私が異世界物を書く理由

京衛武百十

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『そうやって甘やかすとロクな大人にならない!』 二言目にはそんなことを口にするのが、<立派な大人>だとは私は思わないけど?

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『そうやって甘やかすとロクな大人にならない!』

二言目にはそんなことを口にするのが、

<立派な大人>

だとは私は思わないけど? そもそもそういう言い方自体、

<ちゃんと躾がされたちゃんとした大人>

のそれじゃないよね? むしろ、ギャンギャンと五月蝿い<躾のなってない犬>に近い態度だとしか思わないよ。

子供にまっとうな大人になってもらいたいなら、やっぱり、大人がまず手本を示さなきゃ。

大人が手本を示さないでなんでまっとうな大人になってくれると思うの? 詭弁を振りかざし他人を貶め、正義も善も情も愛も踏みにじっておいて、それで規範意識を持った人間がどうして育つと思えるの?

自分より弱い相手、歯向かうことができない相手、そういうのを殴って怒鳴って服従させるという行為を正しいと具体的に示しておいて、子供がそれを真似ないとなぜ思えるの?

どんなに<躾>だなんだと誤魔化してみても、所詮は、<自分より弱い相手、歯向かうことができない相手、そういうのを殴って怒鳴って服従させるという行為>を親がやって見せたことでそれを真似た子供がそのまま歳を取ったから、

『弱ってる相手をさらに叩く』

なんてことが平然とできるのがこんなにも世の中に溢れてるんじゃないの?

いったい、いつまでその事実に目を瞑るつもり?

何も、『完全無欠な聖人になれ』って言ってるんじゃないんだよ。

『自分が完璧じゃなく甘えたい気持ちも捨てきれないのなら、子供に完璧であることを押し付けなきゃいい』

って言ってるだけなんだ。

『自分も人間、相手も人間、完璧でもなけりゃ甘えたい時だってある。それを認めて、きつい言い方されたら嫌だし傷付くこともあるっていう事実を認めたほうがいいんじゃないの? そうした方が、結局、自分も救われるんじゃないの?』

って言ってるだけなんだ。

ましてや、私がこんな風に言ってるのを、

『何を偉そうに!』

『上から目線で!』

と思うのなら、『そうやって甘やかすとロクな大人にならない!』なんて言い方も、同じように反発を招くだけだよ?ってだけのことなんだよ。

私の言い方にすら反発するなら、『そうやって甘やかすとロクな大人にならない!』みたいな言い方が反発されないと思う方がおかしいでしょ?

『自分は正しいことを言ってるんだから反発するのはおかしい!』

とか言うのかもしれないけど、だったら、他人に正論を並べられて反発するのもおかしいじゃん。

『正しいことを言ってる相手に反発するのはおかしい』

のならね。

逆に、

『正しいことを言うにしたって言い方を考えろ!』

と言うのなら、『そうやって甘やかすとロクな大人にならない!』みたいな言い方もおかしいし、ましてや怒鳴ったりするのは違うんじゃないの?

それが、

<正しいことを言うにあたって言い方を考えてる大人>

の姿だって言うの?

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