40 / 67
「 2ー3 」新しい名前
しおりを挟む
お腹が膨らんで破裂するというスプラッタ状態に失神したらしい木村 保。誰かに呼ばれてる気がするが。
「さした、さん?さした、さん?」
その「さした」て、誰ですか。あなた、間違ってますよ。
「僕は・・、木村ですけど。」
「大丈夫ですか。さした、さん?」
そこは、病院だった。どうやら、気絶したらしいと分かる。構わずに青いナース服の看護師が脈を測る。ついでに、熱も。
「熱が少し有りますけど、落ち着いたみたいで良かったです。先生の診断の後で退院できますよ。」
「退院て、入院してたんですか。僕は?」
「あら、まだ、記憶がハッキリしないんですね。入院した時は、朦朧(もうろう)とされてたから。学校へ戻られても、無理しないで勉強して下さい。」
「べ、べべべべー勉強?」
「ええ、学園の学生でしょ。三日間も熱にうなされてたから、暫くは運動も控えて。」
「三日間、熱~~???」
おかしい。おかしいよ、それ。僕は、変な女から背中をブスッとやられて腹がパンパンになって破裂しそうになって死にそうになって。
「チッ、チッ、チッ、電線にチョロリンが2匹とまってる。魔法で打ってさ煮てさ焼いてさ、おっとっとー。」
わっ、なんだなんだ。口が勝手に動いた。あの、昔ーーに流行った歌を唄った。それも、刺した女の。
「あ、それ、「で◯線音頭」でしょ。懐メロで聞いた事ありますよ。歌詞が違ったみたいだけど、好きなんですか?」
「え、好き?はい、多分。好きだと思う(あの女が)」
看護師が出て行って1人になった個室。ベッドに付けられた名前札を見て保は震える。
「指田 保(さした たもつ)って、名前が変わってるぞー!」
どうしてなんだ、分からない。♪悲しい時、楽し買った事を思い出そう。
「あの子に、会いたい!」
そうだ。僕は、あの子を追いかけて学園に就職したんだ。忘れるなんて、おかしいぞ。
「さした、さん?さした、さん?」
その「さした」て、誰ですか。あなた、間違ってますよ。
「僕は・・、木村ですけど。」
「大丈夫ですか。さした、さん?」
そこは、病院だった。どうやら、気絶したらしいと分かる。構わずに青いナース服の看護師が脈を測る。ついでに、熱も。
「熱が少し有りますけど、落ち着いたみたいで良かったです。先生の診断の後で退院できますよ。」
「退院て、入院してたんですか。僕は?」
「あら、まだ、記憶がハッキリしないんですね。入院した時は、朦朧(もうろう)とされてたから。学校へ戻られても、無理しないで勉強して下さい。」
「べ、べべべべー勉強?」
「ええ、学園の学生でしょ。三日間も熱にうなされてたから、暫くは運動も控えて。」
「三日間、熱~~???」
おかしい。おかしいよ、それ。僕は、変な女から背中をブスッとやられて腹がパンパンになって破裂しそうになって死にそうになって。
「チッ、チッ、チッ、電線にチョロリンが2匹とまってる。魔法で打ってさ煮てさ焼いてさ、おっとっとー。」
わっ、なんだなんだ。口が勝手に動いた。あの、昔ーーに流行った歌を唄った。それも、刺した女の。
「あ、それ、「で◯線音頭」でしょ。懐メロで聞いた事ありますよ。歌詞が違ったみたいだけど、好きなんですか?」
「え、好き?はい、多分。好きだと思う(あの女が)」
看護師が出て行って1人になった個室。ベッドに付けられた名前札を見て保は震える。
「指田 保(さした たもつ)って、名前が変わってるぞー!」
どうしてなんだ、分からない。♪悲しい時、楽し買った事を思い出そう。
「あの子に、会いたい!」
そうだ。僕は、あの子を追いかけて学園に就職したんだ。忘れるなんて、おかしいぞ。
0
あなたにおすすめの小説
金の野獣と薔薇の番
むー
BL
結季には記憶と共に失った大切な約束があった。
❇︎❇︎❇︎❇︎❇︎
止むを得ない事情で全寮制の学園の高等部に編入した結季。
彼は事故により7歳より以前の記憶がない。
高校進学時の検査でオメガ因子が見つかるまでベータとして養父母に育てられた。
オメガと判明したがフェロモンが出ることも発情期が来ることはなかった。
ある日、編入先の学園で金髪金眼の皇貴と出逢う。
彼の纒う薔薇の香りに発情し、結季の中のオメガが開花する。
その薔薇の香りのフェロモンを纏う皇貴は、全ての性を魅了し学園の頂点に立つアルファだ。
来るもの拒まずで性に奔放だが、番は持つつもりはないと公言していた。
皇貴との出会いが、少しずつ結季のオメガとしての運命が動き出す……?
4/20 本編開始。
『至高のオメガとガラスの靴』と同じ世界の話です。
(『至高の〜』完結から4ヶ月後の設定です。)
※シリーズものになっていますが、どの物語から読んでも大丈夫です。
【至高のオメガとガラスの靴】
↓
【金の野獣と薔薇の番】←今ココ
↓
【魔法使いと眠れるオメガ】
happy dead end
瑞原唯子
BL
「それでも俺に一生を捧げる覚悟はあるか?」
シルヴィオは幼いころに第一王子の遊び相手として抜擢され、初めて会ったときから彼の美しさに心を奪われた。そして彼もシルヴィオだけに心を開いていた。しかし中等部に上がると、彼はとある女子生徒に興味を示すようになり——。
目立たないでと言われても
みつば
BL
「お願いだから、目立たないで。」
******
山奥にある私立琴森学園。この学園に季節外れの転入生がやってきた。担任に頼まれて転入生の世話をすることになってしまった俺、藤崎湊人。引き受けたはいいけど、この転入生はこの学園の人気者に気に入られてしまって……
25話で本編完結+番外編4話
鈴木さんちの家政夫
ユキヤナギ
BL
「もし家事全般を請け負ってくれるなら、家賃はいらないよ」そう言われて鈴木家の住み込み家政夫になった智樹は、雇い主の彩葉に心惹かれていく。だが彼には、一途に想い続けている相手がいた。彩葉の恋を見守るうちに、智樹は心に芽生えた大切な気持ちに気付いていく。
執着
紅林
BL
聖緋帝国の華族、瀬川凛は引っ込み思案で特に目立つこともない平凡な伯爵家の三男坊。だが、彼の婚約者は違った。帝室の血を引く高貴な公爵家の生まれであり帝国陸軍の将校として目覚しい活躍をしている男だった。
【完結】恋した君は別の誰かが好きだから
花村 ネズリ
BL
本編は完結しました。後日、おまけ&アフターストーリー随筆予定。
青春BLカップ31位。
BETありがとうございました。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
俺が好きになった人は、別の誰かが好きだからーー。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
二つの視点から見た、片思い恋愛模様。
じれきゅん
ギャップ攻め
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる