52 / 65
偉大なる腕の遺産
しおりを挟む
地下への階段を降りるたびに、空気が変わった。
中庭の石畳に刻まれた紋様——あの渦巻く線刻が示していた場所は、噴水の基部に隠された石蓋の下だった。鉄心が片手で持ち上げた蓋の隙間から、湿った冷気が吹き上がる。壁を覆う苔が松明の光に濡れた緑を返し、古い石の表面には無数のひび割れが走っていた。何百年も、あるいは何千年も人が踏み入れなかった場所の息吹だ。
「おう、なんか地下室あるぞ」
鉄心が階段を覗き込みながら言った。その声が反響し、想像以上に深い空間が広がっていることを教える。
「ちょっと待ちなさい! 罠があるかもしれませんのよ!」
リリアーナが銀髪を揺らして駆け寄る。右手には既に探知魔法の紋様が淡く輝いていた。
「魔法的な罠は……ない、ですわね。けれど構造が古すぎて、崩落の危険は否定できませんわ」
「なら急いで行こうぜ。崩れる前にさ」
「それは急ぐ理由になっていませんの!」
◇
合流したのは、予想外の人物だった。
セレナ・ミスティカは腕に書類の束を抱え、中庭に現れた。その後ろにはカイルもいる。セレナの目元には薄い隈が刻まれ、徹夜で文献を読み漁った痕跡が見て取れた。
「……私も行きます」
開口一番、セレナはそう言った。普段の疲れた口調ではなかった。声の底に、硬い決意が沈んでいる。
「セレナ先生?」リリアーナが目を瞬かせた。
「E・グリムハルトの文献を解析して、学院の設計図と照合しました。この地下空間は、建造時の図面に存在しない。つまり、学院より前からあったということです」
セレナの指が、抱えた書類の一枚を示した。古い設計図の写し。その上に赤いインクで、彼女が書き加えた注釈がびっしりと並んでいる。
「先生、何日寝てないんすか」
鉄心が覗き込んで眉を寄せた。セレナは視線を逸らした。
「……寝ていないとは言っていません。質問に答える義務もありません」
「目の下、すげえクマっすよ」
「……見れば分かることを、いちいち指摘しないでください」
溜息をついたが、その唇の端が僅かに緩んだ。気づかれないほど小さく。
四人は松明の灯りを頼りに、地下の通路へ足を踏み入れた。
◇
通路の壁が、語り始めた。
最初は模様だと思った。だが、セレナが松明を近づけた瞬間、それが文字であることがわかった。壁面いっぱいに刻まれた年代記。古代エルドラ語で記された、この場所の記憶。
「読めるんすか、これ」
「……古代語の読解は専門外ですが」セレナは壁に指を這わせた。指先が白くなるほど石の表面に押し当てられている。「この文献解析で、ある程度は」
彼女は声に出して読み始めた。
——偉大なる腕の修練場、ここに建つ。
——肉体を極めし者、マナを己が筋繊維に宿し、いかなる魔獣をも屠る。
——これを「練筋」と呼ぶ。
「……『グランドール』」リリアーナが壁の一点を指さした。「ここ、この単語。何度も出てきますわ」
セレナが目を細めた。松明の炎が揺れ、壁面の文字に生きているような陰影を与える。
「グランドール。古代エルドラ語で『偉大なる腕』」
誰も、言葉を継げなかった。松明の炎が壁面を舐めるように揺れ、年代記の文字が明滅する。
グランドール魔法学院。この大陸最高峰の魔法教育機関の名は——元来、肉体戦士の修練場を意味していた。
リリアーナは唇を開いたまま、声にならない息を吐いた。碧眼が大きく見開かれている。
「嘘ではありません」セレナの声は低く、静かだった。「大魔法革命の後、この場所の歴史は書き換えられた。肉体戦士の修練場は魔法学院として再建され、壁画は塗りつぶされ、年代記は地下に封じられた」
通路を進むほどに、壁の記述は詳細になった。修練の方法、鍛錬の段階、師弟の系譜。魔法と筋力が共存し、互いを補い合っていた時代の証。
鉄心は黙って壁に手を置いた。冷たい石の表面の下に、かすかな振動を感じる。いや、それは振動ではなかった。自分の鼓動だ。拳甲を通して、壁に伝わる心臓の音。
