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プリムラ
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女の子は、プリムラは、リシャールやシャミーレとすごく仲良くなっていた。特にシャミーレはプリムラのことが気に入ったらしいとリシャールが話してくれた。
するとプリムラがシャミーレを抱いて、そっと撫でて……
はっきり言って虫のような頭だけの気持ち悪いオブジェ同然のそれなのに、プリムラは本当に愛おしそうに撫でるんだ。それがシャミーレも気持ちいいのか、なんか落ち着いてる感じがする。
「驚いたな。シャミーレがこんなに他人に懐くなんて……」
リシャール自身が戸惑ってる感覚が伝わってくる。
「俺達は人間に対してもあんまりいい思い出がなかったし、嫌な目にも遭ってきたからシャミーレは特に他人を怖がるようになってたんだ。プリムラが子供だからっていうのもあるかもしれないが、子供でも酷い奴は酷かったし」
まあ、そうだろうな。前世でのイジメとか考えても、えげつないのは本当にえげつなかったみたいだし。だけどプリムラはそういうタイプじゃないのは、俺にも分かる。だからシャミーレも心を許せたのかもしれないな。
ところで、リシャールとシャミーレは、今、水と小さな果実以外はまったく口にしていない。というのも、頭だけだから、顎を動かすこともできないんだ、果実についても、『食べている』というよりも、口に含んで染み出てくる果汁を味わってるだけと言った方がいいだろう。
しかし二人とも再生者だから、俺と同じく食べなくても死なない。この世界の大気に含まれる<マナ>を取り込んでそれで生命活動を維持できるんだ。
ただ、渇きや空腹感はあるから、それを少しでも紛らわせようということで、水や果実を口に入れてもらうわけだ。
プリムラに。
プリムラも、この気持ち悪いオブジェと化した二人のために、丁寧に水を口に含ませ、果実を口に入れてくれる。その姿はもはや<介護>だな。
彼女にしてみても、家族や仲間を喪ったことの一応の穴埋めみたいな意味があるのかもしれない。
それが事実かどうかは別にして、嫌々やってるわけじゃないし、任せておけばいいと思う。
その甲斐あってのことなのかどうかは分からないにしても、リシャールとシャミーレの<体>も、少しずつ大きくなってきてるようだ。この調子だと数ヶ月もすれば少なくとも子供程度の大きさにはなるかもしれない。
となれば俺は背負うのもつらくなってくるし、その辺りはまた何か考えなきゃいけないか。乳母車みたいなのがどこかで手に入ればいいんだが。
するとプリムラがシャミーレを抱いて、そっと撫でて……
はっきり言って虫のような頭だけの気持ち悪いオブジェ同然のそれなのに、プリムラは本当に愛おしそうに撫でるんだ。それがシャミーレも気持ちいいのか、なんか落ち着いてる感じがする。
「驚いたな。シャミーレがこんなに他人に懐くなんて……」
リシャール自身が戸惑ってる感覚が伝わってくる。
「俺達は人間に対してもあんまりいい思い出がなかったし、嫌な目にも遭ってきたからシャミーレは特に他人を怖がるようになってたんだ。プリムラが子供だからっていうのもあるかもしれないが、子供でも酷い奴は酷かったし」
まあ、そうだろうな。前世でのイジメとか考えても、えげつないのは本当にえげつなかったみたいだし。だけどプリムラはそういうタイプじゃないのは、俺にも分かる。だからシャミーレも心を許せたのかもしれないな。
ところで、リシャールとシャミーレは、今、水と小さな果実以外はまったく口にしていない。というのも、頭だけだから、顎を動かすこともできないんだ、果実についても、『食べている』というよりも、口に含んで染み出てくる果汁を味わってるだけと言った方がいいだろう。
しかし二人とも再生者だから、俺と同じく食べなくても死なない。この世界の大気に含まれる<マナ>を取り込んでそれで生命活動を維持できるんだ。
ただ、渇きや空腹感はあるから、それを少しでも紛らわせようということで、水や果実を口に入れてもらうわけだ。
プリムラに。
プリムラも、この気持ち悪いオブジェと化した二人のために、丁寧に水を口に含ませ、果実を口に入れてくれる。その姿はもはや<介護>だな。
彼女にしてみても、家族や仲間を喪ったことの一応の穴埋めみたいな意味があるのかもしれない。
それが事実かどうかは別にして、嫌々やってるわけじゃないし、任せておけばいいと思う。
その甲斐あってのことなのかどうかは分からないにしても、リシャールとシャミーレの<体>も、少しずつ大きくなってきてるようだ。この調子だと数ヶ月もすれば少なくとも子供程度の大きさにはなるかもしれない。
となれば俺は背負うのもつらくなってくるし、その辺りはまた何か考えなきゃいけないか。乳母車みたいなのがどこかで手に入ればいいんだが。
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