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不死の男とある女の話
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城に幽閉され、もう日付も何もかも
忘れ去った毎日
私は「ロッツァース」
今は名前だけ、姓は亡くなった
私はこの国の為だけに命を捧げた
戦士だった。
国では英雄とされたが
攻められた国々からは私の事を
「化け物」
と恐れていた。
私はとある戦の日、相手の軍勢を
大きく蹴散らした...
その相手の軍勢には偉大なる大魔女と
呼ばれる者がいた。
その軍勢には大魔女の恋人が
居たらしく無惨にも私に切りつけられ
死に絶えた事を知った大魔女は
泣き叫び、そして怒り狂い
私に不死の魔法をかけた
彼女が死に絶えどこの魔法は永遠であり
私の心を永遠に孤独にさせてやると
「...昔から孤独ではあったがな...」
人より力が強く
他の誰よりも戦士として向いていた
それだけで恐れられ、讃えられ...
私に近づくものは全て私自身を
見る訳ではなく力とその地位を
見ていた。私の心は常に孤独であった...
不死になってから城を渡され
大きな鍵をかけられた
最初は訪問者はいたものの
物珍しさに来るものたちだけだった
もう数百年も前のことだが
外を窓から見つめる
寒々しい季節の中、窓の外は
雪で積もっていた
変わり映えもしない景色
そこにひとつの影が見えた
じっと目をこらすと
そこには少女が1人ユラユラと歩いていた...
「...こんなとこに一人の少女...
一人の少女!?」
なぜこんな山奥に!?
このままでは寒空にさらされ
少女は死んでしまうかもしれない!
今までこの鍵は壊せるが壊さないまま
にしていた...しかしここは...!
バキッ!とそれを壊した
私は急いで少女の元に駆け込む
「...大丈夫か!!!」
やせ細り冷たくなっていた少女を
抱き抱える
「ぱ...ぱ...?わた、し、いい子に...」
私の体温はもう無いに等しい
早く城に運び暖炉の前に...!
「...大丈夫だ、私が守ってやる...」
急いで城の中に入り
しっかりと処置をする
冷たかった彼女が段々と暖かくなる...
安心するが食事はない...
ビリッと紙を破りそこに
「すぐに戻ってくる、安心しろ」
と書いておく
マントを羽織り袋を背負い
久しぶりに金貨を握り外に出た
金自体は変われどもかえれることは
替えれるだろう
吹雪の中、山をくだり街に出た
懐かしい...あまり変わってない
我が故郷...
「...この金貨全て金にかえてくれ...」
ズシッとした金貨袋を見せると
「...!!!まさかこの金貨が...!
ただいま...!!!!」
すぐに金へとかえてくれた
「...ありがとう...」
礼を早くいい、外に出る
早足で野菜屋に行き
果物屋に行き
パン屋に行く
一通りのものは買えた
あとは吹雪の山中をのぼるだけ...
袋を抱えサクサクと山をのぼる
城に帰って暖炉の部屋を見ると
少女は起きていた
「.........パパ...?」
私を見つめる少女...
「...今すぐにスープを作る、待ってろ...」
「う、うん...ルゥリャ...待ってる...」
そう彼女は頷きいい子に待っていた
暖かなスープ...
こんなのを作るなんて久しぶりだな
私には弟がいた、両親は早くに亡くなり
私たち2人だけとなった。
そんな弟が好きだったスープを作り
ルゥリャにあげてる
「ほら、口を開けるんだ...」
小さな口が開き、そこにスープを流し込む
「おいしい...」
ルゥリャの顔が綻び安心する
「そうか.........」
ある程度食べ終えたあと
私はルゥリャに聞き始めた
「何故ここまできた」
と、
「...パパを探しに来たの...」
「お前の父親か、どうしてここに居ると
思ったんだ?」
ルゥリャは私のことを見つめた
「おば様がね...私がいい子にしてたから
このお城にパパが居るって...
私、だからここまで...」
.........何となく察した
私は.........
「...お前の父親はいない」
と言った
ルゥリャは小さな体から沢山の
雨を降らした
「...」
ルゥリャの小さな体を抱きしめ
頭を撫でる、可愛い可愛い自分の娘を
あやすように
------------------------------------
数日後
「パパ!」
私を抱きしめてきたルゥリャは
私のことをパパという
「何度言ったら分かる、お前の
父親ではない」
少し怒るとルゥリャは落ち込んだ
ほんとにわかり易い
「...パパ...」
...仕方ない...
