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第1章 飛ばせ!本気汁!
第17話 ティム
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眠い目を擦った。
結局全然眠れなかった。
キラービートルをティムしたあと、洞窟に戻ると仲間のゴブリンは全員寝ていたので安心して洞窟の隅で寝たのだが、早朝俺を見付けたメスゴブリンに襲われたのだ。
慌てて洞窟を逃げ出してメスゴブリンを引き離したらナビが、『チッ』っと舌打ちをした。
ナビと俺は俺が一度死ぬまでの間にメスゴブリンとセックスするかしないか賭けをしているのだが、今のところナビの敗色濃厚な為ナビは不機嫌だ。
しかももう1つ賭けをしてみます?していてそれは、
俺がキラービートルをティムして有効活用できるか?
というものだがこれもナビの敗色が濃厚となっている。
今までにも俺とナビは賭けをしていてナビの負けが続いているのでナビはこのままだど俺の性奴隷にでも成っちゃうんじゃないかと思うのだが、残念ながらナビは俺のこの世界での生活をサポートするナビゲーターみたいな存在で実在しない。
だからナビを性奴隷にするのは無理そうだ。
やれてもテレフォンセックスぐらいだ。
でもテレフォンセックスって当たり前だけと、セックスじゃあ無いんだよね。
だから、最初の掛けでナビは負けたら俺とセックスすると約束したのだけど、ナビとはセックスなんて出来ないし。
今は負け分の利子としてナビとテレフォンセックスをしているのだった。
『早く具現化して俺とセックスしない?』
俺はそう言うのだが、『出来ません!』そうナビは言うのだった。
『だってそうしないといつまでもテレフォンセックスを俺とする結果に、、、』
『うううぅ、』
とナビは困ってる様だ。
しかしナビって実は少し謎があるんだよな。
ナビは要するに俺の能力の1つな訳だし、ナビゲーターなのだけど、俺が死んでまたゴブリンとして生まれ変わる時に俺が強いゴブリンに転生出来るように調整してくれたのだ。
なんでナビがこんな事をできるんだ?
もちろん俺を『ゴブリンにしか転生出来ないようにした主神様がやった』っていうならわかる。でもナビは、『私がやった。私はスゴイ!』そう言ったのだ。
(何だか不自然な様な、、、)
なんて考えてると、
『ハイハイ!さっさと人間共を皆殺しにしに行きましょう!』
そうナビに思考を遮られる。
(やっぱり不自然なんだよな。ナビってゴブリンに優しいけど、人間にはわりと冷たいというか。ゴブリンとセックスさせようと躍起になってるし)
・
ナビ(エルマ)視点
「はぅ!どうしましょ!」
私の嘘がご主人様にばれそうになっていた。
私は本当はゴブリン達の神だった。
ゴブリン達の救世主になるであろうご主人様をサポートする為に、神である私がご主人様のナビゲーターを買って出ていた。
別にゴブリン達の神をしている私がご主人様のナビをしたって良いと私は思うのだけど、残念ながらご主人様はゴブリンの事があまり好きでは無い様なのだ。
そもそもゴブリンではなくて、人間として転生したいらしいが、それをご主人様の意に反して内緒で無理矢理ゴブリンに転生して頂いているのだった。
そうなると、私がゴブリンの神だと伝えるのは、ばつが悪い様な気がして言えなかった。
「大体貴方は浮闊なのよ」
そう主神様が仰った。
そう言われてしまうと何も言えない。確かに私の浮闊さが招いた結果だった。
さらに主神様は「でも良いんじゃないですか?いつまでも嘘をつくのは良くありませんし。少しずつ真実をお話ししたら?」そう言った。
「でもそうしたら、私に実体があるのも分かってしまいますし、そうしたらご主人様とセックスしなければいけなくなるのでは、、、」
「当たり前じゃないですか。そうしないと私は言っているのですよ?」
「そんなぁ。主神様が授けた『童貞のヨダレ』なんてスキル持ちにセックスされたら私どうなっちゃうか分かりませんよ?」
ご主人様はそのスキルのおかげで、セックスのスキルがマックスなのだった。
