上がった
「な、何で…す、捨て…るの…?」
「俺には待たせてる女がいるからな…こんな所でお前とするつもりも無いし売られるつもりも無い。俺はただ逃げる為にお前を利用しただけだ」
レンゼは隣にいた親子の縄を解いた
「お怪我は無いですか?」
「あ、ああ! ありがとう!」
「お兄ちゃんありがと!」
「本当にありがとうございます!」
親子3人から礼の言葉を言われて、少しいい気分に浸った所で振り向いた
「さて、これからお前をどうしてくれようか? ん? 娼館に売ってやろうか? 毎日毎日気持ち悪い男達に犯される不安に耐えながら一生を暮らせるんだぜ? 良かったな~」
今度は悪どい笑いを浮かべるレンゼは涙を溜める女が逃げようとするが先程の魔術式に手を伸ばして魔力を通す
先程より固くは無いが動きを鈍らせる位には丁度良い固さとなっている

ズドッ! パキッ

「さて、お前みたいな性欲の強い奴はとっとと気持ち悪い奴らに犯させるってのも1つの手だな…くっくっくっくっ…」
「ひっ…お、お許しください! なんでもしますので!」
女が泣いて懇願し始めたのでレンゼは立ち上がり、壁に魔術式を画くと壁を小さく爆発させ大人が1人入れる程度の穴を空けた
「貴方達は出てください。これからは少しお子さんに聞かせられない内容となりますので…」
その言葉に両親は黙り込んだ
「「…分かりました」」
そして女の子を連れてその場から走り去った
「なんでもするって?」
「は、はい! 貴方様の為になんでも!」
「だったら今すぐさっきの奴を連れてこい。話はそれからだ。逃げたら地の果てでも追い掛けて気持ち悪い男共にヤらせるからな?」
「は、はい!」
女は恐怖に満ちた顔で慌てて穴から正面に回りアベルを、そして男達を連れて戻ってきた
全員が中に入ると男達は囲むようにしてレンゼに銃口を向けた
「残念だったね~、あんたも少しやるようだけどこの男共に勝てる筈無いだろう? 今の内なら勘弁してやる。もう一度聞こう。私の性奴隷になるか?」
「は? 何言ってんの? お前はもう詰んでんだよ」
レンゼは先程女が外に出た後、壁に画いて置いた魔術式をチラリと見た
「終わりだ」

ドンッ!

後ろで爆発音が鳴り響き、男達は慌てて振り返る
すると木片が顔に突き刺さり絶命数人、転げ回っている者数人、そして生きてはいるが瀕死の者が数人
「さて、もう一度聞こう。そいつを解放してくれるな?」
「は、はいぃぃぃ!」
女はアベルをレンゼに突き出した
「まさかこれを全部計算して?」
「いや、あの質問された時、使えるな~って思っただけで計算はしていない」
「あっ…そうなんだ…」
そして2人は床にひれ伏している女を見下す
「レンゼ、こいつの後始末どうする? こいつは俺らを性奴隷にするやらなんとか言ってたよな?」
「そうだな…こいつの恥辱を曝け出させるか?」
2人は虐める様に女をニヤニヤ笑って見下す
「お、お願いです! お許しくださいぃぃぃ!」
「あ、良いこと考え付いた…」
「なんだ?」
「それはな………だ」
「俺はそれで良いと思う」
アベルが頷くとレンゼは女に頭の高さを合わせた
「朗報だ。恥辱を曝け出させるのは無しになった」
女の顔が希望に満ち溢れた顔になった
「じゃ、じゃあ!」
「だがこのまま逃がすのも俺らとなったら許さねぇ…」
その瞬間女の顔が絶望に戻った
「だからお前には魔術師試験を合格して貰う。それが出来なければ俺の奴隷として一生を尽くして貰う。それで良いな?」
「…は、はい!」
「アベル、今ってあそこ開いてると思うか?」
「ああ、確か1日中開いてた筈だ」
「よし、これからそこに向かうから服を着ろ。着たらすぐにあっちに行くからな」
「はい!」
女はすぐに服を着てレンゼ達に連れて行かれた
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