ネクロゴーレムと魔法少女と頭の中身が五十歳の十三歳の少年のパーティがなんやかやで旅を続ける物語

京衛武百十

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入学

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リシャールとシャミーレも、人間の姿になったらさらに一気に大きくなっていった。仕事に行って帰ってきたらもうぜんぜん違ってるくらいに戻っていったんだ。

その代わり、食う量も圧倒的に増えて、食費が倍に。マナで補われるはずなんだが、食欲が半端ないらしい。

まあでも、目標額のヴォーンローグ銀貨三千枚は達成できたし、別に問題ないだろう。

「それでは、リシャールとシャミーレの再生が落ち着いたところでいよいよ学校への入学手続きに移りましょう」

ノーラがそう告げた。彼女も、俺とリョウが金稼ぎに奔走してる間に街のあれこれを調べてくれて、学校の入学に必要なこととかもそれでかなり分かってきた。

ただ、入学するには推薦人が必要なんだが、その推薦人ってのがそこそこ地位のある人間でないと厄介みたいで。

するとそれについては、アガルラが、

「私は王位継承権を剥奪された身ですが、アガルトライツはあくまで<修行>というていで国を出てきましたから王族という立場は失われていないはずです。この街にも<武者修行の一環>という形で申請をしています。他国とはいえ国交もある国の王族なら推薦人としては申し分ないでしょう」

と言ってくれた。人生ってのはこういうところで自分のしてきたことが影響してくるんだよな。

実際、学校に問い合わせると、

「はい、ザファーソン王国第六王子のアガルトライツ様ご推薦のプリムラ嬢ですね。保護者はリシャール氏とシャミーレ氏。そのように承りました。正式な入学手続きは後日改めて行っていただきます」

って感じで実にあっさりと。でもこれも、アガルトライツが仮にも王位継承権を持つ王族の一員ということだからの対応で、一般の市民とかじゃ、身元の確認やらなんやらで相当手間がかかるらしい。

「いや、本当に助かった。ありがとう」

礼を言う俺に、

「いえいえ、兄上の心を救ってくださった大恩あるファロの役に立てるなら、これ以上ない光栄です」

逆に恐縮してくれる。

こうして十日後、いよいよプリムラが学校に通うことになった。

ただし、この手の学校に庶民が入学となるといろいろあるのが定番だから、その辺りについても、

「プリムラの推薦人は他国の王子であり、万が一のことがあると国際問題になる」

「プリムラの保護者は魔獣ヴァドリフスを倒した冒険者の身内である」

等々、学校関係者にしっかりと吹き込んでおいて、きっちりと丁寧に対応してもらうように念を押しておく。これも、アガルトライツが直々に面会してやってくれた。

ここでも、

<大変なオーラを放つイケメン王子>

っぷりが効いたようだ。

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