4 / 4
不思議な女→姉ちゃん(2)
しおりを挟む『美奈』
女子1「なんなん?あの女」
美奈は家とは違って恥ずかしそうに教室を覗いていた。
『どうしたんだ?』
美奈「キョン....あのさ、」
楓月「? あんた、図書委員の先輩?」
美奈「へ?....うん」
楓月「やっぱりぃ!なんか見覚えあると思ったら、同じ委員か」
美奈「あ、もしかして....王司くん?」
楓月「あれぇ?なんで名前....」
美奈「よく、寝るなって怒られてるから....」
なんだか、今日の美奈....声ちっさいし、顔赤いし....
これってもしかして........人見知り??
にしても、楓月と話しすぎ
苛立って衝動的に後ろから美奈を引き寄せる
『おい』
美奈「きゃあっ! 何すんの!?キョン」
きゃーっ
楓月「キョン??」
『その呼び方はやめろって
んで? なんか用あって来たんじゃねーの?』
美奈「う....キョン、忘れ物....」
よく見ると美奈は手に筆箱を持っていた。
『さんきゅ、美奈』
楓月「って、ちょっと待って!
なんで恭也の忘れ物を美奈さんが持ってくるん?」
....ちょっと美奈のこと困らせよっと
ニヤニヤ
『そりゃあ、一緒に住んでるからな(ニコッ』
楓月「え、同棲?w」
美奈「へ!?///」
女子1「う、嘘っ!?」
美奈「ちが、うちらは」
『違う? 昨日も一緒にメシ食ったじゃん、美奈?』
きゃーっ!
楓月(こいつ....とんだサディストやん....w)
美奈「きょ、キョン!///」
『....だから、恭也って呼べよ....美奈』
美奈「! ならアンタも呼んでよ....お姉ちゃんって!」
全「え??」
『ちっ、つまんねぇ』
美奈「うちであーそーぶーなっ!」
『さっきまで赤くなって可愛かったのになぁ....』
美奈「うっさいっ////」
『筆箱ありがとーな、チャイム鳴るぞ』
美奈「もー!!ばかっ」
強いやつかと思えたり、真っ赤になったり
ほんとに不思議な女だ。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
壊れていく音を聞きながら
夢窓(ゆめまど)
恋愛
結婚してまだ一か月。
妻の留守中、夫婦の家に突然やってきた母と姉と姪
何気ない日常のひと幕が、
思いもよらない“ひび”を生んでいく。
母と嫁、そしてその狭間で揺れる息子。
誰も気づきがないまま、
家族のかたちが静かに崩れていく――。
壊れていく音を聞きながら、
それでも誰かを思うことはできるのか。
妻を蔑ろにしていた結果。
下菊みこと
恋愛
愚かな夫が自業自得で後悔するだけ。妻は結果に満足しています。
主人公は愛人を囲っていた。愛人曰く妻は彼女に嫌がらせをしているらしい。そんな性悪な妻が、屋敷の最上階から身投げしようとしていると報告されて急いで妻のもとへ行く。
小説家になろう様でも投稿しています。
悪意には悪意で
12時のトキノカネ
恋愛
私の不幸はあの女の所為?今まで穏やかだった日常。それを壊す自称ヒロイン女。そしてそのいかれた女に悪役令嬢に指定されたミリ。ありがちな悪役令嬢ものです。
私を悪意を持って貶めようとするならば、私もあなたに同じ悪意を向けましょう。
ぶち切れ気味の公爵令嬢の一幕です。
愛人契約は双方にメリットを
しがついつか
恋愛
親の勝手により愛する者と引き裂かれ、政略結婚を強いられる者達。
不本意なことに婚約者となった男には結婚を約束した恋人がいた。
そんな彼にロラは提案した。
「私を書類上の妻として迎え入れ、彼女を愛人になさるおつもりはございませんか?」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる