未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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第三世代

ビアンカ編 命に係わる無茶

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新暦〇〇三四年二月二十五日



その翌日も素戔嗚すさのおは同じように挑んできたが、やはり、それまでに比べるとあっさりと引き下がった。

さらにその翌日も。

こうなるともう、ほぼ確定だな。

未来みらいの<力比べ>と同じになってきているんだろうね」

夕食時、ビアンカに随伴していたドーベルマンMPMのカメラ映像を見返しながら、久利生くりうがそう告げた。

「やっぱり、そうなんでしょうか」

実際に直接手合わせをしているビアンカも、問い掛けるような言い方ではあるものの彼女自身に実感があるようだ。

「考えてみれば、素戔嗚すさのおの過剰な挑戦を受け止めてくれる相手がこれまでいなかったからな。彼としても<勘違い>していたんだろう。自身の強さを」

俺も、これまで見てきたそれから得た感想を口にする。

「それはあるかもしれない。彼にしてみれば、未来みらいと同じで自身の力や序列を確認するために成体おとな達に挑みかかったものの、彼自身の異様な強さとしつこさに成体おとな達がついていけず彼が納得するまで相手をできなかったことで、身の程を知る機会が失われてしまったのかもね」

シモーヌも、一応、専門家としての見解を述べた。

「だとすれば、彼にとってはようやく自分の相手を満足するまでしてくれる存在に出逢えたということかな」

「かもしれない。それがドーベルマンMPMでありビアンカだったんだろう。その意味では、幸いだったと思う」

俺と久利生くりうのやり取りに、ビアンカも、

「もしそうなら、私も嬉しいです。今後も彼が納得するまで相手をすればいいってことですね?」

笑顔でそう言った。

ビアンカが笑顔になると、ルコアもホッとしたように表情が和らぐ。

「<成長>するためには、自身の力が今、どのレベルにあるのかを確認する必要がある。それを具体的に把握できなれば、どのように伸ばせばいいのかが分からない。そのためにも<負ける>ということが必要なんだと僕は思う。それにより自らの力のほどを知ることができるからね。

ただ、野生の場合は、<負ける>ことがそのまま<死>に直結することが多いから、余計に、幼いうちに仲間とじゃれることでそれを把握するんだと、実感したよ。だからこそ、未来みらいの<力比べ>も重要な意味を持つんだと感じた」

久利生くりうのその言葉は、俺にとっても実感のあるものだった。パパニアンは、クロコディアやレオンほどは攻撃性も高くないから、直接的な<力比べ>ではなかったかもしれないが、まどかひなたうららが全力で跳ね回って走り回って遊び倒すのは、自身の能力を把握する意味もあるんだろうな。

ほまれそうかいしんしょうが、時に流血の事態に陥るほど無茶なことをしてたのも、結局はそれだったのかもしれない。

もっとも、人間(地球人)の場合は、そもそもヤワだからな。野生の動物ほどの無茶をしたら命にも関わるからそこまではさせられないにしても、<力比べ>に応えるくらいはやっぱり必要な気がするよ。

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