21 / 34
五万人の視線
しおりを挟む
朝、目を覚ました時から。枕元のスマホが蜂の巣を突いたように震え続けている。通知バーを開いた。SNSのメンション。DMの未読。フォロー通知。配信プラットフォームの登録者数アラート。
五万人。
配信登録者が五万人を突破していた。
八層フラクタル迷路の攻略ダイジェストがSNSで拡散され、切り抜き動画が複数のまとめサイトに転載された。テレビの情報番組でも「話題のダンジョン配信者」として紹介されたらしい。「らしい」というのは、俺自身はテレビを持っていないからだ。リストラされた時に売った。
登録者五万人。たった数週間前まで視聴者三人だった男が。冷蔵庫の唸り声だけが聞こえる部屋で求人サイトをスクロールしていた男が。
SNSのタイムラインを高速でスクロールしていく。賞賛。分析。批判。全てが混ざり合って奔流のように流れている。その中に——桐生恭子からのDMがあった。
「柊さん、フォローアップ取材のお願いです。五万人突破と八層攻略について、もう少し詳しくお話を聞かせてください。お時間いただけますか」
桐生とは五層クリア直後に取材を受けている。あの時の記事は好意的な内容で、俺の知名度上昇に大きく貢献した。同時に「クロノスがロビー活動を始めている」という情報もくれた。情報屋としての桐生の存在は、このゲームにおけるインテリジェンスだ。営業マン時代に競合他社の動向を教えてくれるインサイダーがいたが——桐生はその探索者業界版だ。
返信した。「今日の午後、お時間ありますか」
即レス。「十四時、前回と同じホテルラウンジで」
凛にも連絡を入れた。「桐生記者の取材を受ける。業界の動きについて情報が得られるかもしれない」。凛の返信は短かった。「気をつけてください。データ関連の質問には慎重に」。
三島にも一応報告した。「先輩、テレビ出演の依頼も来てるんすか!? サインもらえます!?」。三島は相変わらずだった。
◇
ホテルラウンジ。落ち着いたBGMが流れている。ピアノ曲。ショパンかドビュッシーか——音楽には詳しくない。食器が触れ合う軽やかな音。桐生恭子は前回と同じ席にいた。ICレコーダーを既にテーブルに置いている。赤いランプが点灯している。録音開始済み。
「五万人突破、おめでとうございます」
桐生の声は落ち着いているが、目は鋭い。ジャーナリストの目だ。情報を引き出すために、まず相手をリラックスさせる——そのテクニックを心得ている。
「ありがとうございます。自分でも信じられないですよ。一ヶ月前は視聴者三人だったのに」
「それだけ、あなたの配信が異質だということです。他の探索者配信は戦闘がメインですが、あなたのは——情報がメインだ。ダンジョンの構造を解き明かしていく知的エンタメ。これは業界初です」
桐生がICレコーダーに向かって話す。取材であると同時に、自分の記事の方向性を確認しているようにも見えた。
「率直に聞きます。あなたの攻略速度は異常です。通常パーティが一ヶ月かける五層から八層の区間を、あなたは二週間で抜けている。しかもソロ、あるいは二人。これは業界的に——」
「衝撃、ですか」
「波紋、と言った方が正確ですね」
桐生がコーヒーを一口飲んだ。カップを置く音が静かに響く。
「大手ギルドが何ヶ月もかけて、何千万円ものコストをかけて攻略する情報を、あなたは一人で、しかも配信で無料公開している。ギルドのビジネスモデルを根底から揺るがしかねない」
「俺は別にギルドに喧嘩を売ってるわけじゃない」
「そうでしょう。でも結果として、あなたの配信は既存の利権構造に亀裂を入れている」
桐生がバッグから資料を取り出した。印刷されたスクリーンショットが数枚。探索者ギルド協会のSNS投稿。業界ニュースサイトの記事。
「協会が先日、『ダンジョン内部情報の無許可公開に関するガイドライン策定委員会の設置』を発表しました。見ましたか」
「見た。俺のことだろうなとは思ったけど」
「あなたのことです。名指しはされていませんが、業界内では全員わかっています。そして——このガイドライン策定委員会のメンバーリストを見てください」
桐生が一枚の紙を差し出した。委員会のメンバー名簿。七名。その中に——鷹取誠一郎の名前があった。クロノスのギルドマスター。
「鷹取が委員に入っている。つまり、あなたの情報公開を制限するルールを、鷹取自身が策定に関与するということです。プレイヤーがルールを決める側に回る——フェアプレーとは言い難い構図ですね」
営業マン時代を思い出した。入札案件で、競合他社が審査員と繋がっていたことがある。あの時と同じ構図だ。ゲームのルールを握った者が勝つ。実力ではなく、制度設計で勝負を決める。鷹取はそういう人間だ。
ラウンジのBGMが妙に遠く聞こえた。周囲の客の会話が水の中のように歪んで聞こえる。現実感が薄れていく。五万人のフォロワー。テレビでの紹介。華やかな表側の裏で、こういう動きが進んでいる。
「柊さん、気をつけてください」
桐生が声を潜めた。ICレコーダーの赤いランプが、テーブルの上で静かに点滅している。
「あの文書——探索者ギルド協会からの『ガイドライン遵守のお願い』は、協会の独断じゃない。クロノスのロビー活動が入ってる。私の情報網では、鷹取誠一郎が直接動いてるって話です」
「鷹取が——直接」
「はい。しかもこれだけじゃない」
桐生がもう一枚の写真を見せた。スマホの画面に表示された画像。暗い廊下で二人の男が話している。顔は判別できるギリギリの画質。
「左が鷹取。右が——ダンジョン管理局の影山局長です」
二度目だ。前回の取材でも同じ写真を見せられた。だが今回は——
「この写真、先日のギルド協会のレセプションで撮られたものです。レセプション自体は公式行事ですが、この二人が別室で三十分以上話し込んでいたのは公式記録にない。私が情報筋から入手した内容によると——話題は、あなたの鑑定データについてだったそうです」
手の中のコーヒーカップが冷たくなっていた。いつから冷めていたのかわからない。
「鷹取は鑑定データの独占を狙っている。影山局長は鑑定スキルの管理を管理局の権限下に置こうとしている。利害は異なりますが、方向性は一致しています——あなたのデータを、自由にさせないということです」
桐生のICレコーダーの赤いランプが、メトロノームのように点滅していた。
「柊さん。あなたにはまだ味方がいます。五万人の視聴者。マスコミ。そして——世論です。情報を公開し続ける限り、あなたを潰すことは難しい。公衆の面前で行われた攻略を、後から封じることはできない。でも……」
「でも?」
「気をつけるべきは、表からの圧力じゃない。裏からの動きです。スカウト。懐柔。そしてそれが失敗したら——排除」
桐生がICレコーダーを止めた。赤いランプが消える。
「ここからはオフレコです」
声が更に低くなった。
「鷹取から、直接コンタクトが来るかもしれません。いつ来てもおかしくない。もし来たら——絶対に一人では会わないでください」
ラウンジを出た。ホテルのロビーを抜けて外に出ると、東京の空がビルの隙間から細い帯のように見えた。三月の冷たい空気が頬を刺す。吐く息が白い。
駅に向かう途中、スマホを確認した。SNSの通知が百件を超えていた。五万人のフォロワーが、今この瞬間にも増え続けている。テレビで紹介された効果だろう。数字は嬉しい。だが——桐生の言葉が頭にこびりついている。スカウト。懐柔。排除。
名声の光が強くなるほど、影も濃くなる。営業マン時代にトップセールスになった先輩がいた。成績が良すぎて他の営業マンから嫉妬され、社内政治に巻き込まれて、最終的には左遷された。あの時、先輩は言っていた。「目立つことのコストは、目立たない人間には想像もつかない」。
今ならわかる。五万人の視線は——重い。
帰り道、郵便受けを確認した。封筒が一通。差出人は「探索者ギルド協会」。事務的な宛名印刷。冷たい紙の手触り。
開封した。
『ダンジョン内部情報の公開に関するガイドライン遵守のお願い(通知)』
公式文書。法的拘束力はない。だが圧力としては十分だ。
封筒を握りしめた。紙がくしゃりと音を立てた。
部屋に入って、凛に写真を撮って送った。文書の全文。凛からの返信は三分後。
「法的拘束力はありませんが、業界内での圧力としては機能します。注目すべきは文書の日付——八層配信のわずか二日後です。対応が速すぎる。事前に準備されていた可能性があります」
凛の分析は的確だった。二日で公式文書は作れない。つまりこの通知は、俺が八層に到達する前から準備されていたということだ。鷹取の情報部門が俺の攻略速度を予測し、タイミングを計って発出した。
もう一通、メッセージを送った。三島に。
