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リンナとレミカ
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接近するメイトギアを迎え撃つべく、アンナTSLフラウヴェアとプリムラEL808は万全の準備をしていた。だが。
「…ん?」
GAB-11-エリミネーターをアンカーで地面に固定してスコープを覗き込んでいたアンナTSLフラウヴェアが思わずそう声を漏らした。
「どうしたの?」
万が一、アンナTSLフラウヴェアの迎撃が失敗した場合の為にゴングMBKハンドカノンを構えて待機していたプリムラEL808が問い掛ける。
明らかにアンナTSLフラウヴェアの緊張が途切れているのも感じ取っていた。敵ではないのか?
「あれは確か、フィーナQ3-Ver.1911。もう一体は私のデータベースにはないタイプね。だけど問題はそこじゃないわ。あの二体、子供を二人、連れてるの」
「え? 子供?」
思いがけない言葉に、プリムラEL808は聞き返していた。自らも確認する為に内蔵カメラのズームを使ってみる。
「本当。子供だわ。トーマスよりももっと小さい。ワンピースを着た、女の子みたいね」
その通りだった。二体のメイトギアがこちらに近付いてくるのだが、その二体がそれぞれ、青いワンピースとピンクのワンピースを着た六歳から七歳くらいの少女を一人ずつ抱いていたのである。
メイトギアにはさすがにそこまで幼い子供は存在しないし、愛玩用の<ラブドール>と呼ばれるロボットには明らかに幼い容姿をしたタイプは存在するが、それでもここまで幼いものが作られているなど聞いたこともなかった。何より、その少女達の顔色は血色がいいとはお世辞にも言えず、トーマスのそれと非常に似通っていたのだった。間違いなくCLS患者の子供だった。
アンナTSLフラウヴェアとプリムラEL808は迎撃態勢を解き、油断まではしないが落ち着いて二体のメイトギアが近付いてくるのを待った。すると確実にデータ通信ができる距離まで近付いたところで、フィーナQ3-Ver.1911がデータ通信を通じて語りかけてきた。
『攻撃はしないでください。私達は敵ではありません。私はフィーナQ3-Ver.1911、同行しているのはエレクシアYM10。それとリンナとレミカの二人です』
その内容に二人は顔を見合わせて笑顔になった。自分達と同じロボットが他にもいたのだと理解したのである。
こうして、アンナTSLフラウヴェアとプリムラEL808がいたその集落に、リンナとレミカの二人を連れたフィーナQ3-Ver.1911とエレクシアYM10の二体も住み付くことになったのであった。
「…ん?」
GAB-11-エリミネーターをアンカーで地面に固定してスコープを覗き込んでいたアンナTSLフラウヴェアが思わずそう声を漏らした。
「どうしたの?」
万が一、アンナTSLフラウヴェアの迎撃が失敗した場合の為にゴングMBKハンドカノンを構えて待機していたプリムラEL808が問い掛ける。
明らかにアンナTSLフラウヴェアの緊張が途切れているのも感じ取っていた。敵ではないのか?
「あれは確か、フィーナQ3-Ver.1911。もう一体は私のデータベースにはないタイプね。だけど問題はそこじゃないわ。あの二体、子供を二人、連れてるの」
「え? 子供?」
思いがけない言葉に、プリムラEL808は聞き返していた。自らも確認する為に内蔵カメラのズームを使ってみる。
「本当。子供だわ。トーマスよりももっと小さい。ワンピースを着た、女の子みたいね」
その通りだった。二体のメイトギアがこちらに近付いてくるのだが、その二体がそれぞれ、青いワンピースとピンクのワンピースを着た六歳から七歳くらいの少女を一人ずつ抱いていたのである。
メイトギアにはさすがにそこまで幼い子供は存在しないし、愛玩用の<ラブドール>と呼ばれるロボットには明らかに幼い容姿をしたタイプは存在するが、それでもここまで幼いものが作られているなど聞いたこともなかった。何より、その少女達の顔色は血色がいいとはお世辞にも言えず、トーマスのそれと非常に似通っていたのだった。間違いなくCLS患者の子供だった。
アンナTSLフラウヴェアとプリムラEL808は迎撃態勢を解き、油断まではしないが落ち着いて二体のメイトギアが近付いてくるのを待った。すると確実にデータ通信ができる距離まで近付いたところで、フィーナQ3-Ver.1911がデータ通信を通じて語りかけてきた。
『攻撃はしないでください。私達は敵ではありません。私はフィーナQ3-Ver.1911、同行しているのはエレクシアYM10。それとリンナとレミカの二人です』
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こうして、アンナTSLフラウヴェアとプリムラEL808がいたその集落に、リンナとレミカの二人を連れたフィーナQ3-Ver.1911とエレクシアYM10の二体も住み付くことになったのであった。
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