「……なんか、ここ落ち着くな」
「落ち着くのはあなただけですわ!」
◇
セレナの足が止まった。
通路の途中、壁の記述が途切れた箇所。そこに立ち尽くしたまま、彼女は長い沈黙を守った。
「先生?」カイルが声をかける。
「……入学して間もない頃の授業で、私はこう言いました」
セレナは振り返らなかった。松明を持つ手だけが、わずかに下がった。
「『公式には、魔力を持たない者がこの学院で学んだ記録は一つもありません』と」
リリアーナが息を呑んだ。あの日の授業を覚えている。セレナが鉄心について語った、あの含みのある言い方を。
「『公式には』と含みを持たせたのは——」セレナの声が掠れた。「こうした非公式の痕跡に、以前から気づいていたからです」
どこか遠くで、水滴が石を打つ音がした。規則正しく、冷たい音だけが通路に響く。
「知っていたんすか」
鉄心の声に責める色はなかった。ただ、まっすぐに問うている。
セレナの肩が小さく揺れた。松明の光が、彼女の横顔を照らす。唇を引き結び、こめかみの筋が浮き出ていた。
「……確信はありませんでした。断片的な違和感だけ。設計図の不整合、禁書庫の欠番、年代記の空白。けれど——」
言葉が途切れた。セレナは壁に手をついた。
「教師として、確証のない推測を口にすることは——いえ、違う」
首を横に振る。自分の言い訳を、自分で否定するように。
「怖かったんです。この壁の向こうにある真実が。知ってしまえば、もう教壇に立てなくなるかもしれないと」
その告白は、地下通路の冷気の中でひどく生々しく響いた。
鉄心が、どすどすと近づいた。セレナが顔を上げる間もなく、巨大な手が彼女の頭の上に置かれた。
「セレナ先生」
「……なんですか」
「ここに来たじゃないっすか。今」
それだけだった。けれどセレナの喉が、小さく鳴った。松明を持つ手に、力が戻る。
◇
最深部は、小さな書斎のような空間だった。
埃が舞う。何十年も開かれなかった扉の向こうに、机と椅子、そして崩れかけた本棚があった。紙の腐食した匂いが鼻をつく。だが、机の上の一冊だけが、保存魔法の微かな燐光を纏って原形を保っていた。
セレナが手を伸ばし、革表紙を開いた。
最初のページに記された名前——E・グリムハルト。
「やはり」
セレナの指が、ページを繰る。几帳面な筆跡で綴られた研究記録。練筋術の理論体系、実験データ、そして——
「ここ」リリアーナの声がひっくり返った。「読んでください、先生」
セレナが朗読した。声は安定していたが、ページを押さえる指先の力が、彼女の内面を裏切っていた。
「『練筋術は、魔力枯渇後の世界における人類の唯一の希望である。しかし、この事実を公にすれば、魔法文明の根幹が揺らぐ。秩序の崩壊は、枯渇よりも早く人々を滅ぼすだろう——』」
ページの余白に、震える筆跡で書き足されていた。他の記述とは明らかに異なる、感情を抑えきれなかった文字。
「『この知識を封じることが、世界の秩序を守る唯一の方法だ。儂は——いや、私は、自らの半生を否定する』」
鉄心は腕を組んだまま黙っていた。難しい理屈はわからない。だが、この文字を書いた人間が何を捨てたのかは、わかる。
机の引き出しから、古い手甲の欠片が転がり出た。星鉄鋼ではない。もっと素朴な、鍛冶師が一つ一つ叩いて作った鉄の拳甲。使い込まれて擦り減っている。
——鉄心の寮室の壁に刻まれていた落書き。「力は魔法だけではない」。
あの文字を刻んだのは、若き日のヴァルター・グリムハルトだったのか。
「戻りましょう」
セレナがノートを閉じた。その動作は丁寧で、しかし決然としていた。
「このノートを学院長に突きつけます。もう、見て見ぬふりはしない」
四人は来た道を引き返した。出口の光が見え始めた時——
鉄心の足が止まった。
通路の出口に、人影があった。
