夢精転生~異世界行ったら本気汁~

ユタポンヌ

文字の大きさ
23 / 24
第1章 飛ばせ!本気汁!

第22話 今後

しおりを挟む
  「痛ってぇ~!」

  思わず大声が出た!
  自分で自分の体の中の魔石なんて砕くんじゃ無かった!
  それでも痛みが収まって、顔を上に上げると、神様がいた。

  「あれ?神様じゃん?」

  そこには俺が常にゴブリンに産まれ変わる様にした神様がいた。

  「お見事でした」

  良く分からんがそう誉めてくれるので、

  「ども」

  とお礼を言う。
  でも、何でこんな所に居るのか分からなくって、

  (さて?)

 なんて思っていると、

  「如何ですか?人間に転生されますか?」

  そう神様が言った。

  (あぁ、そうか)

  「いや、人間には成らないよ。エルフにもね。それにどうせ魔族、、ガルムって言ったっけ?似たようなもんなんだろ?」

  俺がそう言うと神様は頷いた。

  「じゃあ良いよゴブリンで、だってアイツ等汚ねぇんだよ」

  「そうなのです、美しさに欠けるのです。ヒューマンもエルフもガルムも皆、美しさに欠けるのです」

  神様はそう言ってさらに、

  「貴方は一匹のゴブリンと、一輪の花。どちらが私にとって大切か分かりますか?」

  そう聞いてきた。

  「ゴブリンと花、どっちが大切かって?」

  「そうです、ヒントはどっちも私が作り出しました」

  ( 、、、って事はゴブリンも花も神様にとっては自分の子供の様な物に感じるって事だろ?)

   んじゃあ、どっちも大事なんじゃないのか?
  どれかが特別って事は無いんじゃあないのか?

  「正解です」

  心の中を読まれたのだろう。
  答えを言う前に正解だと言われてしまった。

  「その通りなのです、この世界の全てが私の愛の対象なのです」

  「じゃあ一つの種族が絶滅するなんて我慢出来ねぇよな」

  「そうなのです。
  ゴブリンはキラービートルを食べますが、それは仕方ありません。それが巡ってキラービートルの為にもなります。
  ウォーウルフがゴブリンを食べるのも仕方ありません。きっと餓えていたのでしょう。
  しかし、ある種族の贅沢の為に、ある種族が居なくなるのが我慢出来ないのです。
  そして、貴方にはこの事態を防ぐ為にこの世界に来て頂いたのです。ゴブリン達の生息圏とその数を増やして頂きたかった」

  「あぁ、やっぱりそうだったのね」

  「はい。その為に知識のある成体にこの世界に転生して頂くのですが、残念ながら皆様ゴブリンへの転生を依頼すると拒絶されてしまって、、、」

  「そりゃそうだ」

  俺だって人間が良かったもの。

  「そこで貴方にも何とかお願いしてゴブリンに転生して頂こうと考えていたのですよ?」

  「え?もしかしてそこから俺は嵌められていたの?」

  「いえ、何とかお願いしようとしていた所、貴方は奇跡的に自爆してくださり。まぁ貴方のミスに乗じてゴブリンとして転生して頂いたのです」

  (あぁ、、自爆ね、、、)

  「フフ、でも、貴方にスゴく期待していたので、実は貴方をサポートしていたナビという存在も実はゴブリン達の神、名をエルマと申します。
  エルマ!来なさい!」

  神様がそう言うと、肌が緑色の女の人が現れて、

  「ごめんなさい!」

  そう言って土下座した。
  その女の人は服を着ていなくって、キレイな体のラインが見てとれる。
  パイオツもでかいんじゃないか?
  この人が、

  「え?ナビなの?」

  「そうです。ナビと貴方が呼んだ存在です」

  「実在するんじゃん!ナビ!」

  「ハイ!」と言ってナビは顔を上げる。

  顔をキレイな顔をしている。
  美人さんだ!

  「出来んじゃん!セックス!良し!しよう!」

  俺がそう言って近付くとナビは飛び上がって逃げようとする。

  「良いじゃん!賭けに勝ったんだからさ!」

  「だって!『童貞のヨダレ』なんてスキルのあるご主人様にされたら私おかしくなっちゃいますよ!」

  まぁね。俺の『童貞のヨダレ』ってスキルには、俺の事を好きにさせる効果と相手を気持ち良くさせる効果がある。
  それに性技がマックスなので最高級に気持ち良くさせる自信がある。

  「だから良いんだよ、」

  「まぁ、それはあとでゆっくりと、、」そう名前の長い神様が言った。

  「後でって、、、」

  そうナビは項垂れる。

  「はい、後でいくらでも出来ますので、まずは今回のお詫びとして貴方には召喚のスキルを授けようと思うのですが如何ですか?」

  「召喚?」俺は思わず聞き返した。

  「はい。このままゴブリンとして何回も転生すると、おそらく貴方は大きな孤独を抱えてしまうのではないかとおもいます。
  仲間のゴブリンは死んでも産まれ変わる事は無いのに貴方だけが産まれ変わるというのは、心にキズが出来てしまうかもしれません。そこで、『召喚』のスキルです。召喚出来る魔物は例え貴方が死んで、全く違う地に産まれ変わっても、貴方の側に居ることが出来ます」

