19 / 20
第1章「最強勇者観察日記1冊目」
観察日記11「ドリョクハダイジというけれど」
しおりを挟む
時刻は夕方四時を過ぎ、太陽が綺麗な夕日を世界に見せつける時間。
私、クルミはひたすら奮闘していた。
「だからね!?違うの!前はもっとこう、アホっぽいっていうか、紳士っていうか、天然っていうか!」
「クルミ言ってることがあべこべだぞ?」
「違うのわかりなさいよ!」
「何を分かれって」
こっちが必死に説明してるのに全く理解しないアカメにいらいらしながら詰め寄ると、アカメは困ったように苦笑して返す。
それが更に腑に落ちない。
「あーもうっ!この感覚気持ち悪いー!」
その爽やかな青年風の態度をまげないアカメに、頭を振り乱して声を上げる。
「女の子がそんなことしちゃダメだろ?」
そんな私に優しくたしなめる声が。
それはまるでギャルゲーやアニメに出てくるイケメン男子そのもので。
「ちょっと黙ってて!」
そんなアカメにクルミはピシャリと言って頭を巡らせる。
何故こんなことになっているか。
それを語るには数刻前に遡る。
風邪をひいた上に衝撃の事実と失敗をやらかしてから数日。
クルミはめでたく風邪をなおした。
しかし、謎の爽やかお兄さん化したアカメは治るどころか現代に馴染み始めてしまい、クルミは何故か焦りを覚えて以前のアカメを取り戻そうとやっきになっていた。
のだが、何をどうやっても成功する気配がない。
目の前で訝しげにこちらを見る彼の態度に、少しずつにくたらしさを覚えてきてしまい、クルミはたまらず地団駄を踏んだ。
「だぁーかぁーらぁ!もうなんでわからないのよっ!」
「だからクルミ、女の子がそんなことしちゃひ
「違うそこはもっとファンタジー騎士風に!」
「ファンタジー騎士?んーと、淑女がそのような行動に出てははしたないですぞ?」
「いやなんかちがうそうじゃないんだよなぁ」
「クルミ、さっきから俺に何をさせた」
「違う!俺ではなく『私』よ!わ、た、し!」
「だから一旦落ち着けって」
くるみのまくし立てにとうとう困ったような顔でなだめにかかるアカメにくるみはついに頭を抱えた。
なんだ!?なんで!?キャラ変わりすぎでしょう!?パソコンのことしかり、この人いったいほんとなんなの!?それともこれが素なの!?こっちが本当なのねぇ本当なの!?ならなんでここ数週間あんなキャラしてたの!ってかなんであたしこんな狼狽えてんの!?それがいちばんわかんねぇええええ!
脳内爆発寸前でショート。
机にぱたりと突っ伏した。
例えばの話だ。これを医学的科学的な面で見たとする。パソコンの電気で彼の頭に影響が出たとしたらどうだろう。だけど感電した様子もなければパソコンに不調は見られなかった。あの量のウィンドウが開いていたことはまぁ置いておくとして、漏電とかしてればすぐに分かるし、何より外傷もなく脳内に直接ダメージを与えられるような、そんな魔法みたいなものはない。
それこそ魔法で直接脳内に流し込まなければだ。
次に殴打して記憶が混乱してしまっているケース。
これは、、
「アカメ」
「ん?なに?」
「頭見せて?」
「あたま?」
「そう。はやく」
「まぁいいけど」
クルミの要求に首をかしげながらアカメは頭を下げてくれる。
それならどこかにたんこぶがあるはず!