「ギルド協会から圧力文書が来た。法的拘束力はないけど、注意しておいてくれ」
三島の返信は即座だった。
「先輩、俺はギルド協会に入ってないんで関係ないっす。先輩が配信やめないなら俺は殴り続けるっす。以上!」
思わず笑った。この男の単純さに救われる。
凛の論理的な分析。三島の直感的な忠誠。二つの支えがある。だが相手は——巨大ギルドと管理局のトップだ。五万人の視線が背中に集まっている。その光が——影を生み始めている。
スマホを枕元に置いた。通知のバイブレーションが、まだ断続的に部屋を揺らしている。眠りにつくまでの間、蜂の巣のように震え続けるスマホの音だけが、暗い部屋に響いていた。
五万人。
配信登録者が五万人を突破していた。
八層フラクタル迷路の攻略ダイジェストがSNSで拡散され、切り抜き動画が複数のまとめサイトに転載された。テレビの情報番組でも「話題のダンジョン配信者」として紹介されたらしい。「らしい」というのは、俺自身はテレビを持っていないからだ。リストラされた時に売った。
登録者五万人。たった数週間前まで視聴者三人だった男が。冷蔵庫の唸り声だけが聞こえる部屋で求人サイトをスクロールしていた男が。
SNSのタイムラインを高速でスクロールしていく。賞賛。分析。批判。全てが混ざり合って奔流のように流れている。その中に——桐生恭子からのDMがあった。
「柊さん、フォローアップ取材のお願いです。五万人突破と八層攻略について、もう少し詳しくお話を聞かせてください。お時間いただけますか」
桐生とは五層クリア直後に取材を受けている。あの時の記事は好意的な内容で、俺の知名度上昇に大きく貢献した。同時に「クロノスがロビー活動を始めている」という情報もくれた。情報屋としての桐生の存在は、このゲームにおけるインテリジェンスだ。営業マン時代に競合他社の動向を教えてくれるインサイダーがいたが——桐生はその探索者業界版だ。
返信した。「今日の午後、お時間ありますか」
即レス。「十四時、前回と同じホテルラウンジで」
凛にも連絡を入れた。「桐生記者の取材を受ける。業界の動きについて情報が得られるかもしれない」。凛の返信は短かった。「気をつけてください。データ関連の質問には慎重に」。
三島にも一応報告した。「先輩、テレビ出演の依頼も来てるんすか!? サインもらえます!?」。三島は相変わらずだった。
◇
ホテルラウンジ。落ち着いたBGMが流れている。ピアノ曲。ショパンかドビュッシーか——音楽には詳しくない。食器が触れ合う軽やかな音。桐生恭子は前回と同じ席にいた。ICレコーダーを既にテーブルに置いている。赤いランプが点灯している。録音開始済み。
「五万人突破、おめでとうございます」
桐生の声は落ち着いているが、目は鋭い。ジャーナリストの目だ。情報を引き出すために、まず相手をリラックスさせる——そのテクニックを心得ている。
「ありがとうございます。自分でも信じられないですよ。一ヶ月前は視聴者三人だったのに」
「それだけ、あなたの配信が異質だということです。他の探索者配信は戦闘がメインですが、あなたのは——情報がメインだ。ダンジョンの構造を解き明かしていく知的エンタメ。これは業界初です」
桐生がICレコーダーに向かって話す。取材であると同時に、自分の記事の方向性を確認しているようにも見えた。
「率直に聞きます。あなたの攻略速度は異常です。通常パーティが一ヶ月かける五層から八層の区間を、あなたは二週間で抜けている。しかもソロ、あるいは二人。これは業界的に——」
「衝撃、ですか」
「波紋、と言った方が正確ですね」
桐生がコーヒーを一口飲んだ。カップを置く音が静かに響く。
「大手ギルドが何ヶ月もかけて、何千万円ものコストをかけて攻略する情報を、あなたは一人で、しかも配信で無料公開している。ギルドのビジネスモデルを根底から揺るがしかねない」
「俺は別にギルドに喧嘩を売ってるわけじゃない」
「そうでしょう。でも結果として、あなたの配信は既存の利権構造に亀裂を入れている」
桐生がバッグから資料を取り出した。印刷されたスクリーンショットが数枚。探索者ギルド協会のSNS投稿。業界ニュースサイトの記事。
「協会が先日、『ダンジョン内部情報の無許可公開に関するガイドライン策定委員会の設置』を発表しました。見ましたか」
「見た。俺のことだろうなとは思ったけど」
