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14章 帰郷
237話 早朝
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次の日の朝
レンゼが目を覚ますと部屋には誰も居なかった
「あれ? あれ? 皆は!?」
ベッドから降りて部屋から出ると自分の部屋であった事が分かった
「皆、アリサの部屋で寝てるのか? いや、でも、万が一があるけど……居たら居たでまた言われそうだし……」
「ニャ!」
頭の上から顔を出して元気よく鳴いた
「あのなぁ……俺はエロくないからな? 飽く迄アリサがそう言ってるだけであって俺はエロくない」
「ニャ~ぁ」
「認めねぇから! 俺はエロくない!」
そう叫ぶと同時に少し先のドアが少し開き、その隙間から物凄い嫌悪感溢れる眼差しが飛んできた
「あ……ロゼごめん……静かにするから」
バタンッ
「……お前のせいだぞ? ヒールゥ」
「フナ~……」
「逃げたな」
レンゼは大きく伸びをすると家の外に出た
「……今日も晴れ……梅雨の時期は終わったしな」
そのまま焼かれた家の前に行き、墓の前で小山座りをした
「おはよう。母さん、ブレイブ、ケイン、アリシアさん、アレスさん。昨日はごめんね。ロゼを泣かしちゃった……」
膝に鼻まで埋めると墓を左からゆっくりと順に見詰めた
「皆ごめんね……俺が生まれてきたばっかりに……昨日も、ロゼにあんな事……言って、喧嘩までしちゃって……兄貴なのに、しっかりしなくちゃいけないのに……ロゼ達が居るこの場所が……この場所から動きたくなくて……何処に居るか知ってる奴も居るのに……目標すら捨てそうで……」
墓を見終わると顔を埋めた
「いつから……こんな臆病になったんだろう……母さんが死んだ日から? 一人になった日から? 動けなくなった日から? ……それとも、拷問に耐えた日々から?」
更に縮こまり嗚咽を漏らした
「皆に助けられてるのに……お礼も言えず忘れられて……どうすれば良いの? 母さん……」
リゼの木の墓標に触れ、ささくれが指に刺さった
「……やっぱり、もう転生したのかな……母さんの来世が幸せで、受け入れられますように……」
ささくれを抜くと立ち上がって微笑んだ
「兄貴としてロゼを……男としてアリサを……守って、必ず笑顔を届けます……」
墓に微笑むと家に戻って行った
「あれ? レンゼ起きてたの?」
家のドアに手を触れた途端に後ろから声を掛けられ、振り向くと野菜の入ったカゴを両手で持ったアリサがいた
「アリサ!? 起きてたの!?」
「そりゃあ農作業に家畜の世話、倉庫から朝食の材料を持って来たりしてるからこの位の時間に起きないと……まあそこまで広くないからすぐに終わらせられるんだけどね……何処かの誰かさんが壊した箇所を直した時に身に着けた体力ですぐにね」
「ただ者じゃないな……」
「だから言ってるじゃない! 私は超絶天才美少女なんだから!」
「久し振りに聞いた気がする……」
ドアを開けて中に入るとその後にアリサが入り、ドアを閉めた
「そう言えば何か手伝える事ってある?」
「ありません!」
即答するとカゴをキッチンまで持って行った
「……一体何処に直してるんだ?」
そ~っと覗くとアリサが背伸びをして、キッチンの上に棚があった様でそこに置いていた。前回レンゼが料理を作った時にはキッチンに材料が置きっぱなしにされていたので作れたのだ
「あそこじゃどれだけ頑張っても届きそうにない……」
「あ、レンゼ? 昨日髪を梳かせてないから終わったら梳かさせてね」
「うん。分かった~……本当に俺が手伝う事ってないの?」
「ない! あったとしてもやらせてあげない!」
「そこまで頑なに断る理由……ある?」
力強く頷いてレンゼの顔を高さに合わせて膝で立った
「あのね? レンゼは確かに可愛いし、料理も上手い。それだけじゃなくて掃除洗濯お裁縫……なんでも上手。でもそれじゃあ私に出来る事……殆どないでしょ? いっつも我慢もしてくれてるのに私の我が儘で迷惑掛けちゃダメ。だから私がやるの。体力は貴方より上、体力に限らず身体能力では貴方に圧倒的に勝ってる。確かにレンゼと比べちゃ料理も掃除も下手だけどそれは頑張って上手になるから……良いでしょ? ね?」
「……分かった」
「それじゃあ椅子に座って待ってて! 櫛持って来るから!」
