NTRゲーに転移したらライバル勇者としかフラグが立たない!

夏野うに

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1.勇者レグルス十九歳

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 物語の始まりは、いつだって期待と少しの不安がある筈だ。
 楽しみにしていた新刊の、最初のページをめくった時。
 話題のアニメの再生ボタンを押す瞬間。
 ゲームを起動し最初の選択肢を選ぶ時だって、これから始まる壮大なストーリーや、魅力的なキャラクターとの出会いにワクワクしながら、慎重に押したりするだろ?

「……ん?」

 現実は違っていた。
 なんというか、全てがぬるっと始まった。
 なにせ俺はアパートからほど近いバス停で列に並び、欠伸まじりにスマホを弄っていただけなのだ。
 違いと言えば二コマ目の講義に間に合うように、普段より遅めに部屋を出たくらい?
 格好だってTシャツにカーゴパンツ、洗濯のし過ぎでくたびれた黒のキャップと、女友達に『寝間着との違いが分からない』と溜息を吐かれる程度の気の抜きよう。
 バイトは休みだし、そもそも俺は見せる相手が居ようと居まいと普段からこんなもんで、服なんて最低限着てりゃいいだろ、みたいな。
 そんな油断しきった気持ちで顔を上げると、俺の前に並んでいた筈のスーツ姿のおじさんは、筋肉モリモリのマッチョマンに変わっていた。
 太い首、縮れた茶髪、袋に穴を開けて袖をぶった切ったような簡素な作りのシャツ。
 ごつい革のベルトを巻き、腰には剣を……
 はあ?

「え、ちょ」

 銃刀法違反!? と思わず後に下がった体が、何かに当たって跳ね返る。
 擬音で表すなら『ぽよん』とか『ぱふん』的な柔らかさに、一瞬で血の気が引く。
 慌てて振り返って頭を下げた。セクハラや痴漢で訴えられるのはマズい!

「すみませんごめんなさい! わざとじゃないんです許して下さ……」
「──?」
「わああああ!?」

 振り向けばそこには再び筋肉の壁! マッチョサンド!
 女性じゃなかったという安堵と、誰だお前!? 的衝撃で思わず叫んでしまった。
 幾ら俺が寝ぼけてたって、バスを待つ列にこんな奴ら絶対いなかった!
 シャツの合わせ目から溢れるように盛り上がった胸筋──はともかく、百七十五センチある俺より頭一つ分でかい男が鮮やかな青色の服を着ているのだから、絶対見逃す筈はない。派手過ぎる。仮に居たとして二度見必須。

「あ、あれ?」

 だが俺が何より驚いたのは、周囲の景色が一変していた事だった。
 朝もはよから気温は三十度越え、湿気マシマシの住宅街が涼しい風の吹く石造りの街並みになっていたら、そりゃ驚くし間抜けな声も出るわ。
 一体どういう事だと見回すが、目に入る全てに見覚えがない。
 異国情緒溢れる街並みに、行き交う人々の怪訝な眼差し。
 彼らの容姿も服装も日本人とはかけ離れていて、おそらくこの場では俺の方が浮いている。

「……な、んで」
「──、──」

 じわじわと嫌な汗が滲む。
 絶句する俺に、目の前の男が話しかけてくる。
 意味のわからない音の羅列。英語でも中国語でも、多分フランス語でもなさそうなそれが、頭の中でわんわんとこだまする。
 言葉が通じないパニック、応えられない事への焦り、徐々に険しくなっていく相手の表情──あれ? こいつ、どこかで見た事あるような。

「あーっ!」
「?」
「レグルス! 『隷属のガレリア』のレグルスだこれ!」





『隷属のガレリア』は半年ほど前に俺がコンプした十八禁ゲームである。
 性的表現を多々含む故に十八歳以上でなければプレイできない、いわゆるエロゲーというやつだ。
 某老舗メーカーから満を持してのリリース、秀逸なキャラデザにぬるぬる動く美麗ムービー、豪華声優陣による熱演でほんの一瞬ランキングを賑わせたものの、『なんか思ってたのと違う』『そういう事じゃねえんだよなあ』とユーザーの下半身にそっぽを向かれ、あっというまに圏外にはじき出されてしまった不遇の作品。
 ジャンルはシミュレーションRPG。
 ボリュームもそこそこあり、出来は悪くなかった。
 だがテーマ『NTR』という表記に少し疑問を覚えた俺はイイ勘してると思う。
 今現在NTR、寝取られ──自分のパートナーが他人と関係を持つ事で性的な興奮を得るというシチュエーション──は一大ジャンル、メジャー性癖となっており、俺自身常日頃からお世話になっているものの、当然ながら胸を張って『NTR大好きです!』と言えるものでもない。
 このメーカーこのデザイン、そしてこの規模の大作が、アングラな方向へ特化するものだろうかと首を傾げていたのだが……プレイしてすぐに分かった。