「仕方ないな...しかし私のことは
お父さんと呼びなさい」
そういうと彼女は蝋燭の灯りのように
パッと明るくなり
「お父さん!!!!」
と言った
素直でいい子だ
私はルゥリャの事を撫でた
--------------------------------
「...兄さん...?」
血まみれで帰った朝
「凄いよ...兄さん...」
弟のためになった戦士
「..................」
英雄となった日...
「ロッツァース兄さん...ごめん...」
最後にあった弟の言葉...
もし私の事を知ったら
ルゥリャもこういうのだろうか...
「そうなった時はそうなった時だ...」
と、寝てるルゥリャの頭を撫でた
--------------------------------
数年後
-------------------------------
「おとうさーん!」
ルゥリャは今年で16となった
可憐で美しい女性となった
「あぁ...」
ルゥリャにすすめられ
意味もない食事も取るようになった
今はルゥリャと共に狩りをし
その肉を売ったりしていた
「...お前ほんとに学び舎に行かなくて...」
とある日学び舎を奨めた
が、ルゥリャは
「いいの!私、ここの図書室で
しっかり学んだから!!!」
と言って、色々と喧嘩した
結果はルゥリャの圧勝
私は見事に言いくるめられた
ずっとお父さんと一緒がいい...
そんなことを言われたら...
しかし飲み込みは早く
色んな本を買い与えた
そして
色んな知識を覚え博識となっていた
いつ外に出ても恥ずかしくないぐらいに
「...凄いもんだな...」
私は感心してると
「だってお父さんと一緒にいたいもん!
私頑張るから!!!!」
とにっこり笑っていた
---------------------------
18の時
---------------------------
成人した彼女は
「お父さん...ううん、ロッツァースさん...
私の初恋の人...私と結婚をして下さい!」
何を言ってるのか分からなかった
飲んでいたコーヒーカップを落とした
「.........す、すまない...1人にさせてくれ...」
一瞬見た彼女の顔は悲しげな顔をしていた
部屋にとじこもり私は考え込む...
私が...彼女を...?
頭が痛い.....................
それから数日たった...
何故かここに人が多く来た
「...ロッツァース様...
ここにおられたのですね」
一人の男性がそういう
「...なぜ私の名前を...?」
男性の後ろには手練の戦士が2人...
「.........ルゥリャ...後ろに下がりなさい」
ルゥリャは心配そうにしながら
後ろに下がった
「...大丈夫ですよ、何も手は出しません
交渉をしに来たんですから...」
交渉...?
「...取り敢えず名を名乗ってくれぬと
分からぬのでな...想像はついてるが...」
と言うと彼は笑いながら
「失礼...僕はこういうものです...」
フードを脱いだ男は
現国王の息子で第2王子の
「ナジアス」王子だった
「...ロッツァース様、我らに
力をおかし頂けないでしょうか...」
...後継者争いが近々来るとは言っていたが...
まさかな...
「断る...」
勿論断る、もう人間と争うことは飽きた
私はしかも不死の人間...
「やはり...」
彼はニッコリとした
そして2人の戦士が急に私に
詰め寄り
「な、何を...!?」
反撃しようと思ったが
グッと金縛りに合い
倒れ込んだ
「まぁ分かってましたよ...
ほら、そこの女も連れて行け」
薄れゆく意識の中
「ロッツァースさん!ロッツァースさん!
お父さん...!!!!お父さん...!!!」
という彼女の叫び声だけ聞こえた
目覚めるとそこは牢屋だった
まさか...あんな物が...と思いながら
体を起き上がらす
周りを見るが泣き声や怒鳴り声が
聞こえる、臭いは酷く汚い牢屋だった
「...」
ルゥリャは...ルゥリャは無事なのだろうか...
「...ロッツァース様、起きましたか?」
と、憎たらしい顔をした
ナジアスが出てくる
「...ルゥリャはどうした...」
「あぁ、彼女ですか、
しっかりと寝てますよ、安心してください
彼女は貴方との交渉アイテムですから」
ニコニコと彼は笑う
「.........分かった...仕方ない...」
牢を開けて貰い
鎧を着けた
「...」
それからは毎日が戦場
歯向かうもの達を次々に血祭りにあげ
昔の事を思い出す
戦場を仲間とかけめぐり
出会いと別れ、裏切りと...
色々あった...
私たちは勝利を得た
ナジアスは見事に王となり
ある女性を娶った...
それはルゥリャだった...
美しいドレスを着たルゥリャ...
何も言えなかった...何も出なかった...
ニコニコとナジアスは民に手を振るが
ルゥリャは何も...何も表情はなかった...
.........
「............」
いつしか私はルゥリャを助け出そうと
していた
多数が私を押さえ込む
ルゥリャの顔は涙ぐんでいた
意識が...ルゥリャが............
