短編集

天川 古雨

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『ストーカー』

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今日妹が死んだ。

ストーカーに襲われて死んだ。

ストーカーが家に入ってきていて

それを見た妹はストーカーに刺された

前から相談は受けていた。

妹の家に何回も泊まっては見守った。

警察にも相談した。

そして刑事達が受け入れてくれた。

なのに妹は死んでしまった。

ストーカーはまだ捕まってない...

何故...?何故なんだ?

どうして妹は死ななければいけなかった?

どうして妹はストーカーに殺された?

どうして妹は...どうして妹は...

どうして俺は守れなかったんだ?

誰が悪いんだ...誰が...

ストーカーと受け入れてくれた刑事と
妹の友人と

妹と同じアパートに住んでいた人達...

そして兄である俺...

...妹は何回も刺されたらしい...

顔は凄く苦しんでいたようだったらしい...

悪い奴らにはそれ相応...いやそれ以上のが

必要だと聞いた。勿論、俺もだ。

---------------------------------

まずはストーカーについて調べた

仕事?仕事はもう辞めた。

俺はもう悪いやつだからだ。

妹の交流面を調べた。

アルバムにある写真を一つ一つ調べた。

ペラリと
こいつじゃない、

ペラリと
こいつでもない

ペラリと
こいつか?いや違う...

ペラリと...
こいつだ...!


-------------------------------------

...コンビニで夜ご飯を買った

トットットッと

一定間隔でアイツを追う

アイツ...ストーカーは

のうのうと夜ご飯を買って
フラフラと歩いていた。

バレない自身があるからか?

俺にはバレてるのに...

少しずつ追っていると

アイツは1つのアパートの部屋に入った

あそこか...

............

ピンポーンピンポーン
ピンポンピンポンピンポンピポンピピピ

............


「なんだよ!うっせぇぞ!!!」

「...!!!!」

「ぐぁっ!な、なに...!」

............

朝だ。

ストーカーが目の前に座ってる

「...お前あの女の兄かよ...」

...俺はじっとストーカーを見つめた

「なんだよ、きもちわりぃ...
てめぇ、何する気だよ...
俺をこんなとこで縛って」

「黙ってんじゃねーぞ!!!
あの女と
同じ目に遭わすっていえよ!!!!
どうせそんなとこだろ!!!!!」

「あの女が悪いんだよ
あの女が俺に色目使うからよぉ...
好きだって勘違いしちまうじゃねぇか
だから俺、あの女の家で
待ち伏せてたんだがあいつ、
俺を見て叫び声上げんだよ...
うるせぇから黙らそうと思ったら
死んでしまったんだよ...
脆いよなぁ...人間ってさぁ...」

...............そうだよな、人間って

脆いよなぁ.....................


はははははははははははははははははははは


「何笑ってんだよ...!気持ちが...!ぐっ!」

直ぐに壊れないように

苦しませるように

直ぐに壊れないように

苦しませるように

直ぐに壊れないように

苦しませるように

「や、、やめ...いた、いた、い...
た、たすけ...ぐ...」

妹もこんなことを言ってたんだろうなぁ...

妹もこんなことを...

ごめんな、助けてあげれなくて...

苦しかったよなぁ...苦しかったよなぁ...

ストーカーだった男は

ただのしかばねとかした

--------------------------------------

妹のアパート...

妹の部屋...

まだ妹の部屋には妹が居るような

そんな感じがする

...妹の話を聞いてくれた刑事たちを呼ぶ...

ストーカーを俺が殺したと

ちゃんと証拠も送って。

「.........手を上げろ!」

「...ひっ...!」

警察の1人は隣にあるしかばねを

見て1歩引下がる

「...どうして俺たちをここに呼んだ?」

「先輩...何か変です...!」

...炎が広がってきた...

「ちっ!早く!来るんだ!!!」

「先輩!ドアが!!!
ドアが開きません!!!」

「嘘だろ!!!!?何故...!!!」

ドンドンドンドンドンって

音が聞こえる

ドアを叩き蹴る音が

炎が当たりを包む

「ゲホッ...ゲホッ...」

「先輩...!」

「...どうして...こんなことに...!」



...体に炎がまとわりつく...

息苦しい...熱い...熱い...

........................



-----------------------------------


「先輩、なんとか助かって良かったすね...」

「結構吸ってしまったから暫くはだけどな」

「先輩...あの炎に包まれたやつも
ストーカーでしたけど、世の中怖いっすね」

「色んな事件を担当してきたが
自分の事を兄だと思いこみ、
今回の事件の犯人をおいつめて
殺すとはな...確かに世の中は怖いな」

「嫌っすねぇ...またこんな危機にあう
かもしれないって...」

「俺たちの仕事はそんなもんだ。
覚悟してきたんだろ?」

「そうっすね!いたた...火傷したとこ
まだ痛いっす...」

「治るまで大人しくしてよう...」

おわり
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