 これ『寝取られ』じゃなくて『寝取り』じゃね? と。

 いや、それも微妙に違う気がする。
 だって『かつて思いを通じ合わせた愛しい女がその辺の知らん男に抱かれて乱れる、またそれを見てなお興奮してしまう惨めな主人公』ではなく、『余所の男に抱かれた女が放っておかれ寂しがっている隙を突き、慰め寝取る主人公』という、なんとも微妙な立ち位置のシナリオだったのだ。そら股間も萎えるわ。
 俺とて攻略を進めながら『一体誰得なんだこれは』と百回思い返したが、それでも話自体が面白かったのと、ゲームとして楽しめたこと、また女の子がとても可愛く、何よりエロかったのでプレイする手が止まらなかった。
 とは言え複雑な気持ちはまた別な訳で。
 最後までプレイしきっての『なんだこれ』なのだ。
 多分目の付け所は悪くない。
 NTR表記の時点で手に取る層の性癖が若干歪んでいる事は確定しているし、他人の女を『俺が忘れさせてやるよ』と奪ってしまう背徳感、また女の子達が徐々に心を開いていく過程を味わい、最終的にはラブラブとかハーレムとか、各種ルートの絶妙なバランスも完成度が高い。
 だが俺が思うに──この作品の一番モヤモヤポイントは、『寝取った相手がイケメン』という点だと思われる。
 レグルス・アストラリス。
 称号、勇者。金髪碧眼長身全身筋肉超絶美形。
『この物語の、もう一人の主人公──?』なんて勿体ぶった説明文が添えられたレグルス君は、出るゲーム間違えてねえかと言いたくなるほど属性モリモリなのだった。
 主人公が出会う女の子達は全て例外なくこのレグルスにヤられていて、大体みんな惚れてるし、何なら気絶するまで抱き尽くした後も『レグルスさま……』とか寝言でほざいてくる。
 もちろん主人公とて勇者の力を得て実力を増していき、各地でヤリ捨てされたヒロインズを拾って遂には敵国とその背後に潜む闇の魔女(こいつもクソエロい)を股間の力で倒すに至るのだが、なんだかんだもう全部レグルスのお手つき。徹底してやがる。
 別にレグルスも最初からヤリチンなのではなく、ちゃんと理由があるのだが、それにしても無節操過ぎる。
 エロイベント堪能中もあの無駄に綺麗な顔が頭にちらついて集中できず、結果『抜けない』。
 いや抜いたけど。そういうのもアリか? って一時期あらぬ境地に到達しそうだったけれども。
 ただ本当に顔だけは良かったから、発売から時間が経ってから謎にバズり、女オタクの間で『このキャラ何に出てる人!?』と人気が爆発していた。
 レグルス回想シーンなんて男の俺には嫌がらせか拷問としか思えなかったが、女性にはすこぶる好評のようで──次回作が女性向けになるんじゃないかという噂まであったから、キャラデザってすげえなと思う。




 で。

「だから違うんですっ! 俺は怪しい者じゃないですぅぅ!」

 何故俺がレグルスの──『隷属のガレリア』の世界に居るのかという特大の疑問はさておき、ピンチである。
 言葉の通じない相手に対しいきなり名前だけ呼ばわったものだから、一気に扱いが不審者へとランクアップ。いやダウンか?
 今現在険しい顔で俺を何処かへ連行中のレグルス君は、亡国の元騎士という設定。
 国や家族をなくした結果手段を選ばぬヤリチン勇者に進化した経緯があり、見た感じまだお勤め中のご様子。
 つまり本編開始前ってこと?

「気がついたらここに居てぇ……何も悪い事とかしてないしぃ……」

 いやホント何もしてないのよ実際。ただバス待ってただけなんよ。
 俺は無害なオタクと評判の大人しい人間で、叶うなら今すぐ元の世界に帰りたい。
 第二の勇者になってレグルスお手つきの女の子とえっちするなんて絶対に嫌だー!
 大体俺童貞なんですけど。
 念願叶って思いの通じた可愛い彼女としかしたくねえよ、そんな相手も予定もねえけど。
 それにこの国もうすぐなくなっちゃうし……

「はっ!?」

 そうだ、肝心な事を忘れていた。
 レグルスの故郷が隣国襲撃されるのは、奴が十九歳の年。
 その日は非番で、王都にいた筈……ってまさか今日じゃないよな?

「あっ、おい、あの、あれ!」
「──?」

 王都襲撃は『朔の夜』、つまり新月の夜に行われる。
 オープニングムービーで一瞬映った塔が……あった! 南の塔!
 敵は魔女の使い魔と人間の兵士の混合編成で、最初は門、次に上空から魔法をぶち込んでくる。
 吹き飛ばされたレグルスが偶然崩れた塔の跡地から『流星槍』なる神武器を手に入れ、一人立ち向かっていく。
 ちなみに流星槍はめちゃくちゃ強い武器で、レグルスが槍を振るうと敵軍皆殺し一丁上がり! なのだがその頃には王都も壊滅しており、仕える主も家族も死んでいて瓦礫の中で一人崩れ落ちるという悲劇。救いはないんですか?