「あなたのことです。名指しはされていませんが、業界内では全員わかっています。そして——このガイドライン策定委員会のメンバーリストを見てください」
桐生が一枚の紙を差し出した。委員会のメンバー名簿。七名。その中に——鷹取誠一郎の名前があった。クロノスのギルドマスター。
「鷹取が委員に入っている。つまり、あなたの情報公開を制限するルールを、鷹取自身が策定に関与するということです。プレイヤーがルールを決める側に回る——フェアプレーとは言い難い構図ですね」
営業マン時代を思い出した。入札案件で、競合他社が審査員と繋がっていたことがある。あの時と同じ構図だ。ゲームのルールを握った者が勝つ。実力ではなく、制度設計で勝負を決める。鷹取はそういう人間だ。
ラウンジのBGMが妙に遠く聞こえた。周囲の客の会話が水の中のように歪んで聞こえる。現実感が薄れていく。五万人のフォロワー。テレビでの紹介。華やかな表側の裏で、こういう動きが進んでいる。
「柊さん、気をつけてください」
桐生が声を潜めた。ICレコーダーの赤いランプが、テーブルの上で静かに点滅している。
「あの文書——探索者ギルド協会からの『ガイドライン遵守のお願い』は、協会の独断じゃない。クロノスのロビー活動が入ってる。私の情報網では、鷹取誠一郎が直接動いてるって話です」
「鷹取が——直接」
「はい。しかもこれだけじゃない」
桐生がもう一枚の写真を見せた。スマホの画面に表示された画像。暗い廊下で二人の男が話している。顔は判別できるギリギリの画質。
「左が鷹取。右が——ダンジョン管理局の影山局長です」
二度目だ。前回の取材でも同じ写真を見せられた。だが今回は——
「この写真、先日のギルド協会のレセプションで撮られたものです。レセプション自体は公式行事ですが、この二人が別室で三十分以上話し込んでいたのは公式記録にない。私が情報筋から入手した内容によると——話題は、あなたの鑑定データについてだったそうです」
手の中のコーヒーカップが冷たくなっていた。いつから冷めていたのかわからない。
「鷹取は鑑定データの独占を狙っている。影山局長は鑑定スキルの管理を管理局の権限下に置こうとしている。利害は異なりますが、方向性は一致しています——あなたのデータを、自由にさせないということです」
桐生のICレコーダーの赤いランプが、メトロノームのように点滅していた。
「柊さん。あなたにはまだ味方がいます。五万人の視聴者。マスコミ。そして——世論です。情報を公開し続ける限り、あなたを潰すことは難しい。公衆の面前で行われた攻略を、後から封じることはできない。でも……」
「でも?」
「気をつけるべきは、表からの圧力じゃない。裏からの動きです。スカウト。懐柔。そしてそれが失敗したら——排除」
桐生がICレコーダーを止めた。赤いランプが消える。
「ここからはオフレコです」
声が更に低くなった。
「鷹取から、直接コンタクトが来るかもしれません。いつ来てもおかしくない。もし来たら——絶対に一人では会わないでください」
ラウンジを出た。ホテルのロビーを抜けて外に出ると、東京の空がビルの隙間から細い帯のように見えた。三月の冷たい空気が頬を刺す。吐く息が白い。
駅に向かう途中、スマホを確認した。SNSの通知が百件を超えていた。五万人のフォロワーが、今この瞬間にも増え続けている。テレビで紹介された効果だろう。数字は嬉しい。だが——桐生の言葉が頭にこびりついている。スカウト。懐柔。排除。
名声の光が強くなるほど、影も濃くなる。営業マン時代にトップセールスになった先輩がいた。成績が良すぎて他の営業マンから嫉妬され、社内政治に巻き込まれて、最終的には左遷された。あの時、先輩は言っていた。「目立つことのコストは、目立たない人間には想像もつかない」。
今ならわかる。五万人の視線は——重い。
帰り道、郵便受けを確認した。封筒が一通。差出人は「探索者ギルド協会」。事務的な宛名印刷。冷たい紙の手触り。
開封した。
『ダンジョン内部情報の公開に関するガイドライン遵守のお願い(通知)』
公式文書。法的拘束力はない。だが圧力としては十分だ。
封筒を握りしめた。紙がくしゃりと音を立てた。
部屋に入って、凛に写真を撮って送った。文書の全文。凛からの返信は三分後。