そう息巻いて頭をすみずみまで触るが。
「、、、あれ、何も無い」
「なにを探してたんだ?」
たんこぶどころか、外傷一つ見当たらない。
とても綺麗な頭部の形が手の感触で伝わってくる。
綺麗すぎるくらいだ。
「え、じゃあまさか」
「クルミ?」
「ねぇ、アカメちょっと来て」
そう言ってクルミは、強引にアカメの手を引いてパソコンがある部屋にやってきた。
「アカメ。これで調べ物をしてみて」
「調べ物?」
「うん。なんでもいいけど、そうだなぁ。常識って言葉についてちょっと調べてみて。私がストップっていうまで」
「分かった」
クルミの言葉にアカメはそう頷くと、ゆっくりと近ずいてパソコンの前に立つ。
椅子に座るのかと思いきや、そっと手をかざしてアカメはじっとパソコンを睨み始めた。
「アカ、、?」
そうして時間はすぎて、何をしてるのかとクルミが訝しんで声をかけようとした時。
突然アカメの体がほんのりと赤らみ初め、それは光となって彼にまとわりつくように放ち出した。
「、、、は?」
素っ頓狂な声が漏れるのも仕方ない。と思いたい。
だって目の前にいる男が赤く光り始めたのだから。
何事かとわからなくなっても仕方ないことだと思いたい。
そんな混乱にクルミが支配されかけ、呆然としている間、アカメをおおっていた光はパソコンに向けられた手に集まっていく。
それはまるで蛇のようにうねり、手の先で丸くなると、ふわっと落ちる雫のようにパソコンに向かって『落ちて』行った。途端。
「ん?うわ!?」
パソコンの画面を見ると、いつのまにか既に電源入れられており、その画面にはみたこともない速さで画面に表示されていくウィンドウの羅列を見た。
「はっや!?」
ついそんなことを言ってしまうほど、1秒で何十というウィンドウが開かれ続けていく。
なんじゃこりゃと驚愕してバッとアカメを見ると、彼の瞳がいつかみた四色の色で発行しており、視線はパソコンの画面に注がれたままで動かない。
パソコンにては触れてないし、今起こったことを整理してしまうと。
「ア、アカメ魔法を使ってやってたのね、、、」
謎の得心が不意に襲ってきて、クルミは脱力した。
いや、まぁ、予想はしていた。していたんだが、信じたくなかったし、そうホイホイと魔法だなどと思うような痛い奴にだけはなりたくない。なかったよ。
あれ私普通の子だったよね?
頭の中を回る疑問にふとそんな疑問を覚え始めたところで頭を振り、考えることをやめる。
なんというか、これ以上考えたら色々なものを捨てそう。
「それは勘弁してほしいな。っと。止めないと」
アカメを放っとくとこのままやり続けそうだなというところに思い至り、クルミが顔を上げると、先ほど見た光景は消えていた。
「終わったぞ」
かわりにアカメのそんな声が。
「終わったって?」
アカメはもうなにがあっても驚かない自信すらつき始めてる自分に気付きながら、疲れたように聞き返した。
もうどうにでもなれ。
「調べ終わったと言った。それでいい忘れていたことがあったんだが」
「なに?」
「実はこの魔法で得た知識には制限時間がつく。それが今切れた。故に今日はもう調べることはできない」
「制限時間?」
「ああ。この魔法を使ってから役数時間の間だけ、魔法の使用とその知識の酷使が可能となる。しかしその数時間が過ぎれば知識は消滅し、その後二十四時間は魔法を使えなくなる」
「数時間だけ?そのあとは使えないって、今使ったのは?」
「今使ったのは同じ魔法だが。時間がカウントされるのは一番最初に使った一つだけだ」
「というと?一番最初に使ったその魔法から数えて、数時間の間だけは同じ魔法も使い放題だし、その魔法で得た知識も覚えてられるけど、それが過ぎると全部忘れる上に1日立たないと同じ魔法は使えなくなる、の?」
「まぁ噛み砕いていうならそうなるな」
「で、今その数時間が、来た?」
「そうなるな。先ほどまであった知識はもうないぞ?」
「な」
クルミは一連の話を聞いて、まず最初に自分のここ数十分の行動を思い出した。
なんとかアカメを元に戻せないか苦悩し、原因を突き止めてこれからさてどうしたものかと悩むところを。
時間切れで元どおり?
