20 / 34
構造データの正体
しおりを挟む
凛のアパートから自宅に戻り、一枚目から順に机の上に並べた。三枚目までは前回と同じ——サードダンジョンの構造図が浮かび上がる。だが四枚目を重ねた途端、立体映像が一段階シャープになった。全体の五十七パーセント。エネルギーラインの分岐が複雑に枝分かれし、各層の部屋配置が詳細に描かれている。
そして——新しい情報が追加されていた。
構造図の中に、文字が浮かんでいる。金色の光。前回の『歓迎する、読み手よ』の下に——
『汝の目は、深く見ることを学んだ。次の段階へ進む準備ができた。設計の全貌を知りたくば——核に至れ』
核。ダンジョンのコア。構造図の中心、全ての層からエネルギーラインが集中する一点。前回は『心臓部(アクセス不可)』と表示された場所だ。
今回の表示は——
┌──────────────────────────────────┐
│ 心臓部(コア) │
│ アクセス条件:設計図7/7を完成させること │
│ 推定深度:最深層(50層以深) │
│ 現在のアクセス権限:読み取りLv.4 │
│ コアへのアクセスに必要な権限:Lv.7 │
│ 備考:設計図の断片は各関門層の │
│ ボスまたは隠しエリアに配置されている │
└──────────────────────────────────┘
「七枚全部集めれば——コアに行ける」
青白い光の中で呟いた。立体映像が部屋の壁に影を落としている。設計図は全体の六割弱。残り三枚で完成する。
スマホが鳴った。凛からのメッセージ。
「データ転送ありがとうございます。断片4のスペクトル解析を始めます。明日までに結果を出します」
凛にはペンダントの鑑定データを即座に転送していた。設計図の立体映像も魔導カメラで撮影して送った。凛はおそらく今夜も徹夜だろう。
断片が光を放ち続けている。部屋の中が青い水の底のように見える。窓の外の街灯の明かりが、設計図の光に負けて消えている。
◇
翌日。凛の解析結果が届いた。
自宅アパートのモニターに、凛がリモートで繋いだ画面が表示される。凛自身は自宅で作業している。画面越しの凛は、相変わらず銀縁眼鏡の奥の目を光らせていた。隈が濃くなっている。やはり徹夜したのだ。
「一颯さん、重要な発見があります。三つ」
凛の指がキーボードを叩く。画面にグラフと図表が次々と表示された。ホワイトボードに走り書きされたメモの写真も共有されている。マーカーの色分けが几帳面だ。
「まず一つ目。四枚の断片から復元された構造データを統合すると、ダンジョンの各層が明確な『設計意図』を持って配置されていることがわかりました」
画面に層ごとの分析結果が表示された。
「一層から五層は『テスト層』。探索者の能力を試す階層群。六層から十層は『適応層』。生体鉱物が増加し、ダンジョン自体が探索者に適応——つまり反応し始める層です」
「反応する?」
「はい。六層以降の壁面が『生きている』のは、探索者の動きに応じてダンジョンが構造を微調整するためです。自己修復機能もその一部。探索者を観察し、学習している」
背筋に冷たいものが走った。ダンジョンが——俺たちを見ている。壁が生きているというのは、比喩ではなく——文字通り、観察しているということか。
「二つ目。設計図のデータ構造を分析した結果、このダンジョンは単なる構造物ではなく、一種の『プログラム』です」
凛の声に力がこもった。
「各層がモジュールとして設計されていて、モンスターは関数、罠はサブルーチン、ボスはゲートキーパー。そして鑑定スキルは——このプログラムのデバッガーとして設計されています」
「デバッガー——バグを見つけるツール?」
「正確には、コードを読んで構造を理解するためのツールです。一颯さんの鑑定は、ダンジョンというプログラムのソースコードを読み取るために、最初から組み込まれた機能なんです」
コーヒーを飲もうとしたカップが、口元で止まった。
最初から組み込まれた。つまり——鑑定スキルは偶然生まれたものではなく、ダンジョンの設計者が意図的に用意した機能だということか。
「三つ目。そしてこれが最も重要です」
凛の声が低くなった。画面に映る凛の横顔が、モニターの光に青く染まっている。
「設計図のデータ構造の中に、通信プロトコルが含まれています。一方向ではなく——双方向の」
「双方向?」
