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どんな手を使おうが生き残ったもんが勝ち
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「ギリギリギリギリ……!」
蟷姫は、木の枝に掴まった状態で<声>を上げてやがった。はっきりと敵意しか感じさせねえ声だ。<警告音>ってえところか。
『自分のものに手を出すな!』
そう言いたいんだろうなあ。
で、<忍者ザル>を完全に敵としてロックオンしたようだ。忍者ザルの方も、
「シャーッ!!」
と威嚇してきやがる。どっちも隠密性の高え、系統としちゃ近い肉食の猛獣だ。完全に餌にしてるものも被ってるだろう。種族は違っても同じ餌を奪い合うライバルってところだな。
ただ、体の構造を見る限り、樹上は忍者ザルが得意とするテリトリーだろうな。カマキリ怪人も、人間よりゃ自在に動けそうではあるにしても、得意ってわけじゃなさそうだ。
足が、サルみてえに木の枝を掴める形になってねえんだよ。その点じゃ、<白ウサギのコスプレザル>の方が適した形をしてたな。
それでも、蟷姫はお構いなしで忍者ザルに襲い掛かった。
だが、忍者ザルは明らかに逃げの姿勢だってのが伝わってきた。なるほど、<暗殺特化>ってえ感じか。だから相手に気付かれりゃ基本的には逃げる、と。
ああ、けどなあ、蟷姫を怒らせちまったみてえだな。忍者ザルが逃げようとしたのを読んで、先回りしやがった。
「ジャッ!?」
逃げ道を塞がれて、忍者ザルは慌てて飛び退く。スピードもカマキリ怪人の方が上ってえところか。樹上は得意でなくても、直線の速度は有利みてえだな。
もっとも、忍者ザルもそこは承知の上だろうなあ。飛び退いた上で後ろ足で木の枝を掴んで方向転換。逃げに転じる。
人間みてえに<勝負>にゃ拘らねえ。人間の場合はこうやって相手に真っ向挑まれてそれで逃げようとするなんざ<腰抜け>ってえ言われるところだろうけどよ、野生の獣に<メンツ>だの<プライド>だのは糞ほどの値打ちもねえってのがよく分かるぜ。
人間だけだよな。そんなくだらねえもんに拘るのはよお。対して野生は、
『どんな手を使おうが生き残ったもんが勝ち』
ってえ、おっそろしくシンプルな考えだ。メンツやプライドなんぞに命を賭けるみてえな間抜けな考えは持たねえ。
人間のそういう間抜けなところは俺も嫌いじゃねえが、それが通用しねえ相手に持ち出すのはそれこそただの間抜けだよなあ。
けど同時に、蟷姫の逆鱗に触れちまったのは、失敗だったみてえだな。
彼女がさらに枝を飛び移ってきたのを避けて逃げようとした忍者ザルに、斬!と斬り払うような蹴り。明らかに俺がやってみせたのと同じヤツだった。
蟷姫は、木の枝に掴まった状態で<声>を上げてやがった。はっきりと敵意しか感じさせねえ声だ。<警告音>ってえところか。
『自分のものに手を出すな!』
そう言いたいんだろうなあ。
で、<忍者ザル>を完全に敵としてロックオンしたようだ。忍者ザルの方も、
「シャーッ!!」
と威嚇してきやがる。どっちも隠密性の高え、系統としちゃ近い肉食の猛獣だ。完全に餌にしてるものも被ってるだろう。種族は違っても同じ餌を奪い合うライバルってところだな。
ただ、体の構造を見る限り、樹上は忍者ザルが得意とするテリトリーだろうな。カマキリ怪人も、人間よりゃ自在に動けそうではあるにしても、得意ってわけじゃなさそうだ。
足が、サルみてえに木の枝を掴める形になってねえんだよ。その点じゃ、<白ウサギのコスプレザル>の方が適した形をしてたな。
それでも、蟷姫はお構いなしで忍者ザルに襲い掛かった。
だが、忍者ザルは明らかに逃げの姿勢だってのが伝わってきた。なるほど、<暗殺特化>ってえ感じか。だから相手に気付かれりゃ基本的には逃げる、と。
ああ、けどなあ、蟷姫を怒らせちまったみてえだな。忍者ザルが逃げようとしたのを読んで、先回りしやがった。
「ジャッ!?」
逃げ道を塞がれて、忍者ザルは慌てて飛び退く。スピードもカマキリ怪人の方が上ってえところか。樹上は得意でなくても、直線の速度は有利みてえだな。
もっとも、忍者ザルもそこは承知の上だろうなあ。飛び退いた上で後ろ足で木の枝を掴んで方向転換。逃げに転じる。
人間みてえに<勝負>にゃ拘らねえ。人間の場合はこうやって相手に真っ向挑まれてそれで逃げようとするなんざ<腰抜け>ってえ言われるところだろうけどよ、野生の獣に<メンツ>だの<プライド>だのは糞ほどの値打ちもねえってのがよく分かるぜ。
人間だけだよな。そんなくだらねえもんに拘るのはよお。対して野生は、
『どんな手を使おうが生き残ったもんが勝ち』
ってえ、おっそろしくシンプルな考えだ。メンツやプライドなんぞに命を賭けるみてえな間抜けな考えは持たねえ。
人間のそういう間抜けなところは俺も嫌いじゃねえが、それが通用しねえ相手に持ち出すのはそれこそただの間抜けだよなあ。
けど同時に、蟷姫の逆鱗に触れちまったのは、失敗だったみてえだな。
彼女がさらに枝を飛び移ってきたのを避けて逃げようとした忍者ザルに、斬!と斬り払うような蹴り。明らかに俺がやってみせたのと同じヤツだった。
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