白髪。長身。杖を持たず、ただ両手を背に組んで立っている。
「見つけたか」
ヴァルター・グリムハルトの声が、地下通路に低く響いた。
「……やはり、お前たちが見つけてしまったか」
その目には、怒りがなかった。叱責も、威圧も。代わりにあったのは——深い皺の刻まれた目元から滲む、途方もない疲労。そして、長い長い夜がようやく明けた時のような——。
セレナの息が止まった。ノートを抱く腕に力が入る。目の前の老人の表情に浮かんだものを、彼女は正確に読み取っていた。
あれは、安堵だ。
自分の秘密を暴いてくれる者を——この人は、待っていた。
中庭の石畳に刻まれた紋様——あの渦巻く線刻が示していた場所は、噴水の基部に隠された石蓋の下だった。鉄心が片手で持ち上げた蓋の隙間から、湿った冷気が吹き上がる。壁を覆う苔が松明の光に濡れた緑を返し、古い石の表面には無数のひび割れが走っていた。何百年も、あるいは何千年も人が踏み入れなかった場所の息吹だ。
「おう、なんか地下室あるぞ」
鉄心が階段を覗き込みながら言った。その声が反響し、想像以上に深い空間が広がっていることを教える。
「ちょっと待ちなさい! 罠があるかもしれませんのよ!」
リリアーナが銀髪を揺らして駆け寄る。右手には既に探知魔法の紋様が淡く輝いていた。
「魔法的な罠は……ない、ですわね。けれど構造が古すぎて、崩落の危険は否定できませんわ」
「なら急いで行こうぜ。崩れる前にさ」
「それは急ぐ理由になっていませんの!」
◇
合流したのは、予想外の人物だった。
セレナ・ミスティカは腕に書類の束を抱え、中庭に現れた。その後ろにはカイルもいる。セレナの目元には薄い隈が刻まれ、徹夜で文献を読み漁った痕跡が見て取れた。
「……私も行きます」
開口一番、セレナはそう言った。普段の疲れた口調ではなかった。声の底に、硬い決意が沈んでいる。
「セレナ先生?」リリアーナが目を瞬かせた。
「E・グリムハルトの文献を解析して、学院の設計図と照合しました。この地下空間は、建造時の図面に存在しない。つまり、学院より前からあったということです」
セレナの指が、抱えた書類の一枚を示した。古い設計図の写し。その上に赤いインクで、彼女が書き加えた注釈がびっしりと並んでいる。
「先生、何日寝てないんすか」
鉄心が覗き込んで眉を寄せた。セレナは視線を逸らした。
「……寝ていないとは言っていません。質問に答える義務もありません」
「目の下、すげえクマっすよ」
「……見れば分かることを、いちいち指摘しないでください」
溜息をついたが、その唇の端が僅かに緩んだ。気づかれないほど小さく。
四人は松明の灯りを頼りに、地下の通路へ足を踏み入れた。
◇
通路の壁が、語り始めた。
最初は模様だと思った。だが、セレナが松明を近づけた瞬間、それが文字であることがわかった。壁面いっぱいに刻まれた年代記。古代エルドラ語で記された、この場所の記憶。
「読めるんすか、これ」
「……古代語の読解は専門外ですが」セレナは壁に指を這わせた。指先が白くなるほど石の表面に押し当てられている。「この文献解析で、ある程度は」
彼女は声に出して読み始めた。
——偉大なる腕の修練場、ここに建つ。
——肉体を極めし者、マナを己が筋繊維に宿し、いかなる魔獣をも屠る。
——これを「練筋」と呼ぶ。
「……『グランドール』」リリアーナが壁の一点を指さした。「ここ、この単語。何度も出てきますわ」
セレナが目を細めた。松明の炎が揺れ、壁面の文字に生きているような陰影を与える。
「グランドール。古代エルドラ語で『偉大なる腕』」
誰も、言葉を継げなかった。松明の炎が壁面を舐めるように揺れ、年代記の文字が明滅する。
グランドール魔法学院。この大陸最高峰の魔法教育機関の名は——元来、肉体戦士の修練場を意味していた。
リリアーナは唇を開いたまま、声にならない息を吐いた。碧眼が大きく見開かれている。