  なるほど。
  なんだかとっても良いスキルな気がする。

  言われてみればその通りだ。
  今まではナビしか話し相手が居なかったけど他にも話し相手が出来るって訳だ。

  「そこで、今後ですが、一つの種族に付き一匹だけ召喚獣として登録可能です。登録された召喚獣とは日本語での念話が可能になります」

  「まじ!ありがてぇ!」

  「そして召喚獣として登録するには貴方の射精が必要になります前でも後ろでも、口でも良いので必ず直接フィニッシュしてください」

  「えぇ?!」

  まじかよ、
  例えばだけどさぁ、ウォーウルフ相手に発射出来っかなぁ?
  キツイような、、、

  いや、ウォーウルフならまだ良い、
  プチリザードなんてもろ爬虫類だぞ?

  爬虫類相手に発射出来るのか? 

  そう悩んでいたら、

  「  、、、行為には問題ないのか、、、」神様が小さくそう呟いてから、「それよりもう一つ貴方には力を授ける事ができます」そう言った。

  「えっ?良いの?」

  と俺は聞くが、

  「良い、というか、デメリットもあります。
  貴方は先ほど妖精を助けました。そのお礼ではないのですが精霊王が貴方に『精霊騎士』の職業と、『精霊王の加護(呪い)』を与えようとしております」

  なにそれ、
  カッコ呪いとかちょっと怖い。

  「まずは『精霊騎士』の職業ですが、MPにも大きなプラス補正を得られる希少な職業です。精霊騎士特有のスキルも多く有用です。そして問題は『精霊王の加護(呪い)』なのですが、加護自体には問題ありません、これもMPに大きなプラス補正を得られますので。それだけでは無く有用なスキルも取得出来ますから、そして問題なのはもちろん(呪い)なのですが。この呪いを受けるとエルフを殺しくなる衝動にかられます。
  でも、この呪いにも一応メリットがあるのです」

  「まじで?」

  「マジです。この精霊王の呪いの効果には、エルフに対してイライラするという方法ではありますがエルフの居場所が何と無く分かる効果があるのです。でもこれは悪い事ではありません。エルフはエルフを殺した相手を許さない。エルフは必ず貴方を殺しに来ます。
  しかし、この呪いを受けておけば、『イライラ』といった形では有りますがエルフの存在に気付く事が出来るのです。イライラしてしまったり、エルフを殺したい衝動にはかられるのですが」

  「いいよ、俺はもうエルフの事が嫌いになったし、むしろエルフはぶっ殺す!」

  「精霊王が喜んでいますよ」

  神様はそう言って笑った。

  「あっ!でもデミエルフだっけ?アイツ等は?殺した方が良いの?」

  「いや、精霊王的にはデミエルフに恨みは無いみたいですね。むしろデミエルフ達の事を哀れでいる様です」

  「オッケェ」

  「では、今後捕まった妖精を見付けたら解放して無限収納インベントリに入れてください。あとは精霊王の方で森に返すそうなので」

  「ほいほ~い」

  俺がそう言うと、俺の体が光って加護(呪い)が付与され、職業ジョブつけたことを体感で知った。

  そして俺は強いエルフにを殺したい衝動にかられると思っていたのだけど、衝動があまり強くないのに気付く。

  「それは貴方の精神力が強くなったからです。称号の『猛者』に精神力にプラス補正が掛かる様になっているのも大きいですね」

  あぁ、あの恥ずかしい種類の称号ね。

  「良し!気を取り直してぇ、、!やるか!」

  俺はそう言ってナビを見る。
  何をやるかってもちろんセックスだ!ズッコンバッコンするんだ!
  しかしナビは腰が引けていて、

  「そんなぁ!ご主人様、肌が緑色の奴とセックスなんてヤだ!って言ってたじゃないですか!」

  「あぁ?そんな事、俺いった?肌が緑色ぐらいなんだよ、肌の色で差別するなんて最低だぞ?」

  俺は両手をワシャワシャさせながらナビに近付く、オッパイをモミモミするだけで逝かせる事が出来るゴットハンドだ!
  ナビにも味わらさせてあげよう!

  そこで神様が突然、「あっ!」っと言った。

  「そうです、伝え忘れていました。最初の召喚獣としてこの子は如何ですか?」

  そう言って差し出された神様の手にはキラキラと光るものが乗っている。

  「それは?」

  「以前に貴方を庇って死んだゴブリンの魂です。この子は貴方の射精を体内に何回も何回も受けているので条件を満たしています」

  何回もとか言わなくていい、、、。

  「でも、うん、まぁ、そうだね。じゃあそうしようかな?」

  「ではその様にしましょう。この子は特別に☆5にしてあげます」

  おお、すげ!

