未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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第四世代

丈編 疑似家族

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だが実はこの時、ドローンの方が先にマンティアンの存在を探知していた。していたが、敢えてすぐには追い払うような対処は行わなかった。あらた達が自ら危険を察知する機会を確保するためだ。そしてまさしくその通りに、あらたが自分達に迫る危機を察してみせた。

人間として生きるならいずれはそれも衰えていくかもしれないにせよ、維持できる可能性は残しておくべきだとも思うしな。

そしてこの時、あらたは、

「ううっ」

と小さく声を発して、レトとルナに方向転換を促した。自分達の進行方向にマンティアンがいるのに無理をして果実を求めるよりも、安全を優先してくれたんだ。ここで欲をかいて自分や仲間を危険に曝していては命を長らえるのさえ難しい。あらたは賢明な判断をしてくれたよ。

そんな彼を父親として誇りに思う。

レトとルナも、あらたの指示に反発することなく素直に従ってくれた。それだけあらたが二人からの信頼を得ているということだろう。

元々は誰も血の繋がりのない<疑似家族>ではあるものの、<群れ>を成すパパニアンとしては、元々仲間そのものが家族のようなものだからな。それを人間(地球人)は、<家族同然の仲間>の範囲をどんどんと狭めていって、結果、<敵>を増やしていったという側面もあったようだ。

加えて、

『血が繋がってない子供なんて愛せるはずがない』

とか言うのもいたりしたが、いやいや、実際に血が繋がってても本当に『愛して』たか? 愛せてたか? 血が繋がってる実の家族のことすら蔑ろにしてた人間(地球人)なんて珍しくもなかったと思うがなあ。

『血が繋がってない子供なんて愛せるはずがない』なんてのは、

『自分が自分以外に対して手間や時間や労力を費やすのを惜しむための言い訳でしかない』

というのが、今の俺の実感だな。

せいに襲われた仲間を助けようともせず逃げ去ったパパニアン達だったものの、それはあくまで、

<生きるための選択>

としては決して間違ってなかったし、あの姿だけを見て、

『薄情だ』

とか言ってしまうのも違う気がするよ。普段の様子がどうだったかは詳細には分からないしな。

もちろん、レトやルナや、ひかりじゅんの子として二人が育ててきたまどかのように、さらにひそかもそうだったか、

<ストレス解消のためのサンドバッグ>

としてイジメられることになる者も確かにいるものの、これまた、『それ以外に方法がない』がゆえの摂理であっても、人間(地球人)の場合は他にもストレス解消の方法はあったし、にも拘らず家族を<ストレス解消のためのサンドバッグ>にしてたりしたんだから、<万物の霊長>だとか寝言を言ってる場合じゃないだろうさ。

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