ネクロゴーレムと魔法少女と頭の中身が五十歳の十三歳の少年のパーティがなんやかやで旅を続ける物語

京衛武百十

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ネクロゴーレム ノーラ

6ページ

で、翌朝目が覚めると、リョウは、

「なんかお前ら面白いから、ついていく!」

とか言い出して、勝手に合流しちまいやがった。まあ、こいつに捉った時点で嫌な予感はしてたんだけどよ。

で、傍目には、十三歳のショタに同じ歳くらいの魔法少女にちょい年上って感じの美少女という、<両手に花>的なパーティになったんだが、知らない奴は羨ましいとも思うかもしれないが、前世の五十歳のオッサンの記憶が蘇った十三歳と、魔法少女コスのドワォ脳と、死体を材料にしたネクロゴーレムだぞ? なんにも嬉しくないわ!!

俺も確かに前世じゃアニメ三昧の人生だったよ。嫁さんもBL成分濃いめの<お腐れ様>だったしな。そんな両親の下に生まれた娘も、純粋培養のアニメ&ゲームオタに順調に育ってた。単に俺がアニメと車趣味に傾注し過ぎて仕事の時間以外を費やし過ぎたことで愛想尽かされただけだったんだよ。特に、娘に嫌われたのがトドメだったようだ。

そんなこんなで、娘が成人したのを機に、離婚を切り出された。

「娘が成人したから養育費は要らない。だから財産分与だけして出てって」

って感じだ。もっとも、嫁さんの方が実は稼いでたから、俺名義だった家を嫁さんに渡しても、俺の方にも数百万程度だが現金が入ってきてよ。それで、ケータハムスーパーセヴンを買って、これからはそれこそ気楽に好き勝手に生きようと思ってたところなんだよな。

嫁さんに対しては別に恨みとかねえよ。娘が成人するまで割と俺のことを好き勝手やらせてくれてたし、家庭内別居状態だったし、娘とも、アニメやゲームの趣味が合わないから、オタク同士だけど話もロクにしなかった。だから、家がアパートになっただけで、大して変化もなかったしな。

会社じゃ、俺が結婚してたことを知らなかったのも何人もいた。家族の話とかしなかったし、結婚指輪も着けてなかったし、会社の自分の机には車の写真ばっか飾ってたし、無理もねえ。

と、<自分語り>はこのくらいにしておこうか。それよりもノーラのことだな。

ノーラは、俺がたまたま通りがかった森に一人で住んでた魔法使いの助手兼ボディーガードとして暮らしてたんだが、マスターである魔法使いが寿命でくたばってどうしていいのか分からなくなってたところで、

「ファロさん! 私のマスターになってください!」

とか言い出して俺を勝手にマスター認定してついてくるようになったってのが経緯だった。

こいつの前のマスターもたいがい頭のおかしい奴でよ。

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