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決戦
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巨大メイスを振り回すノーラの迫力に目を奪われるが、他の冒険者や兵士達だって別にぼさっとしてたわけじゃない。十分以上に働いてくれてる。しかも、アガルラをはじめとした強化系の魔法を使う者が皆の力を増幅させ、その上で互いに補い合い、怪我をすれば引きずって後退させ、治癒を行う。
まったく。こういうのを見てると人間ってのも捨てたもんじゃないとは感じるな。
まあ、街がどうなろうと知ったこっちゃないという奴はとっとと逃げてるというのもあるか。報酬以上に、街に対してそれなりに思い入れがある奴が志願したということなんだろう。俺も同じか。
リョウは、<魔法のステッキ>を振り回して、鬱憤を晴らそうとしてる。だが、その時が来たら手加減なしにぶっぱなしゃいい。
そうして、いよいよ魔王が迫ってきた。輪郭がおぼろげな黒い山のような姿がはっきりと見える。距離としちゃ四キロってところか。
「よし! 全軍、所定の位置まで後退! 後退ーっ!」
爆炎系の魔法を使う者達が魔獣をまとめて吹っ飛ばし、後退のための猶予を作る。俺達も後退だ。そして、塹壕代わりの小さな崖のところまで来ると、魔王が城壁に到達し、しかしそれをものともせずに乗り越えて前に進もうとした時、
「点火!!」
指揮官の号令と共に、軍に所属してる術者が<爆砕槽>の爆薬に魔法で点火。瞬間、地震のような揺れと共に魔王の姿が見えなくなるほどの爆発が。
距離としては四キロ以上離れているここまで爆風が届く。崖下に身を隠してやり過ごすが、細かい石や砂がばらばらと降ってくる。
いやはや、<戦略核>とまでは言わないが、前世の動画で見たMOABに勝るとも劣らない威力だろうと思う。何しろ、軍が街に配備していた爆薬すべてと、街の武器屋で売られていた爆弾のすべてを提供してもらって用意したものだそうだからな。
しかし、<キノコ雲>にも見える煙の中から、まるで意に介さずに出てくる魔王の姿には、誰もが言葉を失ってた。
だからいよいよ、最後の手段だ。
「リョウ! 満を持しての出番だ!! 手加減は要らん!! 俺が何回死んでも構わない。お前の出せる全力のス〇ナーサンシャインを決めてやれ! アガルラ! リョウに力を貸してやってくれ! 他にも強化系の魔法を使える奴は頼む!」
俺は、他の連中からは見えない位置に行き、リョウは崖の上に立った。
魔力のパスは通してあるから、体の中でものすごい勢いで力が回転するのが分かる。リョウが俺の体を使って魔力を増幅してるんだ。で、意識が途切れる。体内で膨れ上がった魔力に耐えられずに破裂したんだろう。
さて、これを何回繰り返すことになるかな。
まったく。こういうのを見てると人間ってのも捨てたもんじゃないとは感じるな。
まあ、街がどうなろうと知ったこっちゃないという奴はとっとと逃げてるというのもあるか。報酬以上に、街に対してそれなりに思い入れがある奴が志願したということなんだろう。俺も同じか。
リョウは、<魔法のステッキ>を振り回して、鬱憤を晴らそうとしてる。だが、その時が来たら手加減なしにぶっぱなしゃいい。
そうして、いよいよ魔王が迫ってきた。輪郭がおぼろげな黒い山のような姿がはっきりと見える。距離としちゃ四キロってところか。
「よし! 全軍、所定の位置まで後退! 後退ーっ!」
爆炎系の魔法を使う者達が魔獣をまとめて吹っ飛ばし、後退のための猶予を作る。俺達も後退だ。そして、塹壕代わりの小さな崖のところまで来ると、魔王が城壁に到達し、しかしそれをものともせずに乗り越えて前に進もうとした時、
「点火!!」
指揮官の号令と共に、軍に所属してる術者が<爆砕槽>の爆薬に魔法で点火。瞬間、地震のような揺れと共に魔王の姿が見えなくなるほどの爆発が。
距離としては四キロ以上離れているここまで爆風が届く。崖下に身を隠してやり過ごすが、細かい石や砂がばらばらと降ってくる。
いやはや、<戦略核>とまでは言わないが、前世の動画で見たMOABに勝るとも劣らない威力だろうと思う。何しろ、軍が街に配備していた爆薬すべてと、街の武器屋で売られていた爆弾のすべてを提供してもらって用意したものだそうだからな。
しかし、<キノコ雲>にも見える煙の中から、まるで意に介さずに出てくる魔王の姿には、誰もが言葉を失ってた。
だからいよいよ、最後の手段だ。
「リョウ! 満を持しての出番だ!! 手加減は要らん!! 俺が何回死んでも構わない。お前の出せる全力のス〇ナーサンシャインを決めてやれ! アガルラ! リョウに力を貸してやってくれ! 他にも強化系の魔法を使える奴は頼む!」
俺は、他の連中からは見えない位置に行き、リョウは崖の上に立った。
魔力のパスは通してあるから、体の中でものすごい勢いで力が回転するのが分かる。リョウが俺の体を使って魔力を増幅してるんだ。で、意識が途切れる。体内で膨れ上がった魔力に耐えられずに破裂したんだろう。
さて、これを何回繰り返すことになるかな。
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