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悪役令嬢は本音をこぼす
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はっきり言おう。
恥ずかしさが半端ない。
あああ……!
なんで泣いたかな私。
そう、そうよ。
ダグラスが悪いのよ。
人の心の琴線に触れるようなことを言うから!
「ダグラスは……たらしの才能があるわね」
「いや、そんな才能を持った覚えはない」
無自覚か!
心の中で突っ込むものの、さすがに本人に言うことはできなかった。
ぐぬぬ……。
私は声にならないうめき声を上げる。
「……ふはっ!」
そんな私が面白かったのか、ダグラスが思わずといった感じに吹き出した。
と、同時に私も肩に入っていた力がふっと抜けていくのを感じる。
「指輪が欲しいですわ」
だからかポロッと本音がこぼれ落ちた。
「指輪?」
「……っ!いえ……」
ハッとなって思わず自分の口を押さえる。
「指輪か……」
呟くと、ダグラスは顎に手を当てて考え込んだ。
「なんでもありませんわ。気にしないでくださいませ」
「いや、ありだろう」
慌てて否定したものの、なぜか逆にダグラスの方が乗り気になった。
「おそろいの指輪をしていたらお互いの存在を常に感じられるし、変な虫もつかないだろうからな」
いや、王太子の婚約者に粉をかける強者なんていないでしょう?
少なくとも婚約をしたら大々的に発表されるだろうし、貴族でそれを知らない者などいない状態になるはずだ。
「結婚指輪は婚約指輪とは別に作らせるのもいいな」
すごいよダグラス。
私の前世では当たり前の習慣だけど、この世界にはまったくない概念なのに。
指輪の使い方が正解すぎる。
「いいの……かしら?」
それでも、もしダグラスが許してくれるのであれば。
指輪の交換をしたいと望んでもいいのだろうか。
「もちろんだ。それに、滅多にないエレナ嬢のおねだりだからな」
おねだり……。
おねだり!?
たかにそうだけど、なんというか、ものすごくむずむずする!
「宝石商に今度はそろいの指輪も持ってくるように言っておこう」
アクセサリーもそして指輪も、ダグラス色の物を身にまとう。
そのことに気づいて初めて私はダグラスと結婚することを実感した。
そしてそんな自分の心の変化を感じながらまったりと紅茶を飲んでいたら、一息ついたところでダグラスが姿勢を正してこちらを向いた。
「……?」
問いかけるように見つめると、一瞬言い淀んだダグラスはしかしすぐに口を開く。
「王妃とレンブラント家の処分が決まった」
「……!」
あの断罪の日、場がお開きになってから私はすべての証拠を提出した。
過去の事実をつまびらかにした後は司法の判断に任せたのだ。
「王族を害すれば厳罰に処される。それはたとえ王妃であっても同じこと」
特に陛下は寵愛していた側妃を殺害されたのだから、その処罰感情は苛烈だったことだろう。
「王妃もレンブラント家当主も死刑を宣告された。そしてレンブラント家は遠縁の者に跡を継がせた上で侯爵から子爵に降爵となる」
「……」
それは予想できた結末だ。
それでも、あの場で感情的に刑を宣言しなかっただけ、陛下は冷静さを欠いてはいなかったといえる。
「刑の執行はどのように?」
「これが平民や一貴族であれば公開処刑になるところだが……。王妃にこれまでの功績がなかったわけではないし、陛下も自身の対応にも問題があったとの認識がある。そのため王妃は毒杯を呷ることになった」
「……そう」
それは陛下からの温情なのだろう。
他の者の目に触れることなく刑は執行され、国内にはその結果のみが周知される。
「レンブラント家の当主に関しては公開での処刑にするか非公開にするかで意見が割れた。結局は非公開になったようだな」
公開処刑を見たいかと言われれば、正直見たくないと言うのが本音だ。
この世界では当たり前のように行われる断首も私にしては馴染みのないもの。
相手が犯罪者とはいえ処刑を見てしまったら後々まで夢に出てきそうだった。
「日程は決まりましたの?」
「およそ一週間後だな。取り調べが終われば刑は速やかに執行される」
「そのこと、ライアン殿下はご存じなのでしょうか?」
「……知らせるかどうかは陛下の判断によるだろう」
ライアンが西の王領へ移送されるのと王妃の刑の執行はどちらが早く執り行われるのか。
その細かな日程を私は知らない。
しかしおそらく彼ら親子はもう二度と会うことは叶わないだろう。
それもまた、彼ら自身が招いた結末なのだけど。
「そうなのですね……」
私はそう答える以外の言葉を持たなかった。
恥ずかしさが半端ない。
あああ……!
