ネクロゴーレムと魔法少女と頭の中身が五十歳の十三歳の少年のパーティがなんやかやで旅を続ける物語

京衛武百十

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ただ、その<嫌な上級生>は、事あるごとにプリムラを目の敵にしてきたようだ。それでいて幸い、他の奴らが同調することがなかったから、そっちでは救われてたと思う。

プリムラも、絡まれた日には家に帰ってからノーラとシャミーレに甘えてしっかりと癒されてくれた。おかげで頑張れてるらしい。

リシャールはそれだけじゃ納得できないようだが、ここで学校に乗り込んで喚き散らしたところで、学校としてはできることをやってくれてるから、そんな風にねじ込んでもおそらく問題は解決しないだろうな。

別に、対処してくれてないわけじゃないんだよ。現にその上級生の親にも学校での素行について相談はしてくれてるらしい。なのに、上級生の親が問題を深刻に捉えずに、

<よくある子供同士のいざこざ>

として流してるようだ。それがダメだと、俺も仮にも<人の親>だった経験を持つ者として感じるね。

『自分の子供が他所様の子供を害してる』

という事態とまともに向き合うことのできない親であることが、自分の行動が周りからどう見られてるか向き合うことができないその上級生の人間性を作ったんだろうなとしか思わない。

ここできっちり、自分の子供と向き合って、なんで何歳も年下の女の子に強く当たらずにいられないのかその理由を徹底的に突き止めて対処しようって考えない親の子だからそうなったんだろう?

問題は学校側じゃなくて上級生とその親にあるってのがはっきりしたな。俺がその上級生の親の立場なら、学校になんか行かせねえよ。金を払ってるとかそういう問題じゃない。てか、

『金を払って自分の子供を他所の子供をいびらせるために学校に通わせてる』

わけじゃないだろ? それとも、どうやって他者を壊すかってのを学ばせるために学校に通わせてるってことか? そんなもの、ただのロクデナシだろ。俺はそんな親じゃいたくないな。

まあ、前世の俺は自分のことしか考えてない、ただの<大きな子供>だったから、あんまり他所様のことも言えないってだけで。

それもあって、いきなり相手方の家に怒鳴り込んだりもしないし、学校を責めるのも筋違いだと思うんだ。

加えて、プリムラが頑張れてるうちは頑張ってる彼女を応援したい。『もう頑張れない』ってなったらその時には学校なんか行かなくてもいいと思う。

でもなあ、本来なら、

『加害者側を学校に来させない』

ってのが筋だろ? なんで被害者側が『学校に通えない』ってリスク負わなきゃなんないんだ? それがおかしいってんだよ。

まあ、プリムラの件の場合は、今の時点では学校としても上級生に対して『出席禁止』の措置を取れる段階じゃないそうだ。

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