「法的拘束力はありませんが、業界内での圧力としては機能します。注目すべきは文書の日付——八層配信のわずか二日後です。対応が速すぎる。事前に準備されていた可能性があります」
凛の分析は的確だった。二日で公式文書は作れない。つまりこの通知は、俺が八層に到達する前から準備されていたということだ。鷹取の情報部門が俺の攻略速度を予測し、タイミングを計って発出した。
もう一通、メッセージを送った。三島に。
「ギルド協会から圧力文書が来た。法的拘束力はないけど、注意しておいてくれ」
三島の返信は即座だった。
「先輩、俺はギルド協会に入ってないんで関係ないっす。先輩が配信やめないなら俺は殴り続けるっす。以上!」
思わず笑った。この男の単純さに救われる。
凛の論理的な分析。三島の直感的な忠誠。二つの支えがある。だが相手は——巨大ギルドと管理局のトップだ。五万人の視線が背中に集まっている。その光が——影を生み始めている。
スマホを枕元に置いた。通知のバイブレーションが、まだ断続的に部屋を揺らしている。眠りにつくまでの間、蜂の巣のように震え続けるスマホの音だけが、暗い部屋に響いていた。
1
あなたにおすすめの小説
異世界配信中。幼馴染みに捨てられた俺に、神々(視聴者)がコメントしてくるんだが。
葉月
ファンタジー
コルネ村で、幼なじみであり恋人でもあったユリアナと、ささやかな幸福を分かち合って生きていたロイド。
だがある日、ユリアナは女神の愛子として目覚め、国王の命により王都へと連れ去られる。
突然、日常を奪われ、運命に引き裂かれたロイドは、抗う術も持たぬまま、否応なく大きな流れへと呑み込まれていく。
これは、奪われたものを取り戻すため、そして理不尽な運命に抗おうとする、一人の少年の物語である。
素材ガチャで【合成マスター】スキルを獲得したので、世界最強の探索者を目指します。
名無し
ファンタジー
学園『ホライズン』でいじめられっ子の生徒、G級探索者の白石優也。いつものように不良たちに虐げられていたが、勇気を出してやり返すことに成功する。その勢いで、近隣に出没したモンスター討伐に立候補した優也。その選択が彼の運命を大きく変えていくことになるのであった。
最弱無双は【スキルを創るスキル】だった⁈~レベルを犠牲に【スキルクリエイター】起動!!レベルが低くて使えないってどういうこと⁈~
華音 楓
ファンタジー
『ハロ~~~~~~~~!!地球の諸君!!僕は~~~~~~~~~~!!神…………デス!!』
たったこの一言から、すべてが始まった。
ある日突然、自称神の手によって世界に配られたスキルという名の才能。
そして自称神は、さらにダンジョンという名の迷宮を世界各地に出現させた。
それを期に、世界各国で作物は不作が発生し、地下資源などが枯渇。
ついにはダンジョンから齎される資源に依存せざるを得ない状況となってしまったのだった。
スキルとは祝福か、呪いか……
ダンジョン探索に命を懸ける人々の物語が今始まる!!
主人公【中村 剣斗】はそんな大災害に巻き込まれた一人であった。
ダンジョンはケントが勤めていた会社を飲み込み、その日のうちに無職となってしまう。
ケントは就職を諦め、【探索者】と呼ばれるダンジョンの資源回収を生業とする職業に就くことを決心する。
しかしケントに授けられたスキルは、【スキルクリエイター】という謎のスキル。
一応戦えはするものの、戦闘では役に立たづ、ついには訓練の際に組んだパーティーからも追い出されてしまう。
途方に暮れるケントは一人でも【探索者】としてやっていくことにした。
その後明かされる【スキルクリエイター】の秘密。
そして、世界存亡の危機。
全てがケントへと帰結するとき、物語が動き出した……
※登場する人物・団体・名称はすべて現実世界とは全く関係がありません。この物語はフィクションでありファンタジーです。
「魔神」を拾ったら、なぜか懐かれてトップ配信者に!? 最強の美少女魔神と、巨大すぎるワンコ(フェンリル)と送る、バズりまくりの同
伊部 なら丁
ファンタジー
現代日本、ダンジョン配信全盛期。
視聴者数「0人」が定位置の底辺配信者・ソラは、ある日、ダンジョンの未踏破区域で「人類の天敵」とされる伝説の魔神と遭遇する。
死を覚悟したソラだったが、絶世の美少女の姿をした魔神・ティアグラが興味を示したのは——ソラの持っていた「焼きそばパン」と「スマホ」だった!?
