Seedsss「異世界転生したので、出会った仲間と共に旅をしながらスキルを使って生きて行く!!」

あらら

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第一〇話【リベンジ戦】

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 前回の様に、俺達は草原を抜けて森へとやって来た。
リベンジの始まりだ!
定石じょうせき通り前回同様に木の上を渡り歩いていた。
しばらく森を進んでから探索のスキルを使ってモーア鳥の位置を隈無くまなく確認した。

「クルツ、左斜前に単独のモーア鳥がいる。」

「了解、ナギ行って見ようか。」

俺達は出来るだけ静かに、しかし確実にモーア鳥に近づいて行った。
しばらく行くと前方にモーア鳥が見えて来た。
一旦止まり、俺達は更に周囲の探索をした。

「この辺には他にいない。」

その言葉を合図にクルツはモーア鳥へと降下して首をねていた。

「ナギ、大丈夫だよ」

俺は木から地上に降り、討伐されたモーア鳥を回収した。

「次行ってみようか!」

「おう!」

俺達は次のモーア鳥を探す為に再度木の上に登っていた。

「探索!」
「正面かなり先にいる!」

再び俺達は木に登り前方へと進んで行った。
かなりの時間をかけて、俺達は合計七体のモーア鳥を討伐していた。

「ナギ、そろそろ潮時かな?!」

クルツはそう言っていたが、やはりあの時のリベンジをしたいと俺は思っていた。

「最後にもう一体俺にやらせてくれないか?」

俺はクルツにそう言った。

「、、、わかったよナギ。」

少し躊躇ためらいながらクルツは了承した。

「じゃあ今日最後の探索だ!」

俺はすぐさま探索をかけ、モーア鳥を探し始めた。

「??前方のかなり先にモーア鳥の反応がある?!」
「でも何か今までと違う様な気がする。」

俺の探索スキルは、半径四〇〇メートルにいる何かを探索するか、
半径二〇〇メートルにいる特定の対象を探索する事が出来る。
今回はモーア鳥だけを探索していたが、二〇〇メートル位先に大きな反応があったのだ。

「クルツ、かなりデカい奴かもしれない。」

「ナギ、多分ジャイアントモーアだよそれ。」

ジャイアントと言う言葉から今までの奴らよりも更に巨大な事は想像出来た。

「行こう!クルツ。」

今日討伐に出る前から俺はリベンジを果たす事を決めていた。
必ず成し遂げると決めていたので、引き返す選択は考えていなかった。

「わかったよ、ナギ!」

俺達は更に森の奥を目指す事にした。


◇◇


二〇〇メール(メートル)程進むと探索で反応していたジャイアントモーアの頭部が見えた。
俺達がいる枝よりも高い位置に頭部がある。
体長はざっと一〇メートルはありそうだった。
これ以上近づくと奴に気づかれる可能性があるので俺達は一旦進むのをやめて少し引き返す事にした。

「クルツ、どう攻めるのが正解だ?」

「普通は頭部を狙うのが定石だけど、奴の頭は僕達が登れる枝と同じ位置にある。」
「どちらかがおとりになって地上で誘導するしか無いかもしれない。」

おとり、地上では、奴の強力な足と上空から来るくちばしの攻撃をかわす必要がある。

「ナギ、僕がおとりになるよ。」

「、、」
「わかった、クルツありがとう。」

俺は一言そう言って前を向いた。

「さて、ナギ行きますか!」

クルツの顔に少しこわばりはあったが声はしっかりとした覚悟を持っていた。
俺もその言葉に鼓舞こぶされて覚悟を決めるのだった。

◇◇

ジャイアントモーアは最初に遭遇した場所の近くにいた。
クルツは地上から撹乱かくらんし、俺は上空から攻撃する。
クルツは身体強化と加速のスキルを使い、ジャイアントモーアを翻弄ほんろうする事になっている。
最初から逃げ回る前提であれば攻撃をかわせる確率が高い。
俺はクルツに向けられたヘイトを利用してとどめの一撃を上空から食らわす算段だ。
クルツが木の影から加速スキルを使い、モーアの背後から一撃を加えた。
足はかなり硬いらしくあまり傷を負わせられない様だ。
クルツは直ぐにモーアの間合いから離脱して囮役おとりやくをこなしていた。
モーアは相当怒っていて、くちばしと蹴りで必要にクルツを攻撃しようとしている。
長い首を地上に向けて折り曲げてくちばしで攻撃している。
クルツは絶妙ぜつみょうな距離を保ちながら円を描く様に逃げていた。

「今だ!」

俺はジャイアントモーアが丁度下に来るのを見計らって顔への攻撃をした。

「ザクッ!」

モーアの首裏に一撃を決めた。

「少し浅いのか?」

モーアの首から赤い血が溢れていたが、動きを止める事は出来なかった。

「ナギ、もう一撃!」

クルツは走りながらそう叫んでいた。
俺は再度ジャンプをして木の上へと戻った。
モーアはクルツが足に再度攻撃した為、下を向いてクルツを攻撃している。
さっきの攻撃では浅かった事もあり、俺は枝から更にジャンプして勢いを付けてモーアへと攻撃を加える。

「ガシュ!!」
ドーーン!!

ジャイアントモーアの首が落ち、巨体が崩れ落ちた。

「ナギ!やったね!」

クルツがそう言いながら近づいて来た。

「みんなクルツのお陰だよ、ありがとう。」

俺とクルツは討伐に興奮しながら握手を交わした。

◇◇

「収納!」

巨大なジャイアントモーアを収納して俺達は町に向かった。

「これだけ討伐したらしばらくはゆっくり休めるねナギ」

「そうだな!何日かゆっくり休んでまた討伐に行こう。」

今回のモーア討伐で俺のレベルは一気に一〇へ上がっていた。
スキル選択も四つ選べる様だ。
ギルドに帰り買取りをして貰い、宿に戻ったらゆっくりとスキルの選択をしようと思っている。

「さあー凱旋がいせんだよナギ」

嬉しそうにそう言ったクルツの後ろ姿を見て、俺は達成感でいっぱいになりながら後を追うのだった。
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