しかもご主人様の精子には気持ち良くなる効果や、ご主人様の事が好きになる効果まであって、そんなものを体内に出されたら、、、。
「それこそ、おもし、、、。いや、良いではないですか」
(主神様、いま面白いと言おうとした、、、)
私が『ジト』って感じの目で主神様を見ると、主神様は優しく微笑んで、
「彼とエルマが仲良くなるのは良い事ではないのですか?」
そう言った。
「それはそうですけど、、、」
「まぁ心配なのは分かります。しかし、エルマは彼とセックスすると約束してしまったのですから、、、」
(うぅ。そうなんですよねぇ)
ふとご主人様の様子を見ると、ご主人様は一匹でウォーウルフを殺しまくっている。
(あっ、ウォーウルフキラーの称号を得た)
ご主人様はとうとうウォーウルフを100匹殺した様だ。
これでウォーウルフ相手の戦闘時に補正が掛かる。攻撃力と敏捷に1.2のプラスなので戦闘がずっと楽になるはずだ。
(とはいっても、今のご主人様には不要か)
何故ならご主人様はゴブリンとしてはあり得ないほど強く成られた。
それは正しく、死んでもスキルが据え置きになる様にしてくれた主神様の取り計らいのおかげなのだが、それでもどんどん強く成られるご主人様の存在が有り難い。
ゴブリン達は変わろうとしていた。
ご主人様が戦闘の仕方を教えたゴブリン達はどんどんレベルを上げていて、死亡率も下がっている。
この調子であっちこっちのゴブリン達に戦闘方法を教えて欲しいのだがその為にはご主人様に死んで頂く必要がある。
1つのゴブリンの集落から別のゴブリンの集落に行くには距離がありすぎるのだ。
一年も掛けて移動して戦闘方法を伝授するよりも適度な所で死んで頂いて、次の集落へ再びゴブリンとして転生して頂いた方が断然効率が良い。
つまり私からのご主人様への希望には、『ご主人様の死が含まれる』のだ。
そう思うと、申し訳無さで胸が一杯になる。
私がご主人様の為に出来ることをするというのは確かに良い事なのかもしれない。
「私もそう思うわ」主神様は微笑んで、「私、貴方の為に良い方法を思い付いたわ」と言った。
主神様の思い付いた『良い方法』に思わず私は後退りするが、ご主人様は私に詰め寄って、
「神は普通地上に顕現出来ないじゃない?そこで、この子にお願いをしてみようと思うの」
そう言って主神様は1つの魂を私に見せた。
結局全然眠れなかった。
キラービートルをティムしたあと、洞窟に戻ると仲間のゴブリンは全員寝ていたので安心して洞窟の隅で寝たのだが、早朝俺を見付けたメスゴブリンに襲われたのだ。
慌てて洞窟を逃げ出してメスゴブリンを引き離したらナビが、『チッ』っと舌打ちをした。
ナビと俺は俺が一度死ぬまでの間にメスゴブリンとセックスするかしないか賭けをしているのだが、今のところナビの敗色濃厚な為ナビは不機嫌だ。
しかももう1つ賭けをしてみます?していてそれは、
俺がキラービートルをティムして有効活用できるか?
というものだがこれもナビの敗色が濃厚となっている。
今までにも俺とナビは賭けをしていてナビの負けが続いているのでナビはこのままだど俺の性奴隷にでも成っちゃうんじゃないかと思うのだが、残念ながらナビは俺のこの世界での生活をサポートするナビゲーターみたいな存在で実在しない。
だからナビを性奴隷にするのは無理そうだ。
やれてもテレフォンセックスぐらいだ。
でもテレフォンセックスって当たり前だけと、セックスじゃあ無いんだよね。
だから、最初の掛けでナビは負けたら俺とセックスすると約束したのだけど、ナビとはセックスなんて出来ないし。
今は負け分の利子としてナビとテレフォンセックスをしているのだった。
『早く具現化して俺とセックスしない?』
俺はそう言うのだが、『出来ません!』そうナビは言うのだった。
『だってそうしないといつまでもテレフォンセックスを俺とする結果に、、、』
『うううぅ、』
とナビは困ってる様だ。
しかしナビって実は少し謎があるんだよな。
ナビは要するに俺の能力の1つな訳だし、ナビゲーターなのだけど、俺が死んでまたゴブリンとして生まれ変わる時に俺が強いゴブリンに転生出来るように調整してくれたのだ。
なんでナビがこんな事をできるんだ?