「嘘ではありません」セレナの声は低く、静かだった。「大魔法革命の後、この場所の歴史は書き換えられた。肉体戦士の修練場は魔法学院として再建され、壁画は塗りつぶされ、年代記は地下に封じられた」
通路を進むほどに、壁の記述は詳細になった。修練の方法、鍛錬の段階、師弟の系譜。魔法と筋力が共存し、互いを補い合っていた時代の証。
鉄心は黙って壁に手を置いた。冷たい石の表面の下に、かすかな振動を感じる。いや、それは振動ではなかった。自分の鼓動だ。拳甲を通して、壁に伝わる心臓の音。
「……なんか、ここ落ち着くな」
「落ち着くのはあなただけですわ!」
◇
セレナの足が止まった。
通路の途中、壁の記述が途切れた箇所。そこに立ち尽くしたまま、彼女は長い沈黙を守った。
「先生?」カイルが声をかける。
「……入学して間もない頃の授業で、私はこう言いました」
セレナは振り返らなかった。松明を持つ手だけが、わずかに下がった。
「『公式には、魔力を持たない者がこの学院で学んだ記録は一つもありません』と」
リリアーナが息を呑んだ。あの日の授業を覚えている。セレナが鉄心について語った、あの含みのある言い方を。
「『公式には』と含みを持たせたのは——」セレナの声が掠れた。「こうした非公式の痕跡に、以前から気づいていたからです」
どこか遠くで、水滴が石を打つ音がした。規則正しく、冷たい音だけが通路に響く。
「知っていたんすか」
鉄心の声に責める色はなかった。ただ、まっすぐに問うている。
セレナの肩が小さく揺れた。松明の光が、彼女の横顔を照らす。唇を引き結び、こめかみの筋が浮き出ていた。
「……確信はありませんでした。断片的な違和感だけ。設計図の不整合、禁書庫の欠番、年代記の空白。けれど——」
言葉が途切れた。セレナは壁に手をついた。
「教師として、確証のない推測を口にすることは——いえ、違う」
首を横に振る。自分の言い訳を、自分で否定するように。
「怖かったんです。この壁の向こうにある真実が。知ってしまえば、もう教壇に立てなくなるかもしれないと」
その告白は、地下通路の冷気の中でひどく生々しく響いた。
鉄心が、どすどすと近づいた。セレナが顔を上げる間もなく、巨大な手が彼女の頭の上に置かれた。
「セレナ先生」
「……なんですか」
「ここに来たじゃないっすか。今」
それだけだった。けれどセレナの喉が、小さく鳴った。松明を持つ手に、力が戻る。
◇
最深部は、小さな書斎のような空間だった。
埃が舞う。何十年も開かれなかった扉の向こうに、机と椅子、そして崩れかけた本棚があった。紙の腐食した匂いが鼻をつく。だが、机の上の一冊だけが、保存魔法の微かな燐光を纏って原形を保っていた。
セレナが手を伸ばし、革表紙を開いた。
最初のページに記された名前——E・グリムハルト。
「やはり」
セレナの指が、ページを繰る。几帳面な筆跡で綴られた研究記録。練筋術の理論体系、実験データ、そして——
「ここ」リリアーナの声がひっくり返った。「読んでください、先生」
セレナが朗読した。声は安定していたが、ページを押さえる指先の力が、彼女の内面を裏切っていた。
「『練筋術は、魔力枯渇後の世界における人類の唯一の希望である。しかし、この事実を公にすれば、魔法文明の根幹が揺らぐ。秩序の崩壊は、枯渇よりも早く人々を滅ぼすだろう——』」
ページの余白に、震える筆跡で書き足されていた。他の記述とは明らかに異なる、感情を抑えきれなかった文字。
「『この知識を封じることが、世界の秩序を守る唯一の方法だ。儂は——いや、私は、自らの半生を否定する』」
鉄心は腕を組んだまま黙っていた。難しい理屈はわからない。だが、この文字を書いた人間が何を捨てたのかは、わかる。
机の引き出しから、古い手甲の欠片が転がり出た。星鉄鋼ではない。もっと素朴な、鍛冶師が一つ一つ叩いて作った鉄の拳甲。使い込まれて擦り減っている。