--------------------------
数年後
-------------------------
ぼやけた思考と視界の中
煩い人々の声が聞こえる
牢屋の鍵を開けるものがいた
「お前さんも逃げるんだ!!!
ここは崩れるぞ!!!!!!」
崩れる...?崩れる...!?
ルゥリャ...!!!!
牢屋をすぐに出た
走って走った...
外に出ると色々な人が逃げていた
逃げる人々をかき分けた
街は燃え人々が争っていた...
城にも火が...
「あ...ああ...ああああああああぁぁぁ!!!」
ふらふらと焼けきった街跡を
歩いていた、何日たったのかも
分からない...
目の前に紙切れが落ちた
紙切れには..................
暴君「ナジアス」悪女「ルゥリャ」
ギロチンによって処刑される!!!
「............」
...............これが...これが...
「あはははははははははははははははははは」
泣き叫び崩れ落ちた
これが...これがかぁ...!
今更死にたいと思った!!!
今更...!!!!今更...............
ルゥリャが埋められた墓地へと行く
ナジアスに洗脳を...という人達により
彼女は処刑はされたが墓地の端っこに
埋められたのだ
適当な墓標にルゥリャと書かれていた
そこの土を素手で掘る
周りのヤツがなんと言おうと...
「...ルゥリャ...」
彼女の亡骸がでてきた
「ごめんな...ルゥリャ.........
私が...私が...」
彼女の亡骸を抱えて
ふらふらと足をとる
周りには人が少なかった
私の方を見つめるが何も言わずに
素通りしていく
「さぁ...ルゥリャ...私と家に帰ろうな...
そして...二度と邪魔されないように...」
街を出て山をのぼる
城につき私はルゥリャの体を埋めた
「ルゥリャ...共に...ずっと一緒にいよう...」
私はルゥリャの傍で静かに無い眠りについた
-------------------------------
とある山の奥の廃城には
雪に埋もれた不死の男が質素な墓の前で
眠っていると言われている。
昔、不思議に思ったとある研究者は
その不死の男を連れ出した
どんなに起こそうとも不死の男は
微動だにせずその研究者は
墓の前に不死の男を戻した。
彼の顔は悲しげな顔であったが
笑顔でもあったと語っていた...
「世界はオカルト!!!!本から」
--------------------------
終わり
忘れ去った毎日
私は「ロッツァース」
今は名前だけ、姓は亡くなった
私はこの国の為だけに命を捧げた
戦士だった。
国では英雄とされたが
攻められた国々からは私の事を
「化け物」
と恐れていた。
私はとある戦の日、相手の軍勢を
大きく蹴散らした...
その相手の軍勢には偉大なる大魔女と
呼ばれる者がいた。
その軍勢には大魔女の恋人が
居たらしく無惨にも私に切りつけられ
死に絶えた事を知った大魔女は
泣き叫び、そして怒り狂い
私に不死の魔法をかけた
彼女が死に絶えどこの魔法は永遠であり
私の心を永遠に孤独にさせてやると
「...昔から孤独ではあったがな...」
人より力が強く
他の誰よりも戦士として向いていた
それだけで恐れられ、讃えられ...
私に近づくものは全て私自身を
見る訳ではなく力とその地位を
見ていた。私の心は常に孤独であった...
不死になってから城を渡され
大きな鍵をかけられた
最初は訪問者はいたものの
物珍しさに来るものたちだけだった
もう数百年も前のことだが
外を窓から見つめる
寒々しい季節の中、窓の外は
雪で積もっていた
変わり映えもしない景色
そこにひとつの影が見えた
じっと目をこらすと
そこには少女が1人ユラユラと歩いていた...
「...こんなとこに一人の少女...
一人の少女!?」
なぜこんな山奥に!?
このままでは寒空にさらされ
少女は死んでしまうかもしれない!
今までこの鍵は壊せるが壊さないまま
にしていた...しかしここは...!
バキッ!とそれを壊した
私は急いで少女の元に駆け込む
「...大丈夫か!!!」
やせ細り冷たくなっていた少女を
抱き抱える
「ぱ...ぱ...?わた、し、いい子に...」
私の体温はもう無いに等しい
早く城に運び暖炉の前に...!
「...大丈夫だ、私が守ってやる...」
急いで城の中に入り
しっかりと処置をする
冷たかった彼女が段々と暖かくなる...
安心するが食事はない...
ビリッと紙を破りそこに
「すぐに戻ってくる、安心しろ」
と書いておく
マントを羽織り袋を背負い
久しぶりに金貨を握り外に出た
金自体は変われどもかえれることは
替えれるだろう
吹雪の中、山をくだり街に出た
懐かしい...あまり変わってない
我が故郷...
「...この金貨全て金にかえてくれ...」
ズシッとした金貨袋を見せると
「...!!!まさかこの金貨が...!
ただいま...!!!!」
すぐに金へとかえてくれた
「...ありがとう...」
礼を早くいい、外に出る
早足で野菜屋に行き
果物屋に行き
パン屋に行く
一通りのものは買えた
あとは吹雪の山中をのぼるだけ...
袋を抱えサクサクと山をのぼる
城に帰って暖炉の部屋を見ると
少女は起きていた
「.........パパ...?」
私を見つめる少女...
「...今すぐにスープを作る、待ってろ...」
「う、うん...ルゥリャ...待ってる...」
そう彼女は頷きいい子に待っていた
暖かなスープ...
こんなのを作るなんて久しぶりだな
私には弟がいた、両親は早くに亡くなり
私たち2人だけとなった。
そんな弟が好きだったスープを作り
ルゥリャにあげてる
「ほら、口を開けるんだ...」
小さな口が開き、そこにスープを流し込む
「おいしい...」
ルゥリャの顔が綻び安心する
「そうか.........」
ある程度食べ終えたあと
私はルゥリャに聞き始めた
「何故ここまできた」
と、
「...パパを探しに来たの...」
「お前の父親か、どうしてここに居ると
思ったんだ?」
ルゥリャは私のことを見つめた
「おば様がね...私がいい子にしてたから
このお城にパパが居るって...
私、だからここまで...」
.........何となく察した
私は.........
「...お前の父親はいない」
と言った
ルゥリャは小さな体から沢山の
雨を降らした
「...」
ルゥリャの小さな体を抱きしめ
頭を撫でる、可愛い可愛い自分の娘を
あやすように
------------------------------------
数日後
「パパ!」
私を抱きしめてきたルゥリャは
私のことをパパという
「何度言ったら分かる、お前の
父親ではない」
少し怒るとルゥリャは落ち込んだ
ほんとにわかり易い
「...パパ...」
...仕方ない...
「仕方ないな...しかし私のことは
お父さんと呼びなさい」
そういうと彼女は蝋燭の灯りのように
パッと明るくなり
「お父さん!!!!」
と言った
素直でいい子だ
私はルゥリャの事を撫でた
--------------------------------
「...兄さん...?」
血まみれで帰った朝
「凄いよ...兄さん...」
弟のためになった戦士
「..................」
英雄となった日...
「ロッツァース兄さん...ごめん...」
最後にあった弟の言葉...
もし私の事を知ったら
ルゥリャもこういうのだろうか...
「そうなった時はそうなった時だ...」
と、寝てるルゥリャの頭を撫でた
--------------------------------
数年後
-------------------------------
「おとうさーん!」
ルゥリャは今年で16となった
可憐で美しい女性となった
「あぁ...」
ルゥリャにすすめられ
意味もない食事も取るようになった
今はルゥリャと共に狩りをし
その肉を売ったりしていた
「...お前ほんとに学び舎に行かなくて...」
とある日学び舎を奨めた
が、ルゥリャは
「いいの!私、ここの図書室で
しっかり学んだから!!!」
と言って、色々と喧嘩した
結果はルゥリャの圧勝
私は見事に言いくるめられた
ずっとお父さんと一緒がいい...
そんなことを言われたら...
しかし飲み込みは早く
色んな本を買い与えた
そして
色んな知識を覚え博識となっていた
いつ外に出ても恥ずかしくないぐらいに
「...凄いもんだな...」
私は感心してると
「だってお父さんと一緒にいたいもん!
私頑張るから!!!!」
とにっこり笑っていた
---------------------------
18の時
---------------------------
成人した彼女は
「お父さん...ううん、ロッツァースさん...
私の初恋の人...私と結婚をして下さい!」
何を言ってるのか分からなかった
飲んでいたコーヒーカップを落とした
「.........す、すまない...1人にさせてくれ...」
一瞬見た彼女の顔は悲しげな顔をしていた
部屋にとじこもり私は考え込む...
私が...彼女を...?
頭が痛い.....................
それから数日たった...
何故かここに人が多く来た
「...ロッツァース様...
ここにおられたのですね」
一人の男性がそういう
「...なぜ私の名前を...?」
男性の後ろには手練の戦士が2人...
「.........ルゥリャ...後ろに下がりなさい」
ルゥリャは心配そうにしながら
後ろに下がった
「...大丈夫ですよ、何も手は出しません
交渉をしに来たんですから...」
交渉...?
