未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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第四世代

シモーヌ編 評価項目

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新暦〇〇三六年六月十二日



普通に自家用車だったら、納品された当日や翌日にこんなボコボコになったら凹みもするだろうが、これはあくまで試験機だからな。これだけボコボコになっても機能が損なわれないかどうかも、評価項目の一つではある。

その意味では、ここまでのところ問題は発生していない。タイヤも、予備のそれを持ってはきているもののそもそもパンクレスタイヤとして設計していることもあって、ここまでパンクは生じてない。タイヤの中身は高反発性の発泡樹脂であり、細かい気泡がたっぷりと含まれているだけで、空気が抜けるような構造にはなってない。欠点はタイヤそのものの重量が大きくなることではあるが、これ自体、そもそも、

<モーター内蔵のタイヤ>

だから元々一般的な自動車のそれに比べて圧倒的に重く、速度もさほど出さず乗り心地もそんなに重視しなくていい移動電源でならさほど問題にもならない。タイヤが重いとそれがドタバタして一般的には乗り心地が悪くなるんだ。だから乗用車なんかだと気になったりもするだろうけどな。

ちなみにローバーも基本的にタイヤにモーターが内蔵されているタイプだ。これも速度はさほど出さないし乗り心地もそこまで気にするものじゃないし。

ただ、俺のローバーはブランゲッタ搭載型だから、その辺りの振動とかも吸収されて、それこそ<空飛ぶ絨毯>に乗ってるような感じだったりもする。

なんて余談にも触れつつ、さらに行程を消化する移動電源と五十九号機らを見守った。

平均移動速度約十キロ。不眠不休でそれをこなせるから一日で二百五十キロを移動できる計算になる。実際、ここまででもう五百キロを走破した。移動電源の見た目はもはや二日前にロールアウトされたばかりのそれとは思えないほどに<歴戦の戦士>のごとく傷だらけだ。

と、カッコよく言えばそうなんだが、要するに、

<ボッコボコのポンコツ>

にしか見えない状態になっているわけだな。

だが、うん、俺にはなんだかカッコよくも見えるよ。泥まみれの五十九号機やホビットMk-Ⅱとも合わせて。

そして、そんな雄姿をシオも見守ってくれていた。彼女としては、五十九号機のカメラが捉えるこの惑星の光景が気になるところなんだろうが、それと合わせ、頑張ってるロボット達のことも気にしてくれてるようだ。

こうしてシオにも見守られつつ、明日にはアリニドラニ村に到着することを目指し道なき道を突き進む。途中の大きな河などについてはアリアンに吊られて飛び越えながらも。

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