「はい。今までの鑑定は『読み取り』でした。ダンジョンのデータを一方的に読んでいた。でも設計図のプロトコルは——書き込みも可能にする構造を持っています。つまり、設計図が完成すれば、ダンジョンに情報を送り返すことができる」
部屋が静まり返った。冷却ファンの唸りだけが響いている。
「ダンジョンに——話しかけることができると?」
「理論上は。設計図が七枚揃えば、コアとの双方向通信が可能になる。『歓迎する、読み手よ』——あのメッセージは、読み手が書き手になる可能性を示唆しているんです」
凛の言葉が、部屋の空気を変えた。読み手が、書き手になる。ダンジョンのソースコードを読むだけでなく、そこに書き込むことができる。
「でもそれは裏を返せば——」
凛の声が震えた。
「ダンジョンには、読まれるべきソースコードが存在するということ。書き手を必要としている何かがある。誰が——何のために——このプログラムを書いたんでしょう?」
モニターの光だけが照らす部屋で、その問いだけが残った。
◇
午後。八層に潜った。配信付き。三島と二人。凛が裏方。視聴者数は開始直後で一万五千人。
鑑定眼鏡の初実戦投入だ。視線を向けるだけでデータがレンズに投影される。片目で鑑定結果を読み、もう片目で地形を確認できる。久我山の眼鏡は——営業マン時代の二画面モニターと同じだ。作業効率が倍になる。
八層の入口に立った瞬間、構造が変わったことがわかった。通路の壁面が幾何学的なパターンで構成されている。直線と曲線が組み合わさった、複雑な文様。空気は乾いていて、七層までの湿った温もりが消えている。代わりに、壁自体から微かな振動が伝わってくる。低い共鳴音。迷路の壁が鳴いている。
「皆さん、八層はフラクタル構造の迷路です。同じパターンが縮小されて繰り返されている。大きなループの中に小さなループがあり、その中にさらに小さなループがある。ロシアの入れ子人形——マトリョーシカみたいな構造ですね」
【フラクタルってマンデルブロ集合みたいなやつ?】
【マコト:構造がわかるならパターンが読めるはずだ。最短ルートを出してくれ】
【シロ:フラクタルの再帰深度は三段階です。大ループ→中ループ→小ループの順に解けば最短で抜けられます】
凛の分析通りにフラクタル迷路を解いていく。鑑定で壁面の構造データを読み取り、パターンの繰り返しを確認して、デッドエンドを回避。通路ごとに微妙に空気の温度が違うのが面白い。暖かい通路は正解ルート。冷たい通路は行き止まり。ダンジョンが体温で正解を教えている——そう気づいた時、背筋がざわついた。やはりダンジョンは、探索者を観察している。
「先輩、この迷路ってゲームのパックマンみたいっすね。道に正解があって、たまに敵が出てくる」
「パックマンよりタチが悪い。こっちは死ぬからな」
「先輩、そのツッコミ好きっすよ」
【wwwwww】
【パックマンで草】
迷路の中盤で、三島が毒蛾型のモンスターに背中を刺された。壁面に擬態していた個体が、三島が通過した瞬間に飛びかかった。鑑定眼鏡は前方を向いていたため、背後からの攻撃は検知できなかった。
「っ——!」
「三島くん!」
毒の鑑定を即座にかけた。レンズに結果が表示される。麻痺性の弱毒。致死性なし。だが三島の左腕が痺れ始めている。剣を握る力が弱まっていた。ドクターがすぐにコメントで助言をくれた。
【ドクター:それはシビレダケの毒と同じ成分だ。近くに解毒作用のある苔がないか鑑定してみろ。生体鉱物がある層なら、中和剤に使える苔が自生しているはずだ】
壁面の苔を鑑定すると、確かにドクターの言う通り、解毒成分を含む苔が見つかった。青緑色の苔で、指で潰すと清涼感のある汁が滲み出た。三島の傷口に塗ると、数分で麻痺が引いた。三島が剣を握り直す。力が戻っている。
「ドクター、ありがとうっす! マジで助かりました!」
三島が配信カメラに向かって頭を下げた。コメント欄が温かい反応で埋まった。
【ドクター:礼はいい。次からは後方にも注意しろ。擬態型は前方鑑定だけじゃ捕捉できないからな】
【三島大丈夫か!?】
【マコト:視聴者の専門知識が攻略の一部になってる。この配信の独自性だな】
マコトの言葉が的確だった。この配信の強さは、俺の鑑定だけじゃない。視聴者一人一人が持つ知識と経験が、リアルタイムで攻略に貢献している。ドクターの医療知識、マコトの攻略勘、シロのデータ分析——何千人もの頭脳が同時に問題に取り組んでいる。