「...取り敢えず名を名乗ってくれぬと
分からぬのでな...想像はついてるが...」
と言うと彼は笑いながら
「失礼...僕はこういうものです...」
フードを脱いだ男は
現国王の息子で第2王子の
「ナジアス」王子だった
「...ロッツァース様、我らに
力をおかし頂けないでしょうか...」
...後継者争いが近々来るとは言っていたが...
まさかな...
「断る...」
勿論断る、もう人間と争うことは飽きた
私はしかも不死の人間...
「やはり...」
彼はニッコリとした
そして2人の戦士が急に私に
詰め寄り
「な、何を...!?」
反撃しようと思ったが
グッと金縛りに合い
倒れ込んだ
「まぁ分かってましたよ...
ほら、そこの女も連れて行け」
薄れゆく意識の中
「ロッツァースさん!ロッツァースさん!
お父さん...!!!!お父さん...!!!」
という彼女の叫び声だけ聞こえた
目覚めるとそこは牢屋だった
まさか...あんな物が...と思いながら
体を起き上がらす
周りを見るが泣き声や怒鳴り声が
聞こえる、臭いは酷く汚い牢屋だった
「...」
ルゥリャは...ルゥリャは無事なのだろうか...
「...ロッツァース様、起きましたか?」
と、憎たらしい顔をした
ナジアスが出てくる
「...ルゥリャはどうした...」
「あぁ、彼女ですか、
しっかりと寝てますよ、安心してください
彼女は貴方との交渉アイテムですから」
ニコニコと彼は笑う
「.........分かった...仕方ない...」
牢を開けて貰い
鎧を着けた
「...」
それからは毎日が戦場
歯向かうもの達を次々に血祭りにあげ
昔の事を思い出す
戦場を仲間とかけめぐり
出会いと別れ、裏切りと...
色々あった...
私たちは勝利を得た
ナジアスは見事に王となり
ある女性を娶った...
それはルゥリャだった...
美しいドレスを着たルゥリャ...
何も言えなかった...何も出なかった...
ニコニコとナジアスは民に手を振るが
ルゥリャは何も...何も表情はなかった...
.........
「............」
いつしか私はルゥリャを助け出そうと
していた
多数が私を押さえ込む
ルゥリャの顔は涙ぐんでいた
意識が...ルゥリャが............
--------------------------
数年後
-------------------------
ぼやけた思考と視界の中
煩い人々の声が聞こえる
牢屋の鍵を開けるものがいた
「お前さんも逃げるんだ!!!
ここは崩れるぞ!!!!!!」
崩れる...?崩れる...!?
ルゥリャ...!!!!
牢屋をすぐに出た
走って走った...
外に出ると色々な人が逃げていた
逃げる人々をかき分けた
街は燃え人々が争っていた...
城にも火が...
「あ...ああ...ああああああああぁぁぁ!!!」
ふらふらと焼けきった街跡を
歩いていた、何日たったのかも
分からない...
目の前に紙切れが落ちた
紙切れには..................
暴君「ナジアス」悪女「ルゥリャ」
ギロチンによって処刑される!!!
「............」
...............これが...これが...
「あはははははははははははははははははは」
泣き叫び崩れ落ちた
これが...これがかぁ...!
今更死にたいと思った!!!
今更...!!!!今更...............
ルゥリャが埋められた墓地へと行く
ナジアスに洗脳を...という人達により
彼女は処刑はされたが墓地の端っこに
埋められたのだ
適当な墓標にルゥリャと書かれていた
そこの土を素手で掘る
周りのヤツがなんと言おうと...
「...ルゥリャ...」
彼女の亡骸がでてきた
「ごめんな...ルゥリャ.........
私が...私が...」
彼女の亡骸を抱えて
ふらふらと足をとる
周りには人が少なかった
私の方を見つめるが何も言わずに
素通りしていく
「さぁ...ルゥリャ...私と家に帰ろうな...
そして...二度と邪魔されないように...」
街を出て山をのぼる
城につき私はルゥリャの体を埋めた
「ルゥリャ...共に...ずっと一緒にいよう...」
私はルゥリャの傍で静かに無い眠りについた
-------------------------------
とある山の奥の廃城には
雪に埋もれた不死の男が質素な墓の前で
眠っていると言われている。
昔、不思議に思ったとある研究者は
その不死の男を連れ出した
どんなに起こそうとも不死の男は
微動だにせずその研究者は
墓の前に不死の男を戻した。
彼の顔は悲しげな顔であったが
笑顔でもあったと語っていた...
「世界はオカルト!!!!本から」
--------------------------
終わり
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