  「あと、これが大事なのですが、このゴブリンの体をエルマ(ナビ)が、憑依出来る様にしておきますね?」

  「ん?って事は?」

  「この空間には基本的に入ることが出来ないので、エルマ(ナビ)が賭けに今後も負けたら、このゴブリンの体に憑依させてセックスすれば良いでしょう」

  おお!
  至れり尽くせりじゃん!

  そう俺は感動したのだけどナビは、

  「主神様~!」

  と神様にすがる様な顔をしているが神様は、

  「ではあとはゆっくりと楽しんで下さい」

  そう言って消えた。
  さてさて、二人きりになった所で、、、。
  俺はジリジリとナビに近付き、ナビがジリジリと下がるのだが、賭けに負けてるナビはやがて観念して捕まり何回も繰り返しアへるのだった。
しおりを挟む
感想 8

あなたにおすすめの小説

【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました

佐倉穂波
恋愛
 転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。  確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。 (そんな……死にたくないっ!)  乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。 2023.9.3 投稿分の改稿終了。 2023.9.4 表紙を作ってみました。 2023.9.15 完結。 2023.9.23 後日談を投稿しました。

おばさんは、ひっそり暮らしたい

波間柏
恋愛
30歳村山直子は、いわゆる勝手に落ちてきた異世界人だった。 たまに物が落ちてくるが人は珍しいものの、牢屋行きにもならず基礎知識を教えてもらい居場所が分かるように、また定期的に国に報告する以外は自由と言われた。 さて、生きるには働かなければならない。 「仕方がない、ご飯屋にするか」 栄養士にはなったものの向いてないと思いながら働いていた私は、また生活のために今日もご飯を作る。 「地味にそこそこ人が入ればいいのに困るなぁ」 意欲が低い直子は、今日もまたテンション低く呟いた。 騎士サイド追加しました。2023/05/23 番外編を不定期ですが始めました。

どうして私が我慢しなきゃいけないの?!~悪役令嬢のとりまきの母でした~

涼暮 月
恋愛
目を覚ますと別人になっていたわたし。なんだか冴えない異国の女の子ね。あれ、これってもしかして異世界転生?と思ったら、乙女ゲームの悪役令嬢のとりまきのうちの一人の母…かもしれないです。とりあえず婚約者が最悪なので、婚約回避のために頑張ります!

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ヤンデレにデレてみた

果桃しろくろ
恋愛
母が、ヤンデレな義父と再婚した。 もれなく、ヤンデレな義弟がついてきた。

転生してモブだったから安心してたら最恐王太子に溺愛されました。

琥珀
恋愛
ある日突然小説の世界に転生した事に気づいた主人公、スレイ。 ただのモブだと安心しきって人生を満喫しようとしたら…最恐の王太子が離してくれません!! スレイの兄は重度のシスコンで、スレイに執着するルルドは兄の友人でもあり、王太子でもある。 ヒロインを取り合う筈の物語が何故かモブの私がヒロインポジに!? 氷の様に無表情で周囲に怖がられている王太子ルルドと親しくなってきた時、小説の物語の中である事件が起こる事を思い出す。ルルドの為に必死にフラグを折りに行く主人公スレイ。 このお話は目立ちたくないモブがヒロインになるまでの物語ーーーー。

一級魔法使いになれなかったので特級厨師になりました

しおしお
恋愛
魔法学院次席卒業のシャーリー・ドットは、 「一級魔法使いになれなかった」という理由だけで婚約破棄された。 ――だが本当の理由は、ただの“うっかり”。 試験会場を間違え、隣の建物で行われていた 特級厨師試験に合格してしまったのだ。 気づけばシャーリーは、王宮からスカウトされるほどの “超一流料理人”となり、国王の胃袋をがっちり掴む存在に。 一方、学院首席で一級魔法使いとなった ナターシャ・キンスキーは、大活躍しているはずなのに―― 「なんで料理で一番になってるのよ!?  あの女、魔法より料理の方が強くない!?」 すれ違い、逃げ回り、勘違いし続けるナターシャと、 天然すぎて誤解が絶えないシャーリー。 そんな二人が、魔王軍の襲撃、国家危機、王宮騒動を通じて、 少しずつ距離を縮めていく。 魔法で国を守る最強魔術師。 料理で国を救う特級厨師。 ――これは、“敵でもライバルでもない二人”が、 ようやく互いを認め、本当の友情を築いていく物語。 すれ違いコメディ×料理魔法×ダブルヒロイン友情譚! 笑って、癒されて、最後は心が温かくなる王宮ラノベ、開幕です。

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

処理中です...