未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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第三世代

モニカとハートマン編 俺のエレクシアを

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自分の腕の骨をパイルとして打ち出したっていうのか!? そんな無茶苦茶な!!

でも、事実だった。彼女の左前腕から、透明なパイルが突き抜けているのが分かる。電磁加速質量砲レールガンのように強力な電磁力で打ち出された超硬質な<パイル>がエレクシアの左腕を貫き破壊したのは紛れもない現実。

至近距離から対物ライフルで撃たれでもしないかぎり破れない要人警護仕様のメイトギアの<装甲スキン>を破るだけの威力があるということだ。

『くそっ!!』

俺は腹の中で毒吐いた。 

なんなんだ! なんなんだこいつは!?

基になっているのは確かにオオカミ人間ルプシアンだろう。なのに、その能力の何もかもがまったく別物すぎる。

きょうみずちがくと大型化していったから次はさらにでかいのがと思っていたら、<超ルプシアン>だと……!?

もっとも、ここまでの戦闘で体毛のほとんどが失われ、刃物のような鱗が全身を覆い、今はもう見た目にもまったくルプシアンとは別物になってしまっているが。

そいつが、エレクシアの左腕を……

エレクシアの……!

「くそがぁ……!」

ギリギリと、腹の奥底のさらに奥底からはらわたを締めつけるように何かが込み上げてくる気がして、声が漏れてしまう。今まで感じたことのない激情。

俺のエレクシアを……!

俺の……!

と、こんな、百キロ以上離れた場所でいくら憤ったところで、呪いを込めたところで、何かがどうにかなるわけじゃない。

そんな俺の代わりをするかのように、

牙ぁ斬がぁざぁんっっ!!」

ハートマンが吼え、左の拳を牙斬がざんへと叩きつけようとする。

が、牙斬がざんはそれをギリギリで躱し、逆に回し蹴りをハートマンに食らわせた。それは、これまでは見られない動きだった。これまではとにかく、牙や爪で攻撃する感じだったというのに。

もしかしたら、ハートマンやグレイの戦いから学習したのかもしれない。

まったくもってふざけた奴だ……!

ああ、まったくもって……!

そこに、グレイも合流する。

さらにエレクシアも、破損した左腕のことなどまったく意に介さず、しかしハートマンとグレイを自身の左腕の代わりとして連携し、態勢を立て直す。

そうだ。彼女は痛みを感じることもない。ハートマンと同じく、腕がもげようが、脚がもげようが、自身の役目を果たすためにどこまでも機能し続けるロボットだ。

俺が命じたままに。

対して牙斬がざんは、ハートマンとグレイの攻撃を躱し、その上、エレクシアが捕らえようとしたのも躱してみせた。

「な……!?」

牙斬がざん自身、右腕の<尺骨>をパイルとして打ち出したことで使い物にならなくなったらしいが、動きが衰えないんだ。それどころか、さっき取り押さえられたことでエレクシアの動きも学習したというのか?

ロボットと違って痛みを感じないわけじゃないだろうに、どうなってるんだ。こいつは……!

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