——鉄心の寮室の壁に刻まれていた落書き。「力は魔法だけではない」。
あの文字を刻んだのは、若き日のヴァルター・グリムハルトだったのか。
「戻りましょう」
セレナがノートを閉じた。その動作は丁寧で、しかし決然としていた。
「このノートを学院長に突きつけます。もう、見て見ぬふりはしない」
四人は来た道を引き返した。出口の光が見え始めた時——
鉄心の足が止まった。
通路の出口に、人影があった。
白髪。長身。杖を持たず、ただ両手を背に組んで立っている。
「見つけたか」
ヴァルター・グリムハルトの声が、地下通路に低く響いた。
「……やはり、お前たちが見つけてしまったか」
その目には、怒りがなかった。叱責も、威圧も。代わりにあったのは——深い皺の刻まれた目元から滲む、途方もない疲労。そして、長い長い夜がようやく明けた時のような——。
セレナの息が止まった。ノートを抱く腕に力が入る。目の前の老人の表情に浮かんだものを、彼女は正確に読み取っていた。
あれは、安堵だ。
自分の秘密を暴いてくれる者を——この人は、待っていた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
追放された俺のスキル【整理整頓】が覚醒!もふもふフェンリルと訳あり令嬢と辺境で最強ギルドはじめます
黒崎隼人
ファンタジー
「お前の【整理整頓】なんてゴミスキル、もういらない」――勇者パーティーの雑用係だったカイは、ダンジョンの最深部で無一文で追放された。死を覚悟したその時、彼のスキルは真の能力に覚醒する。鑑定、無限収納、状態異常回復、スキル強化……森羅万象を“整理”するその力は、まさに規格外の万能チートだった! 呪われたもふもふ聖獣と、没落寸前の騎士令嬢。心優しき仲間と出会ったカイは、辺境の街で小さなギルド『クローゼット』を立ち上げる。一方、カイという“本当の勇者”を失ったパーティーは崩壊寸前に。これは、地味なスキル一つで世界を“整理整頓”していく、一人の青年の爽快成り上がり英雄譚!
転生幼女の国家級チート図書館~本を読むだけで技術が進化する世界で、私だけ未来知識持ちでした~
ハリネズミの肉球
ファンタジー
目が覚めたら、私は5歳の幼女だった。
しかもそこは――
「本を読むだけで技術が進化する」不思議な異世界。
この世界では、図書館はただの建物じゃない。
本を理解すればするほど、魔道具も、農業も、建築も“現実にアップデート”される。
だけど。
私が転生した先は、王都から見捨てられた辺境の廃図書館。
蔵書は散逸、予算ゼロ、利用者ゼロ。
……でもね。
私は思い出してしまった。
前世で研究者だった私の、“未来の知識”を。
蒸気機関、衛生管理、合金技術、都市設計、教育制度。
この世界の誰も知らない未来の答えを、私は知っている。
だったら――
この廃図書館、国家級に育ててみせる。
本を読むだけで技術が進化する世界で、
私だけが“次の時代”を知っている。
やがて王国は気づく。
文明を一段階進めたのは――5歳の幼女だったと。
これは、最弱の立場から始まる、知識による国家再設計の物語。
※本作品は、人工知能の生成する文章の力をお借りしつつも、最終的な仕上げにあたっては著者自身の手により丁寧な加筆・修正を施した作品です。
セーラー服美人女子高生 ライバル同士の一騎討ち
ヒロワークス
ライト文芸
女子高の2年生まで校内一の美女でスポーツも万能だった立花美帆。しかし、3年生になってすぐ、同じ学年に、美帆と並ぶほどの美女でスポーツも万能な逢沢真凛が転校してきた。
クラスは、隣りだったが、春のスポーツ大会と夏の水泳大会でライバル関係が芽生える。
それに加えて、美帆と真凛は、隣りの男子校の俊介に恋をし、どちらが俊介と付き合えるかを競う恋敵でもあった。
そして、秋の体育祭では、美帆と真凛が走り高跳びや100メートル走、騎馬戦で対決!
