未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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第三世代

モニカとハートマン編 ただただ脅威

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牙斬がざんは、やはりコーネリアス号に向かって移動しているようだった。

もし、自分が向かってる先に人間がいなかったら、牙斬がざんはどうするだろうか……?

いや、ドーベルマンMPMにも攻撃を仕掛けているくらいだから、当然、コーネリアス号の周囲に配備されているドーベルマンMPM及びドーベルマンDK-aを一体残らず破壊しようとするだろう。

じゃあ、それらを破壊した後は……?

分からない。分からないが、コーネリアス号とビクキアテグ村は五キロほどしか離れていない。風向きによってはすぐさま匂いなどが届いたりもするだろう。そうなると、即、危険に曝されることになる。と言うことは、牙斬がざんがコーネリアス号に向かえばビクキアテグ村は安全というような単純な話でもない。

結局、何とか捕獲して追い払うしか安全は確保できないということだ。

だが、捕獲、できるのか……?

エレクシアさえ到着すれば、殺すだけなら簡単だろう。しかし、『倒せば倒すほどさらに強力な<怪物>が現れる可能性がある』という可能性も否定されていない以上、やはり殺すのは避けたい。

避けたいが、犠牲が出るとなれば、やはり決断しなければいけなくなるだろう。

次の<怪物>こそ上手く対処することとして。

……上手くいけばだが……

本当にどうにも始末に終えないジレンマだ。しかも情報が確定していないというのがさらに性質が悪い。『仮説を信じるべきか否か』いう形でも選択を迫られる。

せめて確定していればと思うが、ないものをねだっても仕方ない。これまでどおり、やれることをやるだけだ。

と、毎度のことながら自分に言い聞かせ、成り行きを見守る。俺にできることは、久利生くりうの提案をすぐさま承認し命令に昇華するだけだしな。

そうして俺が懊悩している間にも、牙斬がざんはコーネリアス号へと迫る。途中、駆けつけたドーベルマンMPMと遭遇すると、ほんの数秒で撃破しながら。

こちらとしてもただ無策で突っ込ませてるわけじゃない。それによってさらにデータを集めるのが目的だ。さりとて、データを得れば得るほど、牙斬がざんの化物ぶりが明らかになるだけだ。運動能力だけでも、龍然りゅうぜんを遥かに上回っている。龍然りゅうぜんは<超マンティアン>ではあったが、牙斬がざんはさらに上手なんだ。それこそ、『次元が違う』レベルで。

龍然りゅうぜんのことは、正直、りょうのことがなければ『カッコイイ』とさえ思ってしまう部分もあった。言っても、生物の範疇に収まっているだけに。

が、牙斬がざんの場合はただただ脅威なんだ。いろんな意味で。

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