ネクロゴーレムと魔法少女と頭の中身が五十歳の十三歳の少年のパーティがなんやかやで旅を続ける物語

京衛武百十

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逗留

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さて、そんなこんなで夕食も終えて宿の部屋に戻ると、プリムラは真っ先にリシャールとシャミーレのところに行った。水と果実を手にして。

自分だけが美味しいものを食べてのが申し訳なかったんだろう。本当に優しい子だな。

そしてプリムラがリシャールとシャミーレに水と果実を与えているところを見ていたら、二人の<体>が、かなり人間のそれに近付いてるのが分かった。尻尾がほとんどなくなってきてるんだ。だからまあ、俺も、布を掛けて隠してやった。まだ胎児のそれだとはいっても人間の体に近付いてきてるなら、それは<裸>と言ってもいいだろうしな。当人がそれこそ胎児だったらそんなことも気にしないだろうが、少なくとも人間としての意識はあるわけで。

「すまん。ありがとう。俺はともかく、シャミーレは女の子だからな」

リシャールが察して礼を言ってくる。

「なに、気まぐれだよ。気にすんな」

とは言うものの、部屋にあるベッドでは、リョウがパンツ丸出しで寝てた。まあ、パンツと言ってもいわゆる<ドロワーズ>的なゆったりした下着だし、前世の記憶がある俺にとってはまったくセクシーには感じない。ここはどうか知らないが多くの国ではまだ庶民の女性はスカートの中には下着代わりの薄いスカートを履いてるだけらしいし。だから<ドロワーズ>的なパンツは基本的に上流階級の女性が使うものだと聞いた。

ちなみにノーラもメイド服の下はドロワーズだ。彼女も羞恥心を持たないから、着替えのための場所がなければ俺の前でも平気で着替える。更衣室的なものがあればそれを使うんだけどな。メイドとしては一応そういう振る舞いはできるらしい。

ただ、プリムラはまだ子供だからか、下着代わりの薄いスカートを下に履いてるだけで、パンツは着けてない。別に見たくて見たわけじゃないが、一緒に野宿を含めて行動してるとどうしても見えてしまうことがあるからな。

でもなあ、せっかくだし、ここにいる間にちょっと稼いで、プリムラにいろいろ買ってやろうかと思う。女の子が<着たきりスズメ>ってのも可哀想だしな。

それに、ちょっと思うんだ。プリムラとリシャールやシャミーレの様子を見てると、二人の姿が人間のそれに近付いたら、三人で一緒に暮らしたらどうかなって。

正直、俺とノーラとリョウは、ただの<人外フレンズ>だ。再生者リジェネレイターのリシャールとシャミーレもこっち寄りではあるものの、再生者リジェネレイターとしての能力を活かして何かしてたわけじゃない。普通に暮らしてただけだそうだ。

小さな集落じゃ再生者リジェネレイターであることは疎まれたかもしれないが、大きな街だとそれこそいろんなのが集まってくるからな。そんなに目立たないだろう。

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