私の醜態、、、
「な、、なんじゃそりゃあああ!!」
「うお!?くるみ!?」
「私が!どれだけ!どれだけねぇ!」
「クルミ落ち着け。落ち着くんだ!いきなりどうしたんだ!私はほら、元どおりだぞ!」
「それがムカつくんじゃい!」
数十分の間調子が狂って仕方がないと、必死になった私よ!
無駄というか!すごい恥ずかしいじゃん!?
「クルミ!?すまなかったが、あまり暴れると病が!」
「うっさいわ!あーもういい!わたしはねる!ねるんだから!」
そうしてバタンっと大きな音を立てて扉を閉め、クルミは部屋を出た。
っていうか。
なんで子になにムカついてるわけ。私。
一人取り残されたアカメは、クルミの豹変に呆然としながらその場に立ち尽くすのだった。
続く?
______________
あとがきっぽいもの。
ここまで読んでくださりありがとうございます!
嬉しすぎて涙が、、うう。
今回はまとまりが悪くなってしまったかもしれません。
クルミとアカネのわちゃわちゃも描き切れず。。。
もっと精進しますので、まったりと読んでくれると幸いです。
ありがとうでした!
私、クルミはひたすら奮闘していた。
「だからね!?違うの!前はもっとこう、アホっぽいっていうか、紳士っていうか、天然っていうか!」
「クルミ言ってることがあべこべだぞ?」
「違うのわかりなさいよ!」
「何を分かれって」
こっちが必死に説明してるのに全く理解しないアカメにいらいらしながら詰め寄ると、アカメは困ったように苦笑して返す。
それが更に腑に落ちない。
「あーもうっ!この感覚気持ち悪いー!」
その爽やかな青年風の態度をまげないアカメに、頭を振り乱して声を上げる。
「女の子がそんなことしちゃダメだろ?」
そんな私に優しくたしなめる声が。
それはまるでギャルゲーやアニメに出てくるイケメン男子そのもので。
「ちょっと黙ってて!」
そんなアカメにクルミはピシャリと言って頭を巡らせる。
何故こんなことになっているか。
それを語るには数刻前に遡る。
風邪をひいた上に衝撃の事実と失敗をやらかしてから数日。
クルミはめでたく風邪をなおした。
しかし、謎の爽やかお兄さん化したアカメは治るどころか現代に馴染み始めてしまい、クルミは何故か焦りを覚えて以前のアカメを取り戻そうとやっきになっていた。
のだが、何をどうやっても成功する気配がない。
目の前で訝しげにこちらを見る彼の態度に、少しずつにくたらしさを覚えてきてしまい、クルミはたまらず地団駄を踏んだ。
「だぁーかぁーらぁ!もうなんでわからないのよっ!」
「だからクルミ、女の子がそんなことしちゃひ
「違うそこはもっとファンタジー騎士風に!」
「ファンタジー騎士?んーと、淑女がそのような行動に出てははしたないですぞ?」
「いやなんかちがうそうじゃないんだよなぁ」
「クルミ、さっきから俺に何をさせた」
「違う!俺ではなく『私』よ!わ、た、し!」
「だから一旦落ち着けって」
くるみのまくし立てにとうとう困ったような顔でなだめにかかるアカメにくるみはついに頭を抱えた。
なんだ!?なんで!?キャラ変わりすぎでしょう!?パソコンのことしかり、この人いったいほんとなんなの!?それともこれが素なの!?こっちが本当なのねぇ本当なの!?ならなんでここ数週間あんなキャラしてたの!ってかなんであたしこんな狼狽えてんの!?それがいちばんわかんねぇええええ!