八層の半分を踏破したところで配信を終了。三島の体調を確認し、毒の後遺症がないことを確かめてから地上に戻った。
帰宅後、凛からメッセージが届いた。
「八層のデータ、受信完了。やっぱり情報量が増えていますね。あと、一つ気になるデータがありました。八層の迷路構造の中心に、異常に高密度の情報ノードがある。ボスの可能性があります。次回、要注意です」
スマホを置いた。八層ボス。次の関門。
設計図の断片を五枚目にするチャンスかもしれない。
凛の言葉が頭の中で反響していた。「誰が、何のために、このプログラムを書いたんでしょう?」
その答えは——潜った先にしかない。
そして——新しい情報が追加されていた。
構造図の中に、文字が浮かんでいる。金色の光。前回の『歓迎する、読み手よ』の下に——
『汝の目は、深く見ることを学んだ。次の段階へ進む準備ができた。設計の全貌を知りたくば——核に至れ』
核。ダンジョンのコア。構造図の中心、全ての層からエネルギーラインが集中する一点。前回は『心臓部(アクセス不可)』と表示された場所だ。
今回の表示は——
┌──────────────────────────────────┐
│ 心臓部(コア) │
│ アクセス条件:設計図7/7を完成させること │
│ 推定深度:最深層(50層以深) │
│ 現在のアクセス権限:読み取りLv.4 │
│ コアへのアクセスに必要な権限:Lv.7 │
│ 備考:設計図の断片は各関門層の │
│ ボスまたは隠しエリアに配置されている │
└──────────────────────────────────┘
「七枚全部集めれば——コアに行ける」
青白い光の中で呟いた。立体映像が部屋の壁に影を落としている。設計図は全体の六割弱。残り三枚で完成する。
スマホが鳴った。凛からのメッセージ。
「データ転送ありがとうございます。断片4のスペクトル解析を始めます。明日までに結果を出します」
凛にはペンダントの鑑定データを即座に転送していた。設計図の立体映像も魔導カメラで撮影して送った。凛はおそらく今夜も徹夜だろう。
断片が光を放ち続けている。部屋の中が青い水の底のように見える。窓の外の街灯の明かりが、設計図の光に負けて消えている。
◇
翌日。凛の解析結果が届いた。
自宅アパートのモニターに、凛がリモートで繋いだ画面が表示される。凛自身は自宅で作業している。画面越しの凛は、相変わらず銀縁眼鏡の奥の目を光らせていた。隈が濃くなっている。やはり徹夜したのだ。
「一颯さん、重要な発見があります。三つ」
凛の指がキーボードを叩く。画面にグラフと図表が次々と表示された。ホワイトボードに走り書きされたメモの写真も共有されている。マーカーの色分けが几帳面だ。
「まず一つ目。四枚の断片から復元された構造データを統合すると、ダンジョンの各層が明確な『設計意図』を持って配置されていることがわかりました」
画面に層ごとの分析結果が表示された。
「一層から五層は『テスト層』。探索者の能力を試す階層群。六層から十層は『適応層』。生体鉱物が増加し、ダンジョン自体が探索者に適応——つまり反応し始める層です」
「反応する?」
「はい。六層以降の壁面が『生きている』のは、探索者の動きに応じてダンジョンが構造を微調整するためです。自己修復機能もその一部。探索者を観察し、学習している」
背筋に冷たいものが走った。ダンジョンが——俺たちを見ている。壁が生きているというのは、比喩ではなく——文字通り、観察しているということか。
「二つ目。設計図のデータ構造を分析した結果、このダンジョンは単なる構造物ではなく、一種の『プログラム』です」
凛の声に力がこもった。
「各層がモジュールとして設計されていて、モンスターは関数、罠はサブルーチン、ボスはゲートキーパー。そして鑑定スキルは——このプログラムのデバッガーとして設計されています」
「デバッガー——バグを見つけるツール?」
「正確には、コードを読んで構造を理解するためのツールです。一颯さんの鑑定は、ダンジョンというプログラムのソースコードを読み取るために、最初から組み込まれた機能なんです」
コーヒーを飲もうとしたカップが、口元で止まった。
