未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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幸せ

生き方に適した(能力さえ持っていれば)

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新暦〇〇二二年九月二十四日。



ボノボ人間パパニアンをはじめとしたこの惑星ほしの<人間が基になった種族>の多くは、脳の容量そのものは大きく変わらないものの、人間ほどの知能や精神活動を発揮していない。

それは、脳の働きが、自然の中で生きていく為に必要な形に特化してるからのようだ。人間は理性を司る部分が発達してより高度な社会性を身に着け、同時に様々な可能性を探る為に知能を高め、さらに<個性>を磨く方向で進化を遂げることで、類い稀なる適応能力を獲得しているのだと主張する学者もいるという。

その話がどこまで芯を突いているのか俺にはよく分からないが、人間ほどは大きな<社会>を作らず、<群れ>という範囲で完結しているボノボ人間パパニアンの生き方を見るに、あながち的外れでもないのかもしれないとも思ったりはする。

ほまれも、知能という点では小学校低学年程度しかないものの、それで何か不足があるように見えるかと言うと、正直、まったくそう感じない。それどころか、ボノボ人間パパニアンとしてはあいつは確実に知能が高く、優れているようにも見える。

結局、『生き方に適した能力さえ持っていれば、それで過不足なく生きていける』ということなんだろうな。

人間が知能の優劣に拘るのは、人間社会で生きる上では知能が高いことは優位性を得るには強力な武器になるからだろう。それだけで決まる訳ではないにせよ、知能が高ければ優位に立てる可能性はそれなりに高くなるだろうし。

むしろここで生きていくには、必要以上の知能は逆に足枷になるのかも知れないとも感じてしまうな。

とは言え、個体では非力な人間が知能まで手放してしまったら、ここじゃそれこそ生きていくのも難しいだろうが。

なんてことを、俺が池で釣りをしながらぼんやりと考えていると、

「マスター。ほまれの群れで何か動きがあったようです」

と、エレクシアが告げに来た。メイフェアからの通信が入ったらしい。

「動き? どういうことだ?」

問い掛ける俺の前で、エレクシアが<スピーカーモード>に切り替わる。メイフェアの喋ってることと連動してそのまま伝える為だ。俺が傍らに置いたタブレットの表示を切り替える時間も惜しかったらしい。姿はエレクシアなのに、話し方がメイフェアのそれに変わったんだ。

錬是れんぜ様! 政変です! ボスが他所からやってきた雄に倒されてしまいました!」

エレクシアの姿で、冷淡な表情はそのままにテンション高く喋るメイフェアの話し方を再現してるものだから、違和感がとんでもなかったのだった。

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