もちろん俺を『ゴブリンにしか転生出来ないようにした主神様がやった』っていうならわかる。でもナビは、『私がやった。私はスゴイ!』そう言ったのだ。
(何だか不自然な様な、、、)
なんて考えてると、
『ハイハイ!さっさと人間共を皆殺しにしに行きましょう!』
そうナビに思考を遮られる。
(やっぱり不自然なんだよな。ナビってゴブリンに優しいけど、人間にはわりと冷たいというか。ゴブリンとセックスさせようと躍起になってるし)
・
ナビ(エルマ)視点
「はぅ!どうしましょ!」
私の嘘がご主人様にばれそうになっていた。
私は本当はゴブリン達の神だった。
ゴブリン達の救世主になるであろうご主人様をサポートする為に、神である私がご主人様のナビゲーターを買って出ていた。
別にゴブリン達の神をしている私がご主人様のナビをしたって良いと私は思うのだけど、残念ながらご主人様はゴブリンの事があまり好きでは無い様なのだ。
そもそもゴブリンではなくて、人間として転生したいらしいが、それをご主人様の意に反して内緒で無理矢理ゴブリンに転生して頂いているのだった。
そうなると、私がゴブリンの神だと伝えるのは、ばつが悪い様な気がして言えなかった。
「大体貴方は浮闊なのよ」
そう主神様が仰った。
そう言われてしまうと何も言えない。確かに私の浮闊さが招いた結果だった。
さらに主神様は「でも良いんじゃないですか?いつまでも嘘をつくのは良くありませんし。少しずつ真実をお話ししたら?」そう言った。
「でもそうしたら、私に実体があるのも分かってしまいますし、そうしたらご主人様とセックスしなければいけなくなるのでは、、、」
「当たり前じゃないですか。そうしないと私は言っているのですよ?」
「そんなぁ。主神様が授けた『童貞のヨダレ』なんてスキル持ちにセックスされたら私どうなっちゃうか分かりませんよ?」
ご主人様はそのスキルのおかげで、セックスのスキルがマックスなのだった。
しかもご主人様の精子には気持ち良くなる効果や、ご主人様の事が好きになる効果まであって、そんなものを体内に出されたら、、、。
「それこそ、おもし、、、。いや、良いではないですか」
(主神様、いま面白いと言おうとした、、、)
私が『ジト』って感じの目で主神様を見ると、主神様は優しく微笑んで、
「彼とエルマが仲良くなるのは良い事ではないのですか?」
そう言った。
「それはそうですけど、、、」
「まぁ心配なのは分かります。しかし、エルマは彼とセックスすると約束してしまったのですから、、、」
(うぅ。そうなんですよねぇ)
ふとご主人様の様子を見ると、ご主人様は一匹でウォーウルフを殺しまくっている。
(あっ、ウォーウルフキラーの称号を得た)
ご主人様はとうとうウォーウルフを100匹殺した様だ。
これでウォーウルフ相手の戦闘時に補正が掛かる。攻撃力と敏捷に1.2のプラスなので戦闘がずっと楽になるはずだ。
(とはいっても、今のご主人様には不要か)
何故ならご主人様はゴブリンとしてはあり得ないほど強く成られた。
それは正しく、死んでもスキルが据え置きになる様にしてくれた主神様の取り計らいのおかげなのだが、それでもどんどん強く成られるご主人様の存在が有り難い。
ゴブリン達は変わろうとしていた。
ご主人様が戦闘の仕方を教えたゴブリン達はどんどんレベルを上げていて、死亡率も下がっている。
この調子であっちこっちのゴブリン達に戦闘方法を教えて欲しいのだがその為にはご主人様に死んで頂く必要がある。
1つのゴブリンの集落から別のゴブリンの集落に行くには距離がありすぎるのだ。
一年も掛けて移動して戦闘方法を伝授するよりも適度な所で死んで頂いて、次の集落へ再びゴブリンとして転生して頂いた方が断然効率が良い。
つまり私からのご主人様への希望には、『ご主人様の死が含まれる』のだ。
そう思うと、申し訳無さで胸が一杯になる。
私がご主人様の為に出来ることをするというのは確かに良い事なのかもしれない。
「私もそう思うわ」主神様は微笑んで、「私、貴方の為に良い方法を思い付いたわ」と言った。
主神様の思い付いた『良い方法』に思わず私は後退りするが、ご主人様は私に詰め寄って、
「神は普通地上に顕現出来ないじゃない?そこで、この子にお願いをしてみようと思うの」
そう言って主神様は1つの魂を私に見せた。
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