脳内爆発寸前でショート。
机にぱたりと突っ伏した。
例えばの話だ。これを医学的科学的な面で見たとする。パソコンの電気で彼の頭に影響が出たとしたらどうだろう。だけど感電した様子もなければパソコンに不調は見られなかった。あの量のウィンドウが開いていたことはまぁ置いておくとして、漏電とかしてればすぐに分かるし、何より外傷もなく脳内に直接ダメージを与えられるような、そんな魔法みたいなものはない。
それこそ魔法で直接脳内に流し込まなければだ。
次に殴打して記憶が混乱してしまっているケース。
これは、、
「アカメ」
「ん?なに?」
「頭見せて?」
「あたま?」
「そう。はやく」
「まぁいいけど」
クルミの要求に首をかしげながらアカメは頭を下げてくれる。
それならどこかにたんこぶがあるはず!
そう息巻いて頭をすみずみまで触るが。
「、、、あれ、何も無い」
「なにを探してたんだ?」
たんこぶどころか、外傷一つ見当たらない。
とても綺麗な頭部の形が手の感触で伝わってくる。
綺麗すぎるくらいだ。
「え、じゃあまさか」
「クルミ?」
「ねぇ、アカメちょっと来て」
そう言ってクルミは、強引にアカメの手を引いてパソコンがある部屋にやってきた。
「アカメ。これで調べ物をしてみて」
「調べ物?」
「うん。なんでもいいけど、そうだなぁ。常識って言葉についてちょっと調べてみて。私がストップっていうまで」
「分かった」
クルミの言葉にアカメはそう頷くと、ゆっくりと近ずいてパソコンの前に立つ。
椅子に座るのかと思いきや、そっと手をかざしてアカメはじっとパソコンを睨み始めた。
「アカ、、?」
そうして時間はすぎて、何をしてるのかとクルミが訝しんで声をかけようとした時。
突然アカメの体がほんのりと赤らみ初め、それは光となって彼にまとわりつくように放ち出した。
「、、、は?」
素っ頓狂な声が漏れるのも仕方ない。と思いたい。
だって目の前にいる男が赤く光り始めたのだから。
何事かとわからなくなっても仕方ないことだと思いたい。
そんな混乱にクルミが支配されかけ、呆然としている間、アカメをおおっていた光はパソコンに向けられた手に集まっていく。
それはまるで蛇のようにうねり、手の先で丸くなると、ふわっと落ちる雫のようにパソコンに向かって『落ちて』行った。途端。
「ん?うわ!?」
パソコンの画面を見ると、いつのまにか既に電源入れられており、その画面にはみたこともない速さで画面に表示されていくウィンドウの羅列を見た。
「はっや!?」
ついそんなことを言ってしまうほど、1秒で何十というウィンドウが開かれ続けていく。
なんじゃこりゃと驚愕してバッとアカメを見ると、彼の瞳がいつかみた四色の色で発行しており、視線はパソコンの画面に注がれたままで動かない。
パソコンにては触れてないし、今起こったことを整理してしまうと。
「ア、アカメ魔法を使ってやってたのね、、、」
謎の得心が不意に襲ってきて、クルミは脱力した。
いや、まぁ、予想はしていた。していたんだが、信じたくなかったし、そうホイホイと魔法だなどと思うような痛い奴にだけはなりたくない。なかったよ。
あれ私普通の子だったよね?