最初から組み込まれた。つまり——鑑定スキルは偶然生まれたものではなく、ダンジョンの設計者が意図的に用意した機能だということか。
「三つ目。そしてこれが最も重要です」
凛の声が低くなった。画面に映る凛の横顔が、モニターの光に青く染まっている。
「設計図のデータ構造の中に、通信プロトコルが含まれています。一方向ではなく——双方向の」
「双方向?」
「はい。今までの鑑定は『読み取り』でした。ダンジョンのデータを一方的に読んでいた。でも設計図のプロトコルは——書き込みも可能にする構造を持っています。つまり、設計図が完成すれば、ダンジョンに情報を送り返すことができる」
部屋が静まり返った。冷却ファンの唸りだけが響いている。
「ダンジョンに——話しかけることができると?」
「理論上は。設計図が七枚揃えば、コアとの双方向通信が可能になる。『歓迎する、読み手よ』——あのメッセージは、読み手が書き手になる可能性を示唆しているんです」
凛の言葉が、部屋の空気を変えた。読み手が、書き手になる。ダンジョンのソースコードを読むだけでなく、そこに書き込むことができる。
「でもそれは裏を返せば——」
凛の声が震えた。
「ダンジョンには、読まれるべきソースコードが存在するということ。書き手を必要としている何かがある。誰が——何のために——このプログラムを書いたんでしょう?」
モニターの光だけが照らす部屋で、その問いだけが残った。
◇
午後。八層に潜った。配信付き。三島と二人。凛が裏方。視聴者数は開始直後で一万五千人。
鑑定眼鏡の初実戦投入だ。視線を向けるだけでデータがレンズに投影される。片目で鑑定結果を読み、もう片目で地形を確認できる。久我山の眼鏡は——営業マン時代の二画面モニターと同じだ。作業効率が倍になる。
八層の入口に立った瞬間、構造が変わったことがわかった。通路の壁面が幾何学的なパターンで構成されている。直線と曲線が組み合わさった、複雑な文様。空気は乾いていて、七層までの湿った温もりが消えている。代わりに、壁自体から微かな振動が伝わってくる。低い共鳴音。迷路の壁が鳴いている。
「皆さん、八層はフラクタル構造の迷路です。同じパターンが縮小されて繰り返されている。大きなループの中に小さなループがあり、その中にさらに小さなループがある。ロシアの入れ子人形——マトリョーシカみたいな構造ですね」
【フラクタルってマンデルブロ集合みたいなやつ?】
【マコト:構造がわかるならパターンが読めるはずだ。最短ルートを出してくれ】
【シロ:フラクタルの再帰深度は三段階です。大ループ→中ループ→小ループの順に解けば最短で抜けられます】
凛の分析通りにフラクタル迷路を解いていく。鑑定で壁面の構造データを読み取り、パターンの繰り返しを確認して、デッドエンドを回避。通路ごとに微妙に空気の温度が違うのが面白い。暖かい通路は正解ルート。冷たい通路は行き止まり。ダンジョンが体温で正解を教えている——そう気づいた時、背筋がざわついた。やはりダンジョンは、探索者を観察している。
「先輩、この迷路ってゲームのパックマンみたいっすね。道に正解があって、たまに敵が出てくる」
「パックマンよりタチが悪い。こっちは死ぬからな」
「先輩、そのツッコミ好きっすよ」
【wwwwww】
【パックマンで草】
迷路の中盤で、三島が毒蛾型のモンスターに背中を刺された。壁面に擬態していた個体が、三島が通過した瞬間に飛びかかった。鑑定眼鏡は前方を向いていたため、背後からの攻撃は検知できなかった。
「っ——!」
「三島くん!」
毒の鑑定を即座にかけた。レンズに結果が表示される。麻痺性の弱毒。致死性なし。だが三島の左腕が痺れ始めている。剣を握る力が弱まっていた。ドクターがすぐにコメントで助言をくれた。
【ドクター:それはシビレダケの毒と同じ成分だ。近くに解毒作用のある苔がないか鑑定してみろ。生体鉱物がある層なら、中和剤に使える苔が自生しているはずだ】
壁面の苔を鑑定すると、確かにドクターの言う通り、解毒成分を含む苔が見つかった。青緑色の苔で、指で潰すと清涼感のある汁が滲み出た。三島の傷口に塗ると、数分で麻痺が引いた。三島が剣を握り直す。力が戻っている。
「ドクター、ありがとうっす! マジで助かりました!」
三島が配信カメラに向かって頭を下げた。コメント欄が温かい反応で埋まった。
【ドクター:礼はいい。次からは後方にも注意しろ。擬態型は前方鑑定だけじゃ捕捉できないからな】