地味な薬草師だった俺が、実は村の生命線でした
阿里
ファンタジー
恋人に裏切られ、村を追い出された青年エド。彼の地味な仕事は誰にも評価されず、ただの「役立たず」として切り捨てられた。だが、それは間違いだった。旅の魔術師エリーゼと出会った彼は、自分の能力が秘めていた真の価値を知る。魔術と薬草を組み合わせた彼の秘薬は、やがて王国を救うほどの力となり、エドは英雄として名を馳せていく。そして、彼が去った村は、彼がいた頃には気づかなかった「地味な薬」の恩恵を失い、静かに破滅へと向かっていくのだった。
殲滅(ジェノサイド)ですわ~~!! ~異世界帰りの庶民派お嬢様、ダンジョン無双配信を始めます~
SAIKAI
ファンタジー
「わたくしの平穏なニート生活を邪魔するゴミは……殲滅(ジェノサイド)ですわ~~!!」
ブラック企業の理不尽な上司に対し、「代わりがいくらでもいるとおっしゃるなら、さっそくその有能な方を召喚なさってはいかが?」と言い残し、颯爽と退職届を置いてきた華園凛音(はなぞのりおん)。
実家で優雅なニート生活を満喫しようとした彼女だったが、あろうことか自宅の裏庭にダンジョンが出現してしまう。
「お庭にゴミを捨てるなんて、育ちが悪くってよ?」
実は彼女、かつて学生時代に異世界に召喚され、数多の魔王軍を「殲滅(ジェノサイド)」してきた伝説の勇者だった。
現代に戻り力を封印していた凛音だが、暇つぶしと「デパ地下のいいケーキ代」を稼ぐため、ホームセンターで購入したお掃除用具(バール)を手に、動画配信プラットフォーム『ToyTube』でのダンジョン配信を決意する!
異世界の常識と現代の価値観がズレたままの凛音がバールを一振りするたび、世界中の視聴者が絶叫し、各国の専門家が物理法則の崩壊に頭を抱え、政府の調査団が土下座で資源を請い願う。
しかし本人はいたって庶民派。
「皆様、スパチャありがとうございますわ! これで今夜は高い方のメンチカツですわ! 最高ですわ~~!!」
これは、本人は至って普通の庶民派お嬢様だと思っているニートが、無自覚に世界ランクをのぼり詰める殲滅の記録。
ダンジョンをある日見つけた結果→世界最強になってしまった
仮実谷 望
ファンタジー
いつも遊び場にしていた山である日ダンジョンを見つけた。とりあえず入ってみるがそこは未知の場所で……モンスターや宝箱などお宝やワクワクが溢れている場所だった。
そんなところで過ごしているといつの間にかステータスが伸びて伸びていつの間にか世界最強になっていた!?
{完結保証}規格外の最強皇子、自由に生きて無双する〜どこへ行っても、後世まで語られる偉業を残していく、常識外れの皇子〜
Saioonji
ファンタジー
母に殴られ、命を奪われた――そのはずだった。
だが目を覚ました先は、白く豪奢な王城の一室。
赤子の身体、仕えるメイド、そして“皇子”という立場。
前世では愛されず、名前すら価値を持たなかった少年が、
今度は世界の中心に生まれ落ちてしまった。
記憶を失ったふりをしながら、
静かに、冷静に、この世界を観察する皇子。
しかし彼の中には、すでに常識外れの思考と力が芽生えていた。
――これは復讐でも、救済でもない。
自由を求めただけの少年が、
やがて国を、歴史を、価値観そのものを揺るがしていく物語。
最強であることすら、彼にとってはただの前提条件だった。
重複投稿作品です
小説家になろうとカクヨムにも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる