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第三世代
アリニドラニ村編 脱線
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相変わらずの脱線ぶりだが、この際だから続けよう。
『仕事の方が大変だ』
と主張する人間が根拠としているものの一つに、
『仕事は、理不尽な上司や同僚や部下や顧客に悩まされる』
というのがあるみたいだが、俺は、それこそが、
『育児で手を抜いていたのが少なくない証拠なんじゃないのか?』
って思うんだよ。
だってそうだろう?
<理不尽な上司や同僚や部下や顧客>ってのは、要するに、
『他人を敬う』
ってことができない人間であり、それをちゃんと教わってこなかったという何よりの証拠だと、ここまで子供を育ててきたからこそ俺は感じてる。
光も灯も、野生寄りのドライなメンタリティを持ちながらも、<自分以外の誰か>を敬うことができてると思う。
だからこそ、光は和を放ってはおけなかったし、同時に順のことも大切にできてるんだ。
灯も、他人を敬っているからこそ、ビアンカや久利生のことを大切にできるんだよ。
光や灯は、<理不尽な上司や同僚や部下や顧客>にはならないだろうな。
もし
『そうは言っても、『他人を敬う』ってのがどういうことなのか分からない』
って言うなら、それは親が教えてくれなかったからだろう? しっかりときっちりと、子供がちゃんと理解してくれるまで時間を掛けて手間を掛けて教えてこなかった親がいるってことじゃないじゃないのか?
しかも決して少なくない数の。
それだけの手間や時間を掛けてない育児を挙げて、
『だから育児なんて楽』
とか言われても、これっぽっちも納得できないぞ? 仕事も育児も両方やった身としては。
いい歳をして『他人を敬うというのがどういうことか分からない』とか言うのがいる方が俺にとっては不思議だよ。
ただ、言葉で説明するのは難しいというのは確かだと俺も思う。
思うから、俺は、態度で示してきた。
相手を見下さない。
相手を侮らない。
相手を蔑まない。
って形でな。
とは言え、世の中にはおよそ敬いたいと思えない人間もいたりするからそれについては<敬う>と言うよりは<社交辞令>で済ますとして、でも、ただ単に自分よりも未熟だとか、不器用だとか、上手くできないとか、そんな程度のことで相手を見下して侮って蔑んでみたいなのは、おかしいと思うぞ?
俺は、子供達相手でも、俺にできることができないというだけで見下したり侮ったり蔑んだりはしてこなかったつもりだ。
子供が未熟なのは当たり前じゃないか。自分だって最初から何でも完璧にできたわけじゃないだろう? 少なくとも俺はそんなことができたという実感はない。
その上で、相手を<自分とは別の存在>として敬ってきただけだ。
そんな俺の真似を、光も灯もしてくれてるだけなんだよ。
なんて、俺がこうして自分がやってきたことを言葉で説明しようとできたのは、エレクシアが解説してくれたからだけどな。
メイトギアである彼女が、数千年前に亘って代々のメイトギア達が蓄えてきたノウハウを引き継いでて、それを基に、
「マスターがおっしゃりたいのはこういうことですね?」
と語ってくれたんだよ。
『仕事の方が大変だ』
と主張する人間が根拠としているものの一つに、
『仕事は、理不尽な上司や同僚や部下や顧客に悩まされる』
というのがあるみたいだが、俺は、それこそが、
『育児で手を抜いていたのが少なくない証拠なんじゃないのか?』
って思うんだよ。
だってそうだろう?
<理不尽な上司や同僚や部下や顧客>ってのは、要するに、
『他人を敬う』
ってことができない人間であり、それをちゃんと教わってこなかったという何よりの証拠だと、ここまで子供を育ててきたからこそ俺は感じてる。
光も灯も、野生寄りのドライなメンタリティを持ちながらも、<自分以外の誰か>を敬うことができてると思う。
だからこそ、光は和を放ってはおけなかったし、同時に順のことも大切にできてるんだ。
灯も、他人を敬っているからこそ、ビアンカや久利生のことを大切にできるんだよ。
光や灯は、<理不尽な上司や同僚や部下や顧客>にはならないだろうな。
もし
『そうは言っても、『他人を敬う』ってのがどういうことなのか分からない』
って言うなら、それは親が教えてくれなかったからだろう? しっかりときっちりと、子供がちゃんと理解してくれるまで時間を掛けて手間を掛けて教えてこなかった親がいるってことじゃないじゃないのか?
しかも決して少なくない数の。
それだけの手間や時間を掛けてない育児を挙げて、
『だから育児なんて楽』
とか言われても、これっぽっちも納得できないぞ? 仕事も育児も両方やった身としては。
いい歳をして『他人を敬うというのがどういうことか分からない』とか言うのがいる方が俺にとっては不思議だよ。
ただ、言葉で説明するのは難しいというのは確かだと俺も思う。
思うから、俺は、態度で示してきた。
相手を見下さない。
相手を侮らない。
相手を蔑まない。
って形でな。
とは言え、世の中にはおよそ敬いたいと思えない人間もいたりするからそれについては<敬う>と言うよりは<社交辞令>で済ますとして、でも、ただ単に自分よりも未熟だとか、不器用だとか、上手くできないとか、そんな程度のことで相手を見下して侮って蔑んでみたいなのは、おかしいと思うぞ?
俺は、子供達相手でも、俺にできることができないというだけで見下したり侮ったり蔑んだりはしてこなかったつもりだ。
子供が未熟なのは当たり前じゃないか。自分だって最初から何でも完璧にできたわけじゃないだろう? 少なくとも俺はそんなことができたという実感はない。
その上で、相手を<自分とは別の存在>として敬ってきただけだ。
そんな俺の真似を、光も灯もしてくれてるだけなんだよ。
なんて、俺がこうして自分がやってきたことを言葉で説明しようとできたのは、エレクシアが解説してくれたからだけどな。
メイトギアである彼女が、数千年前に亘って代々のメイトギア達が蓄えてきたノウハウを引き継いでて、それを基に、
「マスターがおっしゃりたいのはこういうことですね?」
と語ってくれたんだよ。
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