ショタパパ ミハエルくん(耳の痛い話バージョン)あるいは、(とっ散らかったバージョン)

京衛武百十

文字の大きさ
505 / 571
第三幕

結局、今の世の中って、『はした金にもならない小数の読者は切り捨てる』という考えが当たり前になってるから、読者や視聴者も

しおりを挟む
『結局、今の世の中って、『はした金にもならない小数の読者は切り捨てる』という考えが当たり前になってるから、読者や視聴者も、『切り捨てられる側は嫌だ!!』的に必死になるんだろうなって気がしてる。

だから、『自分達こそが主流だ!! 本道だ!! 多数派だ!!』って思いたくて、自分の好みに合わない作品は、たとえ売れてたって、『偽装工作で売れてるように見せかけられてるだけだ!!』みたいなことにしたがるんだろうなって。

でもさ、売り手側はあくまで<商売>でやってるんだよね。『売れてるように見せかけてる』だけで実際に利益が出てなきゃ意味ないじゃん。それが続けられる時点で、ある程度の利益は出てるってことなんだよ。出版社側がむちゃくちゃプッシュして宣伝とかもしまくってたけど実利が伴わずに打ち切られた作品とかもあるしさ。

そういうことなんだよ。どんなに嫌ってたって面白いと思えなくたって、利益が出る程度には売れてるものは売れてんの。それだけの<価値>は認められてんの。

駄々っ子みたいに、『こんなものに価値はない!!』とか喚き散らしたって無駄なんだよ。

むしろ、騒げば騒ぐほど、<炎上に加担することで儲けを出すビジネス>が儲かるだけ。『他人の褌で相撲を取る』のを毛嫌いしてるじゃん。なんで、<炎上便乗ビジネス>には加担するの? 協力するの?

<言行不一致>とはまさにこのことだよね。

徹底的にスルーすることこそがダメージを与えられるのにさ。

ああ、それで言えば、『言いたいことも言えない世の中とかおかしい!!』ってのは、<炎上便乗ビジネス>にとってはすごく都合のいい考え方なのか。

言いたいことを言いたい人間が集まってくれれば集まってくれるほど儲かるわけで。そう考えると、結局、いいように操られてるってだけじゃん。<他人の褌で相撲を取る炎上便乗ビジネス>にさ。

だったらいっそ、意図的に自覚的に加担してる人の方がまだ利口ってものかもね。

そういうビジネスモデルだって、別に禁止されてないのなら勝手にすればいいのかもだけど、私は嫌だな。悠里ユーリ安和アンナ椿つばきに顔向けできないよ。

他人を罵倒して貶して腐して貶める行為に加担することで儲けるビジネスとか。

もっとも、こんなこと言ってたら、『お前も、他人を罵倒して貶して腐して貶めてんじゃん!!』とか言われるだろうけどさ。

一応、これでも言い方はある程度は気を付けてるつもりなんだけどね。でも、その上で『勝手にすればいい』って思ってる。『誰に恥じるものでもない!!』って言うならさ。私は『やめろ』とは言わないし、そんなことを言える立場でもないし、そもそも私が口出ししたところでやめるはずもないしさ』

そうだね。誰に何を言われたって、法に触れずに利益が出せるなら、やめないだろうね。やめなきゃいけない理由もない。

それに、他人を罵ることを<正当な行為>としたい人間達は、自分達が罵れなくなるような法整備は望まないだろうし。

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

とある男の包〇治療体験記

moz34
エッセイ・ノンフィクション
手術の体験記

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

没落貴族か修道女、どちらか選べというのなら

藤田菜
キャラ文芸
愛する息子のテオが連れてきた婚約者は、私の苛立つことばかりする。あの娘の何から何まで気に入らない。けれど夫もテオもあの娘に騙されて、まるで私が悪者扱い──何もかも全て、あの娘が悪いのに。

裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね

竹井ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。 元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、 王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。 代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。 父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。 カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。 その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。 ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。 「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」 そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。 もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。 

終焉列島:ゾンビに沈む国

ねむたん
ホラー
2025年。ネット上で「死体が動いた」という噂が広まり始めた。 最初はフェイクニュースだと思われていたが、世界各地で「死亡したはずの人間が動き出し、人を襲う」事例が報告され、SNSには異常な映像が拡散されていく。 会社帰り、三浦拓真は同僚の藤木とラーメン屋でその話題になる。冗談めかしていた二人だったが、テレビのニュースで「都内の病院で死亡した患者が看護師を襲った」と報じられ、店内の空気が一変する。

薬師だからってポイ捨てされました~異世界の薬師なめんなよ。神様の弟子は無双する~

黄色いひよこ
ファンタジー
薬師のロベルト・シルベスタは偉大な師匠(神様)の教えを終えて自領に戻ろうとした所、異世界勇者召喚に巻き込まれて、周りにいた数人の男女と共に、何処とも知れない世界に落とされた。  ─── からの~数年後 ──── 俺が此処に来て幾日が過ぎただろう。  ここは俺が生まれ育った場所とは全く違う、環境が全然違った世界だった。 「ロブ、申し訳無いがお前、明日から来なくていいから。急な事で済まねえが、俺もちっせえパーティーの長だ。より良きパーティーの運営の為、泣く泣くお前を切らなきゃならなくなった。ただ、俺も薄情な奴じゃねぇつもりだ。今日までの給料に、迷惑料としてちと上乗せして払っておくから、穏便に頼む。断れば上乗せは無しでクビにする」  そう言われて俺に何が言えよう、これで何回目か? まぁ、薬師の扱いなどこんなものかもな。  この世界の薬師は、ただポーションを造るだけの職業。  多岐に亘った薬を作るが、僧侶とは違い瞬時に体を癒す事は出来ない。  普通は……。 異世界勇者巻き込まれ召喚から数年、ロベルトはこの異世界で逞しく生きていた。 勇者?そんな物ロベルトには関係無い。 魔王が居ようが居まいが、世界は変わらず巡っている。 とんでもなく普通じゃないお師匠様に薬師の業を仕込まれた弟子ロベルトの、危難、災難、巻き込まれ痛快世直し異世界道中。 はてさて一体どうなるの? と、言う話。ここに開幕! ● ロベルトの独り言の多い作品です。ご了承お願いします。 ● 世界観はひよこの想像力全開の世界です。

処理中です...