「ん~。分かった」
その後、ロゼとリズが起きてくるまでずっと髪を梳かれ続けた
レンゼが目を覚ますと部屋には誰も居なかった
「あれ? あれ? 皆は!?」
ベッドから降りて部屋から出ると自分の部屋であった事が分かった
「皆、アリサの部屋で寝てるのか? いや、でも、万が一があるけど……居たら居たでまた言われそうだし……」
「ニャ!」
頭の上から顔を出して元気よく鳴いた
「あのなぁ……俺はエロくないからな? 飽く迄アリサがそう言ってるだけであって俺はエロくない」
「ニャ~ぁ」
「認めねぇから! 俺はエロくない!」
そう叫ぶと同時に少し先のドアが少し開き、その隙間から物凄い嫌悪感溢れる眼差しが飛んできた
「あ……ロゼごめん……静かにするから」
バタンッ
「……お前のせいだぞ? ヒールゥ」
「フナ~……」
「逃げたな」
レンゼは大きく伸びをすると家の外に出た
「……今日も晴れ……梅雨の時期は終わったしな」
そのまま焼かれた家の前に行き、墓の前で小山座りをした
「おはよう。母さん、ブレイブ、ケイン、アリシアさん、アレスさん。昨日はごめんね。ロゼを泣かしちゃった……」
膝に鼻まで埋めると墓を左からゆっくりと順に見詰めた
「皆ごめんね……俺が生まれてきたばっかりに……昨日も、ロゼにあんな事……言って、喧嘩までしちゃって……兄貴なのに、しっかりしなくちゃいけないのに……ロゼ達が居るこの場所が……この場所から動きたくなくて……何処に居るか知ってる奴も居るのに……目標すら捨てそうで……」
墓を見終わると顔を埋めた
「いつから……こんな臆病になったんだろう……母さんが死んだ日から? 一人になった日から? 動けなくなった日から? ……それとも、拷問に耐えた日々から?」
更に縮こまり嗚咽を漏らした
「皆に助けられてるのに……お礼も言えず忘れられて……どうすれば良いの? 母さん……」
リゼの木の墓標に触れ、ささくれが指に刺さった
「……やっぱり、もう転生したのかな……母さんの来世が幸せで、受け入れられますように……」
ささくれを抜くと立ち上がって微笑んだ
「兄貴としてロゼを……男としてアリサを……守って、必ず笑顔を届けます……」
墓に微笑むと家に戻って行った
「あれ? レンゼ起きてたの?」
家のドアに手を触れた途端に後ろから声を掛けられ、振り向くと野菜の入ったカゴを両手で持ったアリサがいた
「アリサ!? 起きてたの!?」
「そりゃあ農作業に家畜の世話、倉庫から朝食の材料を持って来たりしてるからこの位の時間に起きないと……まあそこまで広くないからすぐに終わらせられるんだけどね……何処かの誰かさんが壊した箇所を直した時に身に着けた体力ですぐにね」
「ただ者じゃないな……」
「だから言ってるじゃない! 私は超絶天才美少女なんだから!」
「久し振りに聞いた気がする……」
ドアを開けて中に入るとその後にアリサが入り、ドアを閉めた
「そう言えば何か手伝える事ってある?」
「ありません!」
即答するとカゴをキッチンまで持って行った
「……一体何処に直してるんだ?」
そ~っと覗くとアリサが背伸びをして、キッチンの上に棚があった様でそこに置いていた。前回レンゼが料理を作った時にはキッチンに材料が置きっぱなしにされていたので作れたのだ
「あそこじゃどれだけ頑張っても届きそうにない……」
「あ、レンゼ? 昨日髪を梳かせてないから終わったら梳かさせてね」
「うん。分かった~……本当に俺が手伝う事ってないの?」
「ない! あったとしてもやらせてあげない!」
「そこまで頑なに断る理由……ある?」
力強く頷いてレンゼの顔を高さに合わせて膝で立った
「あのね? レンゼは確かに可愛いし、料理も上手い。それだけじゃなくて掃除洗濯お裁縫……なんでも上手。でもそれじゃあ私に出来る事……殆どないでしょ? いっつも我慢もしてくれてるのに私の我が儘で迷惑掛けちゃダメ。だから私がやるの。体力は貴方より上、体力に限らず身体能力では貴方に圧倒的に勝ってる。確かにレンゼと比べちゃ料理も掃除も下手だけどそれは頑張って上手になるから……良いでしょ? ね?」
「……分かった」
「それじゃあ椅子に座って待ってて! 櫛持って来るから!」
「ん~。分かった」
その後、ロゼとリズが起きてくるまでずっと髪を梳かれ続けた
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