その結果、放課後の体育館で一騎討ちをすることに。
ゴミ捨て場領主のクラフト無双 ~最弱魔法【分解と合成】で領地を黄金郷に変えたら、俺を見下していた大貴族令嬢たちが掌を返してすり寄ってきた件~
namisan
ファンタジー
東西南北の大貴族から「毒の川」「凶暴な魔獣」「莫大な借金」を押し付けられ、王国の『ゴミ捨て場』と化したローゼンベルク領。
父と兄を謀殺され、その絶望の領地を押し付けられた無能貴族のアークは、領地の分割を企む高慢な令嬢たち(王女、公爵令嬢、姫将軍など)に嘲笑われていた。
だが、彼には現代の知識と、隠された最強チート能力があった!
触れたものを瞬時に素材に戻し、全く別のモノに作り変える神の御業――【分解と合成】。
「毒の川」を分解して『超高価な宝石と純水』へ!
「魔獣の死骸」と「瓦礫」を合成して『絶対に壊れない防壁』へ!
借金取りには新素材を高値で売りつけ、逆に敵の経済を支配していく。
圧倒的なクラフト能力で、瞬く間にゴミ捨て場を「無敵の黄金郷」へと作り変えていくアーク。
己の敗北を悟り、震え上がる悪徳貴族と高慢な令嬢たち。
さらに、アークの圧倒的な知略と底知れぬ実力は、気高い令嬢たちの本能に深く刻み込まれていく。
「どうか、私をあなたの手駒としてお使いください……っ!」
プライドを完全にへし折られた最高位の美少女たちは、いつしかアークの与える『恩恵』なしでは生きられないほど、彼に絶対の忠誠と依存を誓うようになっていく――。
最弱のゴミ捨て場から始まる、爽快クラフト内政&ざまぁファンタジー、堂々開幕!
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
無限在庫チートで異世界を買い占める〜窓際おじさんが廃棄予定のカップ麺で廃村エルフと腹ペコ魔王を救済したら最強商会ができました〜
黒崎隼人
ファンタジー
物流倉庫で不良在庫の管理に追われるだけの42歳、窓際サラリーマンのタケシ。
ある日突然、彼は見知らぬ森の中へと転移してしまう。
彼に与えられたのは、地球で廃棄される運命にあったあらゆる物資を無尽蔵に引き出せる規格外のスキル「無限在庫処分」だった。
賞味期限間近のカップ麺、パッケージ変更で捨てられるレトルトカレー、そして型落ちの電動工具。
地球ではゴミとされるこれらの品々が、異世界では最強のチートアイテムと化す!
森で倒れていたエルフの少女リリアをカップ麺で救ったタケシは、領主の搾取によって滅亡寸前だった彼女の村を拠点とし、現代の物資と物流ノウハウを駆使して商会を立ち上げる。
美味しいご飯と圧倒的な利便性で異世界の人々の胃袋と生活を掴み、村は急速に発展。
さらには、深刻な食糧難で破綻寸前だった美少女魔王ルビア率いる魔王軍と「業務提携」を結び、最強の武力を物流の護衛として手に入れる!
剣も魔法も使わない。武器は段ボールと現代の知識だけ。
窓際おじさんが圧倒的な物量で悪徳領主の経済基盤をすり潰し、異世界の常識を塗り替えていく、痛快・異世界経営スローライフ、開幕!
王宮侍女は穴に落ちる
斑猫
恋愛
婚約破棄されたうえ養家を追い出された
アニエスは王宮で運良く職を得る。
呪われた王女と呼ばれるエリザベ―ト付き
の侍女として。
忙しく働く毎日にやりがいを感じていた。
ところが、ある日ちょっとした諍いから
突き飛ばされて怪しい穴に落ちてしまう。
ちょっと、とぼけた主人公が足フェチな
俺様系騎士団長にいじめ……いや、溺愛され
るお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる