未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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第四世代

深編 それ自体が個性

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新暦〇〇三八年四月九日



<社会>ってものを考える時、こういうことについてもしっかりと考えなきゃとつくづく思わされる。自分にとってばかり都合の良い状況を、社会を、想像して、そうなるようにと考えていただけじゃ、そりゃ上手くはいかないさ。

そんなことが上手くいくのなら、それこそ地球の歴史上で実現してみせた奴がいないのはむしろおかしいだろ。

ましてや自分がそれを実現できるなんて思い上がれる神経が俺には理解できない。

確かに<新しい発明>なんかについては、

『それまでできなかったことをやってみせた』

って話なんだろうが、科学的物理的なそれってのは、あくまでそこまで発見されていなかった気付かれていなかった事象について現象について確認されたというだけで、本当にまったく新しいものが作り出されたというわけじゃないんだよな。

その点、<社会的な仕組み>ってのは、そもそも人間の心ってものが強く影響するから、科学で大事な<再現性>ってのが担保されないんだよ。

もちろん、<人間の心>自体が突き詰めれば<物理現象>に過ぎないだろうからいつかは完全に解明されるかもしれないとしても、まずは人間の心を科学的に物理的に完全に解明してみせてからの話だろうな。

でも、だからこそ今の時点では何もかもが自分の思い通りになるわけじゃないというのを分かってなきゃ、わきまえてなきゃ、それに苛立って余計なストレスを抱え込むことになるだけだと思う。

自分の思い通りにならないからといってキレ倒してたんじゃ、社会にとってはリスクになるだけだと思う。

そして社会にとってリスクになれば、最悪、排除されることすらあるだろう。

もちろん、社会の仕組みを作る側も、最大限、多くの人間の要望を聞き入れられるような、叶えられるような、そういう仕組みを作るの心掛けなきゃならないだろう。それをしなきゃ『差別だ!』と言われても仕方ない面もあるのは事実だとも思う。思うが、現実問題として完璧にそれを実現するのは不可能だからな。少なくとも今の時点では。

『女性の心を持ちつつ男性の体に生まれてきてしまった』

のは残念なことだと俺も思うよ。そのことについては理解も示したいと考えてる。でもな、同時に、

『男性の体を持ったのが女湯に入ってくることに強い抵抗感を持つのがいる』

ということについても蔑ろにはできないんだ。それは差別云々って話じゃなくて、

<そう感じてしまうという感覚>

でしかなく、それ自体が<個性>でもあるからな。

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