未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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第四世代

丈編 ブランドそのもの

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まあそういう意味でも、いずれはここ朋群ほうむでも食肉用の家畜が生産されることになるだろうな。

狩りで得た肉は当然のごとく野生のそれだから、食用として徹底管理して飼育された家畜の肉と比べると確実に味が落ちるんだよ。この辺り、人間(地球人)の食への拘りは本当に大したものだと思う。

とは言え、調理の仕方次第では、

<あんまり品質に拘ってない安物の肉>

程度にはなるから、そこはセシリアに頑張ってもらってる。ビクキアテグ村の場合だとモニカとテレジアが頑張ってくれてるな。ビアンカも、

『家族に美味しいものを食べさせてあげたい』

ということで頑張ってはいるものの、料理の腕そのものはあくまで、

『素人としては上手い方』

でしかないからな。モニカとテレジアが時間をかけて下処理してくれたものを使う形になる。まあ、そもそもそこまで手間を掛けていられないというのもあるし。

なにしろ、モニカとテレジアでさえ、繊細さを求められるような工程以外のところはドーベルマンMPMに任せたりしてるくらいだ。<時間>については腕だけじゃどうしようもない部分もある。

ありつつも、人間の繊細な動きを再現することを主眼に置いたアリスシリーズを作ったことで、<地球人の味覚>を持つビアンカや久利生くりうも満足させられる料理が確保できるようになったのは、我ながらファインプレイだと思う。

この辺りは、いわゆる<ジビエ>においてもそうらしいな。丁寧な下処理を行うかどうかで味が全く変わってしまうそうで、実はそれを専門に受け持っているメイトギアがいるとか。これまた人間と違って不満も抱かないし手抜きもしないし体調や精神状態によってパフォーマンスが変化しないから実にありがたい存在だそうだ。

と、余談はさておいて、<料理の腕>だけなら実はビアンカよりも久利生くりうの方が上らしい。

優秀な軍人で、医師でもあって、地球の名家の跡取りで、人格者で、その上で料理も巧いとか、チートか? チートってやつなのか?

なんてのはまあ冗談だ。彼の場合は、<久利生くりう家の人間>として恥ずかしくないように徹底的に手をかけて育てられてきたからというのが背景にあってのことだしな。事実上、<飼育>されてきたんだよ。ただの個人としてじゃなく、

久利生くりうというブランドイメージを保つための製品>

として。

そう考えると、そういう家庭に生まれることを素直に羨ましいとは思えなくなるな。生身の人間としてじゃなく、<ブランドそのもの>として生きるってのは、俺には想像もできない境遇だ。

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