頭の中を回る疑問にふとそんな疑問を覚え始めたところで頭を振り、考えることをやめる。
なんというか、これ以上考えたら色々なものを捨てそう。
「それは勘弁してほしいな。っと。止めないと」
アカメを放っとくとこのままやり続けそうだなというところに思い至り、クルミが顔を上げると、先ほど見た光景は消えていた。
「終わったぞ」
かわりにアカメのそんな声が。
「終わったって?」
アカメはもうなにがあっても驚かない自信すらつき始めてる自分に気付きながら、疲れたように聞き返した。
もうどうにでもなれ。
「調べ終わったと言った。それでいい忘れていたことがあったんだが」
「なに?」
「実はこの魔法で得た知識には制限時間がつく。それが今切れた。故に今日はもう調べることはできない」
「制限時間?」
「ああ。この魔法を使ってから役数時間の間だけ、魔法の使用とその知識の酷使が可能となる。しかしその数時間が過ぎれば知識は消滅し、その後二十四時間は魔法を使えなくなる」
「数時間だけ?そのあとは使えないって、今使ったのは?」
「今使ったのは同じ魔法だが。時間がカウントされるのは一番最初に使った一つだけだ」
「というと?一番最初に使ったその魔法から数えて、数時間の間だけは同じ魔法も使い放題だし、その魔法で得た知識も覚えてられるけど、それが過ぎると全部忘れる上に1日立たないと同じ魔法は使えなくなる、の?」
「まぁ噛み砕いていうならそうなるな」
「で、今その数時間が、来た?」
「そうなるな。先ほどまであった知識はもうないぞ?」
「な」
クルミは一連の話を聞いて、まず最初に自分のここ数十分の行動を思い出した。
なんとかアカメを元に戻せないか苦悩し、原因を突き止めてこれからさてどうしたものかと悩むところを。
時間切れで元どおり?
私の醜態、、、
「な、、なんじゃそりゃあああ!!」
「うお!?くるみ!?」
「私が!どれだけ!どれだけねぇ!」
「クルミ落ち着け。落ち着くんだ!いきなりどうしたんだ!私はほら、元どおりだぞ!」
「それがムカつくんじゃい!」
数十分の間調子が狂って仕方がないと、必死になった私よ!
無駄というか!すごい恥ずかしいじゃん!?
「クルミ!?すまなかったが、あまり暴れると病が!」
「うっさいわ!あーもういい!わたしはねる!ねるんだから!」
そうしてバタンっと大きな音を立てて扉を閉め、クルミは部屋を出た。
っていうか。
なんで子になにムカついてるわけ。私。
一人取り残されたアカメは、クルミの豹変に呆然としながらその場に立ち尽くすのだった。
続く?
______________
あとがきっぽいもの。
ここまで読んでくださりありがとうございます!
嬉しすぎて涙が、、うう。
今回はまとまりが悪くなってしまったかもしれません。
クルミとアカネのわちゃわちゃも描き切れず。。。
もっと精進しますので、まったりと読んでくれると幸いです。
ありがとうでした!
0
あなたにおすすめの小説
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
ゲームの悪役パパに転生したけど、勇者になる息子が親離れしないので完全に詰んでる
街風
ファンタジー
「お前を追放する!」
ゲームの悪役貴族に転生したルドルフは、シナリオ通りに息子のハイネ(後に世界を救う勇者)を追放した。
しかし、前世では子煩悩な父親だったルドルフのこれまでの人生は、ゲームのシナリオに大きく影響を与えていた。旅にでるはずだった勇者は旅に出ず、悪人になる人は善人になっていた。勇者でもないただの中年ルドルフは魔人から世界を救えるのか。
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
人質5歳の生存戦略! ―悪役王子はなんとか死ぬ気で生き延びたい!冤罪処刑はほんとムリぃ!―
ほしみ
ファンタジー
「え! ぼく、死ぬの!?」
前世、15歳で人生を終えたぼく。
目が覚めたら異世界の、5歳の王子様!
けど、人質として大国に送られた危ない身分。
そして、夢で思い出してしまった最悪な事実。
「ぼく、このお話知ってる!!」
生まれ変わった先は、小説の中の悪役王子様!?
このままだと、10年後に無実の罪であっさり処刑されちゃう!!
「むりむりむりむり、ぜったいにムリ!!」
生き延びるには、なんとか好感度を稼ぐしかない。
とにかく周りに気を使いまくって!
王子様たちは全力尊重!
侍女さんたちには迷惑かけない!
ひたすら頑張れ、ぼく!
――猶予は後10年。
原作のお話は知ってる――でも、5歳の頭と体じゃうまくいかない!
お菓子に惑わされて、勘違いで空回りして、毎回ドタバタのアタフタのアワアワ。
それでも、ぼくは諦めない。
だって、絶対の絶対に死にたくないからっ!
原作とはちょっと違う王子様たち、なんかびっくりな王様。
健気に奮闘する(ポンコツ)王子と、見守る人たち。
どうにか生き延びたい5才の、ほのぼのコミカル可愛いふわふわ物語。
(全年齢/ほのぼの/男性キャラ中心/嫌なキャラなし/1エピソード完結型/ほぼ毎日更新中)
真祖竜に転生したけど、怠け者の世界最強種とか性に合わないんで、人間のふりして旅に出ます
難波一
ファンタジー
"『第18回ファンタジー小説大賞【奨励賞】受賞!』"
ブラック企業勤めのサラリーマン、橘隆也(たちばな・りゅうや)、28歳。
社畜生活に疲れ果て、ある日ついに階段から足を滑らせてあっさりゲームオーバー……
……と思いきや、目覚めたらなんと、伝説の存在・“真祖竜”として異世界に転生していた!?
ところがその竜社会、価値観がヤバすぎた。
「努力は未熟の証、夢は竜の尊厳を損なう」
「強者たるもの怠惰であれ」がスローガンの“七大怠惰戒律”を掲げる、まさかのぐうたら最強種族!
「何それ意味わかんない。強く生まれたからこそ、努力してもっと強くなるのが楽しいんじゃん。」
かくして、生まれながらにして世界最強クラスのポテンシャルを持つ幼竜・アルドラクスは、
竜社会の常識をぶっちぎりで踏み倒し、独学で魔法と技術を学び、人間の姿へと変身。
「世界を見たい。自分の力がどこまで通じるか、試してみたい——」
人間のふりをして旅に出た彼は、貴族の令嬢や竜の少女、巨大な犬といった仲間たちと出会い、
やがて“魔王”と呼ばれる世界級の脅威や、世界の秘密に巻き込まれていくことになる。
——これは、“怠惰が美徳”な最強種族に生まれてしまった元社畜が、
「自分らしく、全力で生きる」ことを選んだ物語。
世界を知り、仲間と出会い、規格外の強さで冒険と成長を繰り広げる、
最強幼竜の“成り上がり×異端×ほのぼの冒険ファンタジー”開幕!
※小説家になろう様にも掲載しています。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
滅せよ! ジリ貧クエスト~悪鬼羅刹と恐れられた僧兵のおれが、ハラペコ女神の料理番(金髪幼女)に!?~
スサノワ
ファンタジー
「ここわぁ、地獄かぁ――!?」
悪鬼羅刹と恐れられた僧兵のおれが、気がつきゃ金糸のような髪の小娘に!?
「えっ、ファンタジーかと思ったぁ? 残っ念っ、ハイ坊主ハラペコSFファンタジーでしたぁ――ウケケケッケッ♪」
やかましぃやぁ。
※小説家になろうさんにも投稿しています。投稿時は初稿そのまま。順次整えます。よろしくお願いします。
没落ルートの悪役貴族に転生した俺が【鑑定】と【人心掌握】のWスキルで順風満帆な勝ち組ハーレムルートを歩むまで
六志麻あさ
ファンタジー
才能Sランクの逸材たちよ、俺のもとに集え――。
乙女ゲーム『花乙女の誓約』の悪役令息ディオンに転生した俺。
ゲーム内では必ず没落する運命のディオンだが、俺はゲーム知識に加え二つのスキル【鑑定】と【人心掌握】を駆使して領地改革に乗り出す。
有能な人材を発掘・登用し、ヒロインたちとの絆を深めてハーレムを築きつつ領主としても有能ムーブを連発して、領地をみるみる発展させていく。
前世ではロクな思い出がない俺だけど、これからは全てが報われる勝ち組人生が待っている――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる