未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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新世代

翔編 良き隣人

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すい清良せいらの関係が少しは進んだように見えて俺は正直、ホッとしていた。余計なお世話とは思いつつも、親心としてはやっぱり気になってしまうしなあ。

ちなみに、人間社会では、『結婚しないのか?』などと訊くのは『マリッジハラスメントだ!』とか言われて嫌われる行為ではある。

そもそも、いわゆる<結婚適齢期>ってのが、健康寿命の長さに伴って百数十年ともなると、もういつ結婚しようがしまいが『どうでもいい』ってのが本音だろう。年齢を聞くのも告げるのも廃れてしまってるから、<百歳差の夫婦>なんてのも珍しくないし。

一応、成人年齢は(法律上)二十歳ということには今もなってるものの、『二十歳で大人』なんてほとんど誰も思ってない。実質的には『三十歳で大人の仲間入り』というのが一般的だ。もっともそれすら怪しくて、四十でまあまあ、五十でやっとって感じだろうか。

実年齢じゃすでに百歳を何十年も過ぎてる俺からすれば、四十や五十の地球人なんて確かに、<鼻垂れ小僧>って印象ではある。

それよりはやっぱり本人の立ち振る舞いだよな。落ち着いたそれができないうちは、年齢なんか関係なく『子供だな』と思われたりする。

老化抑制処置が確立される以前、寿命そのものが八十年とかだった頃の人間って、いつ<大人>になれたんだろうか?とも思ってしまうな。

その頃の文化やら何やらに触れた書物とかを見る限りでは、なんか死ぬまで大人とは思えない言動をしてたのも結構いたようなことが書かれてるんだが、本当だろうか?

いや、俺がまだ人間社会にいた頃でもたまに落ち着きのない高齢者もいたっちゃいたんだが。

それでもさすがに二百歳を超えて子供みたいな真似をしてたらかなり顰蹙ものではある。

などと言いつつも、『いつまでも若い』と、あくまで称える意味で言われたりもするから、はてさて、どっちなんだろうな。

ああでも、俺自身は、落ち着いて人間として円熟味を見せる大人な自分……なんてのは、うん、ピンとこないな。寿命が尽きる直前になっても今と大して変わらない気がする。

その時になってみないと分からないが。



はっはっは、また見事に脱線した。

とにかく、すい清良せいらについては見守るしかないだろう。自分の息子がトウヘンボクな態度を取ってるといたたまれない気分にはなるものの、ま、その辺は俺の息子だから当然なのかもしれない。

ひそかや、じんや、ふくや、ようの気持ちに気付いていながら逃げ続けた俺が言っちゃいけないよ。

でも、今でも四人のことをとても大切に思ってる。墓にも毎日参らずにはいられない。たまに泣いちゃったりもするが、その辺は勘弁してくれ。

だがその一方で、あかりに訊かれたりするんだよな。

「ママとは結婚しないの?」

って。

あかりの言う<ママ>は、当然、シモーヌのことだ。

彼女とは<良き隣人>としていい関係を築けてると思うんで、なんか、いまさら結婚とかなあ……



……シモーヌはその辺、どう思ってるんだろうか?

彼女自身はそれっぽい気配は見せてないから、そんなつもりはないと俺は思ってるんだが……

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