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第三世代
交・環編 証
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連のことを思い出すと、いまだに胸の中に何とも言えない感覚がよぎる。翔と泰の間に生まれ、でも生後一週間あまりで突然亡くなってしまった楼羅のこともあったから、余計にかもしれない。
生き死になんて散々見てきているはずにも拘らず、今なおそれだ。ただ、今でもあの子達の死を悼める自分であることは、俺にとってはある種の喜びでもある。
俺が俺でいられているという実感……かな。
密達の墓参りも、もちろん、欠かしてない。まあそれは、自分の家の庭にあるからというのあってのことだが。
ただ、当の交と環は、自分達に生まれてこれなかった兄弟がいることは知らないし、敢えて教えてない。教えたところで理解できないかもしれないが。
そんな交と環は、とても元気で健やかに育った。
レオンである深とパルディアである弦の子として生まれ、見た目はレオンの特徴を色濃く受け継ぎながらも、生まれた時から密林の中で育ったからか樹上生活を送ることが多かった。
年齢は鋭と同じ。今じゃけっこういい歳だ。
そして実は、環には子がいて、もういつ巣立ってもおかしくないくらいに大きくなってる。一方、交は雄であり、しかもパルディアとしての習性が強く出たのか、父親の弦と同じく番った雌に子ができると次の雌へということをしている。
地球人なら間違いなく疎まれるそれも、彼らにとっては当然の習性に過ぎない。だから俺も何も言わなかった。パルディアとして平穏に暮らせてたからな。それで良かったんだ。
なお、走の子の到と讃、凱の子供の円と妍にもすでに子供がいる。
到や円は完全に巣立って、割と距離も離れてることから、ドローンでの見守りももうほとんど届いてない。今のところは無事なのも確認できてるものの、この先も無事でいつづけられるかは、正直、分からない。実は交も、俺達が作った<早期警戒網>の外に出てしまってて、しばらく姿が確認できないこともある。
だが、俺の目や手が届く範囲で亡くなった連はともかく、交も到も円も、完全に自分の力で生きてるからな。俺が守ってやろうなんてのはおこがましいんだろう。
ここに<人間の社会>が生まれる可能性も高まりつつ、こうして野生へと帰っていく子供らもいる。
それが当たり前か……
曾孫、玄孫世代ともなればそれこそ俺が把握できない子達も生まれるだろう。いや、交の子についてはたぶん、今の時点で把握できてない。
加えて、俺とは血が繋がってないとはいえ、來や当の子供達についても、把握できてないのがいる。
陸上はともかく河の中だと監視の目が届きにくいんだ。
未来については、もちろん、灯達が見守ってくれるしビクキアテグ村で暮らすことになるからまた別だとしても。
ああ……改めてこう考えてみると俺の命も随分と広まって、完全にここに溶け込んでしまったな。
だから、俺が死んでも俺がここで生きていた<証>はしっかりと残り続けるのか。
まったく、まさかこんなことになるとは、最初は思ってもみなかったよ。
生き死になんて散々見てきているはずにも拘らず、今なおそれだ。ただ、今でもあの子達の死を悼める自分であることは、俺にとってはある種の喜びでもある。
俺が俺でいられているという実感……かな。
密達の墓参りも、もちろん、欠かしてない。まあそれは、自分の家の庭にあるからというのあってのことだが。
ただ、当の交と環は、自分達に生まれてこれなかった兄弟がいることは知らないし、敢えて教えてない。教えたところで理解できないかもしれないが。
そんな交と環は、とても元気で健やかに育った。
レオンである深とパルディアである弦の子として生まれ、見た目はレオンの特徴を色濃く受け継ぎながらも、生まれた時から密林の中で育ったからか樹上生活を送ることが多かった。
年齢は鋭と同じ。今じゃけっこういい歳だ。
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なお、走の子の到と讃、凱の子供の円と妍にもすでに子供がいる。
到や円は完全に巣立って、割と距離も離れてることから、ドローンでの見守りももうほとんど届いてない。今のところは無事なのも確認できてるものの、この先も無事でいつづけられるかは、正直、分からない。実は交も、俺達が作った<早期警戒網>の外に出てしまってて、しばらく姿が確認できないこともある。
だが、俺の目や手が届く範囲で亡くなった連はともかく、交も到も円も、完全に自分の力で生きてるからな。俺が守ってやろうなんてのはおこがましいんだろう。
ここに<人間の社会>が生まれる可能性も高まりつつ、こうして野生へと帰っていく子供らもいる。
それが当たり前か……
曾孫、玄孫世代ともなればそれこそ俺が把握できない子達も生まれるだろう。いや、交の子についてはたぶん、今の時点で把握できてない。
加えて、俺とは血が繋がってないとはいえ、來や当の子供達についても、把握できてないのがいる。
陸上はともかく河の中だと監視の目が届きにくいんだ。
未来については、もちろん、灯達が見守ってくれるしビクキアテグ村で暮らすことになるからまた別だとしても。
ああ……改めてこう考えてみると俺の命も随分と広まって、完全にここに溶け込んでしまったな。
だから、俺が死んでも俺がここで生きていた<証>はしっかりと残り続けるのか。
まったく、まさかこんなことになるとは、最初は思ってもみなかったよ。
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