未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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第四世代

丈編 経験値を稼ぐ

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新暦〇〇三八年八月十日



まあ、そんなこんなで、じょうとあの若いマンティアンが再び顔を合わすことはなかった。

若いマンティアンが彼のいる場所に近付きそうになれば、すかさずドローンやドーベルマンDK-aやホビットMk-Ⅱによって誘導し、遠ざけるように仕向けたからな。

そうなると当然、ドラマチックなこともなかなか起こらない。ドラマチックなことが起こらないように備えるんだから当然だ。備えがちゃんと効果を発揮しているという証拠に他ならない。

めいの弟であるじょうも、人間の目にはそれほど衰えたように見えなくても、実際にはもう人生の最終盤だ。めいしんに続いて、今日の夜にも命を終えても何も不思議はない。

いわば余生を過ごしている状態なんだよ。

もっとも、野生の生き物にとっては<余生>なんてものはないんだろうけどな。どれだけ子供を残したとしても、本人が命を終えるその瞬間まで<現役>なんだろうさ。

だから分かりやすく弱ってる姿は見せないようにするんじゃないか?

そんな彼にどれだけ時間が残されているかは分からない。分からないが、彼の人生を見届けたいと思う。



その一方で、彼の息子のりくは、まさしくこれからの命を燃やしている。

霙を思わせる模様が浮かび上がったその体も、造形こそは父親のじょうとそれほど大きく違わないものの、不思議と若々しい印象があるな。

「それは皮膚の艶の違いからそう感じるだけですね。具体的な違いは確かにあります」

つい、

「やっぱりりくは若く見えるよな」

などと呟いた俺に、エレクシアは相変わらず冷静に、素っ気ないくらいに淡々と応えてきた。

「いやまあ、それはそうなんだろうけどな……」

俺だってそのくらいは察してるさ。なのに彼女はツッコんでくるんだよ。

まあでも、彼女のそういうところが俺も好きなんだよなあ。

なんてやり取りを俺達がしていることなど知る由もないりくは、狩りの真っ最中だった。

今日の獲物は猪竜シシのようだ。それもまだかなり若い。

巣立つにはさすがに少し早そうな印象もあるから、親とはぐれたかどうかしたんだろうか。

だが、野生の世界はそんな事情を考慮してくれない。りくも当然、考慮しない。彼にしてみればそれこそ絶好の獲物だな。

りくも巣立って間もない若い個体だからこそ、こういう獲物は経験値を稼ぐ点でも絶好の相手ではある。

ただし、相手だっておとなしくやられちゃくれないさ。巣立ち前に親とはぐれた子供でも、しっかりと生き延びて子孫を残す奴もいる。

油断しているとやられるのはりくの方だな。

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