未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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幸せ

小さなエピソード(大きな歴史の流れの中の)

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<人口爆縮>が起こり、それまで百億人に届こうとしていた地球の人口は僅か百年の間に五十億人強にまで減り、これによって失われた労働力の補填の為にという理由もあって、ロボットが、特に、当時は<アンドロイド>とも呼ばれていた<人型ロボット>が急激に発展したそうだ。性能を高めつつ、しかしコストは下げ、個人でも無理なく購入可能なメイトギアやレイバーギアの原型がこの頃に出来上がっていったという話でもある。

と同時に、人間が行っていた仕事の多くをAIとロボットに依存することにもなり、高性能AIの開発が加速、ありとあらゆる物品にAIが組み込まれ、互いに連携し、人口減少によって失われた人手を補うべく機能し始めたという。

それは、一部の人間の反発を招きながらも人間社会を強固に支え、ゆっくりとではあるが人間が再び勢力を拡大していくことに貢献したとも言われてるな。

さらに同時に、人間は本格的に宇宙へと進出していくことになるが、これもAIが高度に発達したおかげらしい。人間ではいちいち処理しきれない、細かくて煩雑な作業も、AIとそれによって制御されたロボットなら確実にかつ不平も言わずにこなしてくれるから。

で、手始めに火星への移住を本格化させたものの、それに伴う利権の拡大は、またぞろそれぞれの大国の野心をくすぐったのか、今度は火星で戦争を始めたとも歴史にはある。地球では<戦争放棄>をしながら、地球上での合意は火星までは及ばないと強引な解釈をして、武力による紛争の解決を図ったとかなんとか。

本当に人間ってのはしょうがない生き物だよ。

だがそれもやがてAIが調停役をすることによって下火になり、さらに太陽系外にまで進出するようになった頃には、<全面戦争>という言葉は死語へと変わっていったとも。

で、ここまでの流れの中で、人間がどうして宇宙にまで進出することになったかといえば、人口爆発によって資源が枯渇したとかというのではなく、常に変化し続け、ゆっくりとではあっても拡大し続けることを求めたかららしいんだ。

新しい世界を求め、そこに夢やロマンといったものを見出し、これによって活力を得、新しい世界に新しい命を根付かせるという形で生物としての本能が刺激されたのか、人口は急激な減少から緩やかな増加に転じたそうだ。

で、現在、人間の人口は二百億人(完全に独立し、敢えて他の惑星との交流を積極的には行ってない惑星もあったりすることで一説には三百億人とも)を超え、今も拡大を続けてるという訳だ。

その中の小さなエピソードが、俺達の<物語>ということでもある。

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