【三島大丈夫か!?】
【マコト:視聴者の専門知識が攻略の一部になってる。この配信の独自性だな】
マコトの言葉が的確だった。この配信の強さは、俺の鑑定だけじゃない。視聴者一人一人が持つ知識と経験が、リアルタイムで攻略に貢献している。ドクターの医療知識、マコトの攻略勘、シロのデータ分析——何千人もの頭脳が同時に問題に取り組んでいる。
八層の半分を踏破したところで配信を終了。三島の体調を確認し、毒の後遺症がないことを確かめてから地上に戻った。
帰宅後、凛からメッセージが届いた。
「八層のデータ、受信完了。やっぱり情報量が増えていますね。あと、一つ気になるデータがありました。八層の迷路構造の中心に、異常に高密度の情報ノードがある。ボスの可能性があります。次回、要注意です」
スマホを置いた。八層ボス。次の関門。
設計図の断片を五枚目にするチャンスかもしれない。
凛の言葉が頭の中で反響していた。「誰が、何のために、このプログラムを書いたんでしょう?」
その答えは——潜った先にしかない。
1
あなたにおすすめの小説
異世界配信中。幼馴染みに捨てられた俺に、神々(視聴者)がコメントしてくるんだが。
葉月
ファンタジー
コルネ村で、幼なじみであり恋人でもあったユリアナと、ささやかな幸福を分かち合って生きていたロイド。
だがある日、ユリアナは女神の愛子として目覚め、国王の命により王都へと連れ去られる。
突然、日常を奪われ、運命に引き裂かれたロイドは、抗う術も持たぬまま、否応なく大きな流れへと呑み込まれていく。
これは、奪われたものを取り戻すため、そして理不尽な運命に抗おうとする、一人の少年の物語である。
素材ガチャで【合成マスター】スキルを獲得したので、世界最強の探索者を目指します。
名無し
ファンタジー
学園『ホライズン』でいじめられっ子の生徒、G級探索者の白石優也。いつものように不良たちに虐げられていたが、勇気を出してやり返すことに成功する。その勢いで、近隣に出没したモンスター討伐に立候補した優也。その選択が彼の運命を大きく変えていくことになるのであった。
最弱無双は【スキルを創るスキル】だった⁈~レベルを犠牲に【スキルクリエイター】起動!!レベルが低くて使えないってどういうこと⁈~
華音 楓
ファンタジー
『ハロ~~~~~~~~!!地球の諸君!!僕は~~~~~~~~~~!!神…………デス!!』
たったこの一言から、すべてが始まった。
ある日突然、自称神の手によって世界に配られたスキルという名の才能。
そして自称神は、さらにダンジョンという名の迷宮を世界各地に出現させた。
それを期に、世界各国で作物は不作が発生し、地下資源などが枯渇。
ついにはダンジョンから齎される資源に依存せざるを得ない状況となってしまったのだった。
スキルとは祝福か、呪いか……
ダンジョン探索に命を懸ける人々の物語が今始まる!!
主人公【中村 剣斗】はそんな大災害に巻き込まれた一人であった。
ダンジョンはケントが勤めていた会社を飲み込み、その日のうちに無職となってしまう。
ケントは就職を諦め、【探索者】と呼ばれるダンジョンの資源回収を生業とする職業に就くことを決心する。
しかしケントに授けられたスキルは、【スキルクリエイター】という謎のスキル。
一応戦えはするものの、戦闘では役に立たづ、ついには訓練の際に組んだパーティーからも追い出されてしまう。
途方に暮れるケントは一人でも【探索者】としてやっていくことにした。
その後明かされる【スキルクリエイター】の秘密。
そして、世界存亡の危機。
全てがケントへと帰結するとき、物語が動き出した……
※登場する人物・団体・名称はすべて現実世界とは全く関係がありません。この物語はフィクションでありファンタジーです。
「魔神」を拾ったら、なぜか懐かれてトップ配信者に!? 最強の美少女魔神と、巨大すぎるワンコ(フェンリル)と送る、バズりまくりの同
伊部 なら丁
ファンタジー
現代日本、ダンジョン配信全盛期。
視聴者数「0人」が定位置の底辺配信者・ソラは、ある日、ダンジョンの未踏破区域で「人類の天敵」とされる伝説の魔神と遭遇する。
死を覚悟したソラだったが、絶世の美少女の姿をした魔神・ティアグラが興味を示したのは——ソラの持っていた「焼きそばパン」と「スマホ」だった!?
