ショタパパ ミハエルくん

京衛武百十

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第四幕

どういう理由があれば、『親に対して失礼だから<親ガチャ>という言葉を使うな』と主張しつつ、『<子供用ハーネス>を使う親を蔑む』という

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『子供は親に育ててもらってるんだから親を敬うべき!』

そんな言い方をするから、

<そうじゃない事例>

を持ち出して反論する人間が出てくるんだと思うけど? 

<親としての責務を満足に果たそうとしていない事例>

をね。ましてや、子供を養育するのは、

<子供自身の承諾を得ず身勝手にこの世に送り出した親自身の行いに対する贖い>

でしかないのに、それを理由に『親を敬うべき』だなんて、ずいぶんと調子のいいことを言っているものだと僕なんかは感じるんだけどな。

<子供自身の承諾を得ず身勝手にこの世に送り出した親自身の行い>

について、どうして向き合おうとしないの? その現実に向き合おうともしないで何を驕り昂ることができるの?

本当に不思議だな。

なのに、<親ガチャ>という言葉を『親に対して失礼だ』と非難しつつ、<子供用ハーネス>を使う親を蔑む。

これを行う人間の正体って、何? 何だと思う?

どういう理由があれば、『親に対して失礼だから<親ガチャ>という言葉を使うな』と主張しつつ、『<子供用ハーネス>を使う親を蔑む』という失礼な真似ができると思う?

何がそれを両立させうると思う? <利口な人間>なら、当然、分かるんじゃないかな?

不思議だね。ああ、本当に不思議だ。

この世に溢れる、

<親を蔑み貶める言説>

の多くを放置しながら、<親ガチャ>という言葉にだけ『親に対して失礼だから』と強く反応するのは、なぜ?

ねえ、なぜなの?

答えてよ、人間。

僕の娘である安和アンナを侮辱するのは、親である僕に対する侮辱でもあるんだよ? どうしてそれを放置しているの? 

『親に対する失礼な言動は許されない』

なら、安和のHPに悪罵コメントを残す行為は僕を不快にさせる<失礼な言動>なんだけどな。

なのに、気安く誰かに対して悪罵コメントを発する人間がこんなにもいる。その悪罵コメントをぶつけた相手は必ず誰かの<子供>で、自分の子供に悪罵コメントをぶつけられることを快く思う親はそういないと思うんだけどな。

それを分かっているなら悪罵コメントを控えることもできると思うのに、実際にはできない人間がこんなにいる。

そんな人間達が<親ガチャ>という言葉について『親に対して失礼だから』と批判し、他所様のお子さんを、

『自分では努力せず、自分が這い上がれないのを親や環境の所為にしている』

などと決め付けて蔑む。自分の子供を蔑まれて喜ぶ親がそんなにいると思うの? 子供を蔑むのは、その子供の親にとって失礼な行為にあたるとなぜ分からないの?

なぜ?

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