未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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第五世代

ルイーゼ編 典型的なプロパガンダ

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戦国武将なんかの場合は、それこそ先頭に立って仲間を鼓舞して目立ちすぎるくらい目立って名を売るのが大事だったりするから当人も自身の風評が世間に広まるのは承知の上だろうが、ただの平凡な(?)一個人に過ぎなかったマリア・ルードソンがエンタメ作品として耳目を集めるのは、当人は望んでいたんだろうか。

まあ、戦国武将にしても、ファンタジーな戦い方や性別まで変換されたりというのは予想してなかったかもだからその辺はあれだとしても、やっぱり一般人がそんな形で持ち上げられるというのはな。

しかも、実際には二十二人の子供を産んでそのうちの六人が成人前に亡くなってるという事実を捻じ曲げて、

『二十人の子供を立派に育て上げた』

ことにされたのは、確かに<政治的な意図>を感じなくもない。典型的な<プロパガンダ>とも言えるか。単に制作側が正確な情報を把握してなかっただけの可能性もあるが。加えて<情報>の方が間違ってる可能性すらある。当時はそれだけ混乱していたということか。

今なら考えられない話だ。AIのネットワークがお互いをチェックし合ってて情報に齟齬が出ないようにしているわけで。有機的に関わり合いつつ独立してるから、もし惑星レベルで一つのコミュニティが丸ごと消滅しても他のAIが補完してくれるんだ。

かつて初期型の爆縮炉を搭載した移民船の事故で公転軌道を外れ、

<全球凍結した自由惑星>

と化した<惑星ハイシャイン>の事件があった時にそのネットワークが完成していればもっと迅速に的確に情報伝達が行われていて、すぐに救助活動が始まっていたのかもな。『たられば』を口にしても詮無い話なのは事実でも、残念ではある。

と言うか、惑星ハイシャインの一件以外にも本当に表に出せないようなとんでもない事件がいくつもあってそれでネットワークの強化および多層化が図られたと考えた方がいいのもしれない。

あまりにも危うい人間(地球人)のために自分達がどうするべきかをAI側も考えてくれていたんだろうな。

フィクションにおいてはえてして人間を敵視することの多いAIだが、人間を事実上超越した存在が人間のために頑張ってくれてるならむしろこっちの方が自然だろう。心や感情を敢えて持たせなかったのもそうだが、生身の生き物と違って『疲れる』ということもないから、人間の相手をしていても『嫌気が差す』こともないし。

嫌気が差すこともないなら人間を敵視する必要もないしな。

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