未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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第三世代

ホビットMk-Ⅰ編 ロボット技術の情報

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『二十世紀前後の技術水準を基にした機体を制御するには無理があった』

こうなると当然、

『それに合わせたAIを新たに作っては?』

という意見が出てくるだろうが、実はそう簡単な話でもない。現在のロボットの規格の大部分が出来上がったとされる二十五世紀頃の時点でさえ、おそらく今のホビットMk-Ⅰとは全く規格が合わないだろうという予測が出ているんだ。

当時でもう、ロボットの制御については二十世紀前後とは次元が違うレベルだったし。

だからと言って本当に二十世紀や二十一世紀頃の規格のAIを作ったとしても、その当時のAIの性能では、ホビットMk-Ⅰを、

『人間と変わらない程度に作動させる』

ことがそもそもできない。単機能だけなら人間以上の動きもできても、それらを総合的に制御して人間と変わらない機能を果たさせることができないんだよ。

当時の資料映像を見ても、いわゆる<アンドロイド>と呼ばれていた人型ロボットも、ひどくぎこちない動きしかできていなかった。『人間のように歩く』ことができるロボットを作ろうとすると、<人間のように歩くという機能>だけに絞って作られているから、それ以外はおよそ実用的なレベルに達していない。家の雑事を人間と同じようにこなすことさえできてない。しかも、倒れただけで壊れてしまう。人間が倒れそうになった時には咄嗟に自分の体を守る動きをするように『壊れないように倒れる』ことさえできないんだ。

それじゃダメなんだ。そうなると今度は、

『ロボットが実用性を獲得できた時点のAIを』

という話になるものの、実はこれ自体、ロボットの本体側の進化があっての話なので、まさにそれを今から行おうとしてるってことだ。

で、その前段階としてのデータ収集を行っているわけだな。

光莉ひかり号やコーネリアス号に残されているアーカイブも、メイトギアが本格運用されることになった時期以前のロボット技術の情報については、概要しか残されておらず、詳細なデータは、それこそ専門的な技術系のアーカイブにアクセスするしかなかった。

なにしろ光莉ひかり号は完全に現在の地球人類の社会の技術水準が確保されている範囲内での運用が大前提だし、コーネリアス号もそういう意味では大差ない。セシリアやメイフェアやイレーネそのものを製造できるほどの設備を備えるにはコスト的に見合わず、そもそも今の工作室レベルのもので本来は十分なはずだった。

まさか不時着してから二千年以上経っても運用することになるなんて、当然、想定なんてされていない。

<メイトギアが本格運用されることになった時期以前のロボット技術の情報>

なんか、入れておく意味がなかったってことだな。

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