なんで泣いたかな私。
そう、そうよ。
ダグラスが悪いのよ。
人の心の琴線に触れるようなことを言うから!
「ダグラスは……たらしの才能があるわね」
「いや、そんな才能を持った覚えはない」
無自覚か!
心の中で突っ込むものの、さすがに本人に言うことはできなかった。
ぐぬぬ……。
私は声にならないうめき声を上げる。
「……ふはっ!」
そんな私が面白かったのか、ダグラスが思わずといった感じに吹き出した。
と、同時に私も肩に入っていた力がふっと抜けていくのを感じる。
「指輪が欲しいですわ」
だからかポロッと本音がこぼれ落ちた。
「指輪?」
「……っ!いえ……」
ハッとなって思わず自分の口を押さえる。
「指輪か……」
呟くと、ダグラスは顎に手を当てて考え込んだ。
「なんでもありませんわ。気にしないでくださいませ」
「いや、ありだろう」
慌てて否定したものの、なぜか逆にダグラスの方が乗り気になった。
「おそろいの指輪をしていたらお互いの存在を常に感じられるし、変な虫もつかないだろうからな」
いや、王太子の婚約者に粉をかける強者なんていないでしょう?
少なくとも婚約をしたら大々的に発表されるだろうし、貴族でそれを知らない者などいない状態になるはずだ。
「結婚指輪は婚約指輪とは別に作らせるのもいいな」
すごいよダグラス。
私の前世では当たり前の習慣だけど、この世界にはまったくない概念なのに。
指輪の使い方が正解すぎる。
「いいの……かしら?」
それでも、もしダグラスが許してくれるのであれば。
指輪の交換をしたいと望んでもいいのだろうか。
「もちろんだ。それに、滅多にないエレナ嬢のおねだりだからな」
おねだり……。
おねだり!?
たかにそうだけど、なんというか、ものすごくむずむずする!
「宝石商に今度はそろいの指輪も持ってくるように言っておこう」
アクセサリーもそして指輪も、ダグラス色の物を身にまとう。
そのことに気づいて初めて私はダグラスと結婚することを実感した。
そしてそんな自分の心の変化を感じながらまったりと紅茶を飲んでいたら、一息ついたところでダグラスが姿勢を正してこちらを向いた。
「……?」
問いかけるように見つめると、一瞬言い淀んだダグラスはしかしすぐに口を開く。
「王妃とレンブラント家の処分が決まった」
「……!」
あの断罪の日、場がお開きになってから私はすべての証拠を提出した。
過去の事実をつまびらかにした後は司法の判断に任せたのだ。
「王族を害すれば厳罰に処される。それはたとえ王妃であっても同じこと」
特に陛下は寵愛していた側妃を殺害されたのだから、その処罰感情は苛烈だったことだろう。
「王妃もレンブラント家当主も死刑を宣告された。そしてレンブラント家は遠縁の者に跡を継がせた上で侯爵から子爵に降爵となる」
「……」
それは予想できた結末だ。
それでも、あの場で感情的に刑を宣言しなかっただけ、陛下は冷静さを欠いてはいなかったといえる。
「刑の執行はどのように?」
「これが平民や一貴族であれば公開処刑になるところだが……。王妃にこれまでの功績がなかったわけではないし、陛下も自身の対応にも問題があったとの認識がある。そのため王妃は毒杯を呷ることになった」
「……そう」
それは陛下からの温情なのだろう。
他の者の目に触れることなく刑は執行され、国内にはその結果のみが周知される。
「レンブラント家の当主に関しては公開での処刑にするか非公開にするかで意見が割れた。結局は非公開になったようだな」
公開処刑を見たいかと言われれば、正直見たくないと言うのが本音だ。
この世界では当たり前のように行われる断首も私にしては馴染みのないもの。
相手が犯罪者とはいえ処刑を見てしまったら後々まで夢に出てきそうだった。
「日程は決まりましたの?」
「およそ一週間後だな。取り調べが終われば刑は速やかに執行される」
「そのこと、ライアン殿下はご存じなのでしょうか?」
「……知らせるかどうかは陛下の判断によるだろう」
ライアンが西の王領へ移送されるのと王妃の刑の執行はどちらが早く執り行われるのか。
その細かな日程を私は知らない。
しかしおそらく彼ら親子はもう二度と会うことは叶わないだろう。
それもまた、彼ら自身が招いた結末なのだけど。
「そうなのですね……」
私はそう答える以外の言葉を持たなかった。
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