「──いや、ある! まだ間に合う!」

 首根っこを掴まれていた俺は、必死で身をくねらせTシャツからすぽんと頭ごと抜け出した後、ぽかんとしているレグルスの手を取り引っ張った。

「いいからついてきてくれ! 悪いようにはしないから!」
「……!」
「レグルス頼むお前の為なんだよぉぉ」

 俺に縋られたレグルスはものすごく困った顔をしていたが、身振り手振りで必死に訴えるとどうにか、渋々、足を動かしてはくれた。

「急げ!」

 今日が何日か、これが現実なのかもわからない。
 でもこれが夢であっても、あの悲劇がまだ起きていないなら、出来る事はある筈だ。

「塔! あれ、どっち?」

 道が入り組んでいて面倒くさい。
 まっすぐ進んでいるつもりでもいつの間にか遠回りになっている。
 その度に塔を指差し、あれあれ! と主張すると、レグルスが頷き、先に立って走り出す。

「ぐわああ速ぇよ勇者様!」

 半分引き摺られながら、体力のないオタクなりに全力で走った。
 流星槍があれば、敵が襲ってくる前にレグルスが武器を手に入れれば──なんとかなるかもしれない!



「はあっ、はあっ」

 南の塔に着くと、俺はかつてのレグルスなみに膝から崩れ落ちた。
 いやまあアレはまだ起きていないんだけどな。この後のレグルス? ややこしいわ。

「ゼイ、ゼイ」

 息を飲み込み飲み込み、ぼろっちい木戸をコンコン叩く。応答なし。

「なんですと」

 ここまで来て留守かよ! それどころじゃねえのによう!
 焦る気持ちでドンドン扉をぶっ叩いていると、怪訝な顔をしたレグルスに止められる。
 この中に目当ての物があるんだと言っても通じない。

「槍! やり! レグルスの! お前の、槍が、ここにあるんだよ!」
「……?」
「クソッ!」

 こんな所で止まってる場合じゃない。
 いつ敵が攻めてくるかわからないんだ。この王都が、その辺歩いてる兄ちゃん姉ちゃんに物売ってたおばちゃんも、全部死んじまうって事なんだぞ。

「……い、てえっ……」

 堅い木戸を叩く手が破け、血が滲む。
 痛みを堪えて戸を破れそうな何かを探すが見つからない。鉄パイプとかバールのようなものとか、万能丸太とか無いのかよ!

「頼む、開けてくれ! 開けろって言ってんだろ!」

 がるがると唸りながら扉叩きに戻ると、レグルスに肩を掴まれる。
 振り返って睨み付けると、追い払うような身振りをされる。

「お前状況分かって──だああああ!?」

 レグルスが身を屈め、突進した直後、とんでもない音を立てて扉が弾け飛んだ。
 丈夫で分厚い木の扉がだぞ、発泡スチロールみたいに軽々と、バリーン! だ。
 怖ぇ。

「あっ……ども」

 アザーッス、的挨拶と、心持ち愛想笑い、のちぺこぺこ。
 槍なくてもチート? こいつ勇者か?
 勇者なんだよなあと納得しつつ、きょとんとしているレグルスの横を擦り抜け、素早く塔の中に入る。

「うおっ、それっぽい」

 埃だらけの割れた床に、それらしく書かれた陣と記号。
 ぐるぐる回る線の先は一部土が見えていて、古ぼけた木箱が露出している。
 話が早ーい。多分これ。
 手をかけるとボロッと崩れる程に古い木の、破片を拾ってガリガリ掘る。

「よしっ! レグルス、あったぞ!」

 一部土と同化しかけているが、間違いなく『流星槍』だ。
 爪に土が入るのも構わず、犬みたいに夢中で手を動かした俺は、ようやく〝それ〟に触れた。

「おんっっっっも」

 いやね、ワンチャン俺が使ったろかなと思いましたよね。
 勇者の槍ぶん回して王国に恩売りつつ美女美少女ハーレム目指しちゃおうか? なんてね。所詮夢だよね。

「クソ重い。無理」

 ほら出番だとばかり位置を入れ替え、レグルスの背中を押す。
 困ったような顔をしているが、それはお前の物なんだ。
 バシバシ使って敵倒して、今度こそ王都と家族を救うんだよ、レグルス。

「それはお前にしか出来ない事だ」

 分からないなりに通じるものがあったのだろう。
 真剣な顔をしたレグルスが、槍を手にする。

「──ッ!?」

 赤茶けた表面の錆が消えていく。
 文字通り星をちりばめたような漆黒の刃。
『流星槍』がレグルスの手の中で本当の姿を取り戻したのだ。
 幻想的な光景に、一瞬目を奪われたものの──しかし感激する暇は無かった。
 外が騒がしくなり、遠くで、ドン、ドドン、と太鼓の音が聞こえる。
 走りだそうとしたレグルスを止め、俺は頭上を指さした。
 塔はまだ崩れていないし、この『流星槍』には強力なスキルが付与されている。

「行くぞ、レグルス!」
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