地味な薬草師だった俺が、実は村の生命線でした
阿里
ファンタジー
恋人に裏切られ、村を追い出された青年エド。彼の地味な仕事は誰にも評価されず、ただの「役立たず」として切り捨てられた。だが、それは間違いだった。旅の魔術師エリーゼと出会った彼は、自分の能力が秘めていた真の価値を知る。魔術と薬草を組み合わせた彼の秘薬は、やがて王国を救うほどの力となり、エドは英雄として名を馳せていく。そして、彼が去った村は、彼がいた頃には気づかなかった「地味な薬」の恩恵を失い、静かに破滅へと向かっていくのだった。
殲滅(ジェノサイド)ですわ~~!! ~異世界帰りの庶民派お嬢様、ダンジョン無双配信を始めます~
SAIKAI
ファンタジー
「わたくしの平穏なニート生活を邪魔するゴミは……殲滅(ジェノサイド)ですわ~~!!」
ブラック企業の理不尽な上司に対し、「代わりがいくらでもいるとおっしゃるなら、さっそくその有能な方を召喚なさってはいかが?」と言い残し、颯爽と退職届を置いてきた華園凛音(はなぞのりおん)。
実家で優雅なニート生活を満喫しようとした彼女だったが、あろうことか自宅の裏庭にダンジョンが出現してしまう。
「お庭にゴミを捨てるなんて、育ちが悪くってよ?」
実は彼女、かつて学生時代に異世界に召喚され、数多の魔王軍を「殲滅(ジェノサイド)」してきた伝説の勇者だった。
現代に戻り力を封印していた凛音だが、暇つぶしと「デパ地下のいいケーキ代」を稼ぐため、ホームセンターで購入したお掃除用具(バール)を手に、動画配信プラットフォーム『ToyTube』でのダンジョン配信を決意する!
異世界の常識と現代の価値観がズレたままの凛音がバールを一振りするたび、世界中の視聴者が絶叫し、各国の専門家が物理法則の崩壊に頭を抱え、政府の調査団が土下座で資源を請い願う。
しかし本人はいたって庶民派。
「皆様、スパチャありがとうございますわ! これで今夜は高い方のメンチカツですわ! 最高ですわ~~!!」
これは、本人は至って普通の庶民派お嬢様だと思っているニートが、無自覚に世界ランクをのぼり詰める殲滅の記録。
ダンジョンをある日見つけた結果→世界最強になってしまった
仮実谷 望
ファンタジー
いつも遊び場にしていた山である日ダンジョンを見つけた。とりあえず入ってみるがそこは未知の場所で……モンスターや宝箱などお宝やワクワクが溢れている場所だった。
そんなところで過ごしているといつの間にかステータスが伸びて伸びていつの間にか世界最強になっていた!?
{完結保証}規格外の最強皇子、自由に生きて無双する〜どこへ行っても、後世まで語られる偉業を残していく、常識外れの皇子〜
Saioonji
ファンタジー
母に殴られ、命を奪われた――そのはずだった。
だが目を覚ました先は、白く豪奢な王城の一室。
赤子の身体、仕えるメイド、そして“皇子”という立場。
前世では愛されず、名前すら価値を持たなかった少年が、
今度は世界の中心に生まれ落ちてしまった。
記憶を失ったふりをしながら、
静かに、冷静に、この世界を観察する皇子。
しかし彼の中には、すでに常識外れの思考と力が芽生えていた。
――これは復讐でも、救済でもない。
自由を求めただけの少年が、
やがて国を、歴史を、価値観そのものを揺るがしていく物語。
最強であることすら、彼にとってはただの前提条件だった。
重複投稿作品です
小説家になろうとカクヨムにも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる