ネクロゴーレムと魔法少女と頭の中身が五十歳の十三歳の少年のパーティがなんやかやで旅を続ける物語

京衛武百十

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ネクロゴーレム ノーラ

7ページ

ノーラの元のマスターも、

『いかにしてより強力なゴーレムを生み出すか?』

ってのにのめり込んでる<マッド>だったな。で、そいつの<最高傑作>がノーラだった。だが、ノーラを生み出すまでの<試作品>が野放しになってて、山を丸ごと一つ占拠してた。

それを知らずにのこのこ入り込んじまった俺の前に、いきなり、

<魔獣をベースにしたゴーレム>

が現れやがって。頭頂高十メートルくらいの、ミノタウロスっぽい奴だった。

俺は<不死者>ではあるものの、魔力も体力も一般人よりはちょっと強い程度でよ。精々、十人くらいの盗賊を一人で片付けるのが関の山でな。

「くそったれがーっ!!」

手持ちの武器、剣やナイフやモーニングスターや爆弾でなんとかしようとしたが全く歯が立たず、<ミノタウロスっぽい魔獣をベースにしたゴーレム>の爪で薙ぎ払われて上半身と下半身がおさらばしたところに、ノーラが現れた。

別に俺を守ろうとしてくれたわけじゃねえ。

「なんですかあなたは? なんでこんなところにいるんですか?」

最初はものすげえ冷たい目でそんな風に訊いてきやがった。ノーラに実戦経験を積ませるために、それまでの試作品のゴーレムを放し飼いにしてやがったんだな。

でも、試作品のゴーレムと邂逅したならノーラはただそれを始末するだけだ。

「お、おい! あぶねーぞ!!」

さすがに一見したら十代半ばくらいの少女にしか見えなかったノーラが<ミノタウロスっぽい魔獣をベースにしたゴーレム>の前に立ちはだかったもんだから、俺もそう声を上げちまった。

なのにノーラは、

「グオオオオオオオーッッ!!」

と吠えながら自分目掛けて振り下ろされた拳を、片手で受け止めてみせて。

「なあっ!?」

こん時は俺もまだ世間をそんなに知らなくてウブだったし、さすがに驚いたよ。今じゃ、

『ノーラの体を構成する魔力が魔法障壁そのものにもなってて、彼女の体を強化してる』

ってのは分かってるけどな。で、俺の目の前で、ノーラは、<ミノタウロスっぽい魔獣をベースにしたゴーレム>の手を掴んで振り回し、投げ飛ばしてみせた。

一方、俺の方も、腕だけで地面を走って下半身のところまで行ってすぐに再生して。

俺がそうしてる間にも、ノーラは、立ち上がった<ミノタウロスっぽい魔獣をベースにしたゴーレム>足にローキックをかまして転倒させ、倒れてきた顔面に渾身の右ストレートをぶち込んでた。

だけどさすがにそれだけじゃ片付かなくて、追撃の連打を食らわしてたのだった。

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