未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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第四世代

丈編 正しい生き方

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その点で言うと、りくの縄張りを奪いにきた若いマンティアンは、しっかりとマンティアンとしては正しい生き方をしてる。行いをしてる。

『同じマンティアンの縄張りを奪う』

のも、あくまで、

<マンティアンとしては正しい行い>

なんだ。勝てば奪えるし、負ければ時には命まで失う。地球人のように<人権>を持たず、自身の行いがもたらす結果はすべて自身で負うからこそのものだ。

だからその行いそのものを批判することは適切じゃないだろう。あくまでこちらはそれに備えるだけだ。

なにしろ俺たちがりくに加勢することも、別に禁じられてはいないからな。あくまで過剰な行いにならないように自制しているだけだ。

今のドーベルマンDK-aの力なら一方的に殺戮することもできてしまうしな。

俺としてはりくが生き延びて縄張りを守ることができればそれでいいんだよ。それ以上は望んでないし望まない。

加えて、りくの縄張りを守ることは、俺達自身の安全保障上の重要な点でもある。単に<血縁者としての情>だけの問題じゃない。

そしてこれは俺たちが人間として生きる上で、

<正しいこと>

だろうさ。

どちらも決して間違っちゃいない。間違っちゃいないが利害はぶつかる。若いマンティアンにしてみれば、明らかに勝てそうな相手だったのを、縄張りが手に入りそうだったのを、邪魔されたわけだからな。

もしそれを知ることがあれば、それこそ、

『憤懣やる方ない』

ってところだろう。

でもな、何度も言うように、これ自体は別に間違っちゃいないんだ。<正しくない行い>ってわけじゃないんだよ。あくまで、

『人間にとっては』

だけどな。

だから、少しばかり申し訳ない気持ちもありつつ、決して後悔はしていない。したところで意味もないしな。

それ自体がただの自己満足で終わる話だ。

若いマンティアンの方も、しっかりと生き延びたし、もし今回の経験を活かすことができたなら、むしろ幸運かもしれないだろう?

これまた所詮は詭弁の類ではありつつも。

とにかく、俺としてはこの結果に満足している。

で、当のりくはと言うと、もうすでにそんなことなどなかったかのように平然とした様子で、狩りを行っていた。

いつものように気配を消して木と一体化して目の前を通りかかった鳥を捕まえ、生きたまま頭からバリバリと貪る。

いつもどおりのごくごく当たり前の光景だ。

これまた、マンティアンとしては正しい行いである。

誰憚ることなく、誰に恥じることもない。真っ当な<命の姿>だよ。

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